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“New Fighting Power!” Japan’s Growing Capabilities and East Asian Security 評者: 細谷雄一(慶應義塾大学法学部准教授) 論文の概要
2.変化のためのモデルの模索(Finding a Model for Change) 3.自衛隊の四つ目の柱としての海上保安庁?(JCG as Fourth Branch of SDF?) 4.軍事力としての海上保安庁(The JCG as a Military) 5.海上保安庁の地域安全保障での役割(The JCG’s Regional Security Role)
サミュエルズ教授は、「海上自衛隊の4分の1にあたる1万3千人の人員」と、「16億ドルの予算」に示されるように、海上保安庁が「事実上、自衛隊の第四の柱となりつつある」と指摘する。そしてこの海上自衛隊は、自衛隊とは異なって警察活動が主眼となっていることからも、周辺国から警戒されることもなく、また連立政権の公明党から防衛費拡大への批判を受けることもなく、着実にその勢力を拡大しつつある。 そもそも「安全保障」とは、本来は防衛よりも広い概念である。ところが日本では、安全保障政策を狭く防衛省や自衛隊の活動として位置づけられることが多く、海上保安庁の治安確保活動をそこに含めて、日本の領土と領海、領空の安全を論じる研究は少ない。その意味で、サミュエルズ教授の研究は価値あるものといえる。 海上自衛隊は、サミュエルズ教授の論じるように、2005年10月には、パキスタン震災後の多国間の枠組みでの災害復旧活動に参加している。この活動には、NATOの「NRF(NATO Response Force)」もまた参加していた。現在では、軍事的活動と非軍事的な活動との境界線が薄れてきて、アフガニスタンでのPRTは軍事部門と民生部門を統合した新しい方式の平和構築の活動である。NATOが、軍事機構としてシビリアンな活動にも領域を広げつつある中、日本の海上自衛隊はシビリアンな活動から次第に安全保障活動の領域へと広げつつある点を、この論文では指摘しているのだろう。 なお、本論文のタイトルの「新たな戦力!」という言葉は、誤解を招く可能性がある。文中で、次のように書かれている。「日本の海上保安庁は、その広報課が表現しているように、憲法が禁じている能力を明示的に保有しようとしている。すなわち、『新たな戦力!』である。」これは、『海上保安レポート2006』(国立印刷局、2006年)の中の、冒頭の「TOPICS海上保安の一年」の「8.新たな戦力!新型の2,000トン型巡視船就役」において用いられている表現である。これは、タイトルの通り、新型巡視船配備をもとに、海洋保安庁にとっての「新戦力」を表現した言葉であり、「憲法が禁じている」ような「戦力」保持を謳ったものとはいえない。論文全体に係わる重要な用語である故、より丁寧に扱ってもよかったと思う。 とはいえ、従来のわが国における日本の安全保障政策では見落としがちであった海上自衛隊に注目し、その活動を肯定的に評価しながら、東アジアでの日本の影響力拡大を論じる本論文の視角はとても興味深いものである。広い視座から日本の安全保障戦略を描くサミュエルズ教授の研究は、今後の日本における安全保障政策研究に、少なからぬ影響を与えることであろう。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
『新たな戦力!』 民主党の主流派が現在、元社民党(旧社会党)が多くを占めていて すると海上保安庁に矛先が向くということです。 ・・・って事ですよねぇ~・・・・・ 日本でも最近急に『降って湧いた』ように領土問題が連発で出ているのを 領土問題で自衛隊が出動する事を現在の政府が「了」とするでしょうか? 当然「否」ですよねぇ~・・・・・ ではドコに??? 当然、海上保安庁に矛先が向くワケです。 すると海上保安庁は補強しなければならなくなり、 なぜ昨夜、まだ一切、TV報道がなされていない状況下で 現在、反中運動している人たちは、それに伴って米国武器購入運動も 単純な行動は、簡単に利用されて終わりです。 ・・・って言っても、お花畑日本では現在の行動が限界なのかなぁ~・・・・・ でも、もし日本で武器の補強が必要ならば、自国で生産可能なのだから 今回の「裏ビデオ」YouTube流出問題でも、 もう完全にマスコミはネットには勝てません・・・って、 「YouTube」を観て・・・「YouTube」を観て・・・・・ TVに広告出しても無駄だよ!やはりネットに広告を出さなきゃ!
やはり現在の世界経済を立て直すには戦争という名の公共工事が必要なようです。 そしてまた救済の為に儲ける処があり・・・・・と、 今のままで行けば、確実に「ナイレポート」のシナリオ通りになっちゃうよ。 オバマ ナイ氏起用でタカリ作戦 1、東シナ海、日本海近辺には未開発の石油・天然ガスが眠っており、その総量は世界最大の産油国サウジアラビアを凌駕する分量である。米国は何としてもその東シナ海のエネルギー資源を入手しなければならない。 2、そのチャンスは台湾と中国が軍事衝突を起こした時である。 3、米軍は戦争が進行するに従い、徐々に戦争から手を引き、日本の自衛隊と中国軍との戦争が中心となるように誘導する。 4、日中戦争が激化したところで米国が和平交渉に介入し、東シナ海、日本海でのPKO(平和維持活動)を米軍が中心となって行う。 5、東シナ海と日本海での軍事的・政治的主導権を米国が入手する事で、この地域での資源開発に圧倒的に米国エネルギー産業が開発の優位権を入手する事が出来る。 6、この戦略の前提として、日本の自衛隊が自由に海外で「軍事活動」が出来るような状況を形成しておく事が必要である。
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