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2010 11,03 18:00 |
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証券軽減税制に暗雲、株式相場の足かせで証券株も低迷続く 全般株式相場の低迷が続く。関係者の多くは円高進展をその理由に挙げる。確かに円高が主力輸出株の上値を抑えていることもあり、全般相場は不透明さを増している。 この一方で証券株の下落が続いており、東証業種別株価指数では11月1日に214ポイントの年初来安値を付けた。最大手の野村ホールディングス <8604> に至っては一時、400円を割り込み、80年代の株価水準に戻ってしまった。 株式相場の地殻に変動が起きている。東京・大阪・名古屋の主要3取引所の株式売買代金は4-9月で、前年同期比約10%も減少。なかでも、個人投資家の売買代金は同35%の激減となった。 「いつまでたっても、もうからないから損切りした」「損するから株式は購入しない」といった、深刻な『株式離れ』が進んでいるように見える。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
こうした動きを加速させかねないのが、証券軽減税制の行方。証券の軽減税制は、上場株式の配当や譲渡益の税率を本則の20%から10%に引き下げていたもの。2010年度の税制大綱では、12年1月から、本則に戻すことになっていた。 政府税制調査会は10月21日、有識者の専門委員会(委員長・神野直彦東大名誉教授)を開き、証券軽減税制を廃止することで一致。同委員会では、「延長を繰り返しても、そのことによって、株式が活性化するとは証明されていない」と結論付けた。 これに対して、金融庁では2011年度の税制改正要望で3年程度の延長を求めている。この低迷した地合いで税率を20%に戻せば、個人投資家の株式離れが加速しかねないからだ。 民主党の税制改正プロジェクトチーム(PT、座長・中野寛成衆院議員)では、こうした考えを踏まえて、11月1日の総会で議論。軽減税制廃止には賛否両論、まとまらず。結局、先送りされ、党役員会に委ねることになり、軽減税制の行方はより不透明になってきた。 もともと日本人は保守的で、投資は好まないという指摘もある。日銀が公表している家計調査のなかで、10年3月末の金融資産は約1450兆円。そのうち、現預金は55%で、株式はわずか7%だ。さらに、日銀の情報サービス局が事務局になっている、金融広報中央委員会では10月22日に、「2010年 家計の金融行動に関する世論調査」を発表。金融資産の選択基準については「元本保証」、「取り扱い金融機関の高い信用度」など安全性重視が約5割。これに対して収益性重視が15.8%にとどまった。 「貯蓄から投資へ」という国策を錦の御旗にして、証券軽減税制は2003年に導入された。日経平均株価は、その年の4月に付けた7607円を大底に反転。07年7月には1万8261円の戻り高値を付けるに至っており、ここまでは軽減税制の追い風があった。ただ、その後は相場の下落が続いており、効果は薄れている。とはいえ、ここで証券軽減税制が廃止されれば、株式相場の落ち込みとセットで、個人投資家のさらなる手じまい売りを誘発。株式相場に参加する投資家にとどを刺しかねない。 また、証券軽減税制で従来から指摘されているのが、「富裕層の優遇策」という声。 日本証券業界などが3年に一度、「証券投資調査」を実施しているが、昨年5月30日から6月30日に調査したデータによると、証券(株式、投信、債券)の保有額は年収1000万円以上の投資家の平均848万円を別にすると、同200万円-300万円の投資家の平均保有額547万円が最も多い。つまり、低所得者層が懸命に証券投資している姿が浮き彫りにされる。決して、証券の軽減税制は富裕層だけの優遇とは言い切れない側面がある。 将来的には預貯金も含めた、すべての金融商品の損益を通算して課税する「金融所得の一体課税」になる。ただ、各金融機関のシステム対応が必要でコストもかかり、とても来年末までには間に合わない。先に軽減税制が廃止されれば、株式市場での個人投資家の存続も危うくする。 改めて、証券軽減税制の延長を要望するとともに、株式投資の魅力はキャピタルゲイン(売買益)だけではないということ。証券関係者は個人投資家に対して、現在の超低金利下で、配当などのインカムゲインの魅力を啓もうしていく努力をしてほしい。 ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… 何でもそうなのですが、 『人の行く裏道に道あり花の山』 ・・・って格言があって、 花見の時は人が大勢いくより所よりも、人があまり行かない裏山にこそ ・・・っていう意味で、どの世界にも通ずる ・・・って事は、大局的に観て現在からが1番付いて行くのには良い状況で、 まぁ~でも、投資家を1番効率良く集める効果は いやっ!必ずやって来ます♪ 皆さんご一緒に頑張って儲けましょうね♪ PR |
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