6/15 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△ジャパンフズ<2599>が高値更新、「サマーストック」
ジャパンフーズが買われて５月２９日以来およそ半月ぶりに年初来高値更新を更新している。昨日には関東甲信や東海地方までが梅雨入りしたが、この日の関東地方は早くも晴天になるなど「ラニーニャ現象」の影響もあってか、カラ梅雨の気配も漂う。同社はサントリーや伊藤園、アサヒ飲料といった大手飲料メーカーからの清涼飲料の受託製造を主力としており、早期の梅雨明けや暑い夏は収益増につながる「サマーストック」。ダイキン工業<6367>や富士通ゼネラル<6755>などエアコンを主力事業とする銘柄も高値更新に買われている。

△大和総研がアサックス<8772>を新規「２」評価
大和総研は１４日付でアサックスの投資判断を新規に「２」（強気）としている。目標株価は１００万円。リポートでは不動産担保ローンの成長性を評価し、中期的に年率２割程度の利益成長が可能と指摘している。

△スカイマーク<9204>は新値追い、収益改善の評価続く
スカイマークは大幅続伸して連日で年初来高値を更新している。１２日に発表した今０８年３月期の第１四半期（４－６月期）業績予想で経常損益が６９００万円の黒字となっていたことを好感した買いが継続。前日には値幅制限いっぱいの８０円ストップ高まで買い進まれていたが、この日も戻り待ちや利益確定の売り物を吸収して上値追いの展開となっている。第１四半期業績は前年同期の売上高６８億４８００万円、経常赤字３４億８２００万円という内容から、当期は売上高１１０億６００万円、経常黒字６９００万円に向上。昨年に実施した路線網の抜本的見直しや価格をはじめにした積極的な乗客獲得戦略が効果を上げ始めてきており、これを評価した個人投資家の買いが膨らんでいる。

△いすゞ<7202>が堅調、低公害ディーゼル車に関心
いすゞが堅調。１５日付の日本経済新聞でトヨタ<7203>が欧州市場向け低公害型ディーゼルエンジンの生産をいすゞに委託すると報じられた。低公害ディーゼル車についてはホンダ<7267>が２００９年をメドに国内販売する方針などとする報道も今週あり、マーケットの関心が高まっているようだ。この日は排ガス浄化装置（ＤＰＦ）を手掛けるイビデン<4062>や燃料噴射装置のボッシュ<6041>も堅調な動き。ＤＰＦの日本碍子<5333>は高値圏でやや一服。

△アンジェス<4563>が買い気配、新薬開発が前進
アンジェスＭＧが買い気配で始まった。同社が前日に、ＨＧＦ遺伝子治療薬（開発コードＡＭＧ０００１）の末梢性血管疾患（閉塞性動脈硬化症）に対する国内第３相臨床試験の中間解析の結果、ＡＭＧ０００１群とプラセボ（偽薬）群との間において、有効性に顕著な差が認められたと発表したことが好感されている。糖尿病などで下肢の血管が壊死する症状を改善する。２７症例で、改善率は７０．４％だったという。年内にも厚生労働省に製造販売承認を申請する方針で、早ければ来年末の認可になる見通し。銀行系証券のアナリストは「先進国で初めての遺伝子治療薬として注目度が高く、日本のバイオベンチャーの評価が高まる可能性がある」としていた。ＨＧＦ遺伝子治療薬の末梢性血管疾患及び虚血性心疾患の両領域の日米欧の販売権は、第一三共　<4568>　に供与している。米国ではフェーズ２段階だが、業界ではピーク時年商１０００億円以上になるとの見方が多い。
（ラジオNIKKEI）

△渋味独特八女抹茶エクレア　ファミリーマート<8028>きょう発売
ファミリーマートは１５日から、福岡県の八女産の「八女抹茶」を使った「八女抹茶エクレア」（税込み１２０円）を、宮崎、鹿児島両県を除く九州の約６００店で販売する。地産地消戦略の一環で、創業２９０年の八女茶の老舗「光安青霞園茶舗」との共同開発商品。八女抹茶入りのカスタードクリームを使い、独特の渋味を生み出すことに成功したという。ファミリーマートは地産地消商品に力を入れており、今年４月時点で、パンやおにぎり、総菜などの対象食品の４５％で地元産の食材を使用しているという。
（西日本新聞）

△ソニエリ、「振ってシャッフル」のウォークマン携帯を発表
Sony<6758> Ericssonが、8Gバイトメモリ搭載のウォークマン携帯、端末を振って音楽をシャッフルする携帯、500万画素のカメラ携帯などを2007年後半に投入する。
（ITmedia News）

△ナカバヤシ<7987>、ポストカードやＣＤジャケットを飾れるミニサイズのイーゼルを発売

△日立<6501>、各種演出効果が行えるセンサネット活用のアトラクション制御システムを開発

△ＮＥＣ<6701>・ＮＥＣエレクトロニクス<6723>など、トランジスタ特性のばらつきを物理的に予測するシミュレーション技術を開発

△トレンドマイクロ<4704>、オンライン販売強化で「Ｙａｈｏｏ<4689>！ショッピング」内などに出店

△ラクーン<3031>、アパレル・雑貨のＢｔｏＢサイト「スーパーデリバリー」でリコメンド機能を追加

△凸版印刷<7911>、決済ごとに認証データを変えるＤＤＡ方式のＩＣクレジットカードを開発

△東芝<6502>、家庭内などの無線通信に適したミリ波通信用ＣＭＯＳ回路技術を開発

△マンダム<4917>、製品使用時に人が感じる「清涼感」について適切に評価する技術を確立

△富士重工<7270>、新型「インプレッサ」が発売１週間で３８２９台を受注
（日経プレスリリース）

△日本電気硝子<5214>が続伸歩調
日本電気硝子が続伸歩調。ＵＢＳ証券が同社株の投資判断をリデュースからニュートラルに引き上げたことが材料視されている。

△アルバック<6728>が４連騰で連日の高値
１５日付け本紙１面で推奨のアルバックが４連騰で、連日の年初来高値更新となっている。ＦＤＰ製造装置を手がけており、薄型テレビの普及が加速している現在、同社の本格活躍の場が回ってきたとしている。

△日揮<1963>が大幅続伸
日揮が大幅続伸。０８年３月期の年間配当を４．５円増の１９．５円とする方針と報じられたことが材料。

△高松建設<1762>　底入れ近づく。０８年３月期、増益基調に転換。回復シナリオ織り込み反発に期待。中堅ゼネコン。

△インタートレ<3747>　既存商品である証券営業支援システムをのぞみ証から受注。７―９月に納入を予定。

△トランスデジ<9712>　強烈な切り返しが有力という。３２円安値から急反発してきたが、かなり大きな材料を抱えての動意とみられる。

△住友チタ<5726>、邦チタ<5727>が急伸
住友チタニウム、東邦チタニウムがともに急伸している。チタン精錬コストを３割減らせる新たな手法を開発したと伝えられたことが材料視されている。

△５日続伸の東レ<3402>
東レが５日続伸。ここ逆浸透膜に絡んで水不足関連として注目されているが、この日は有機ＥＬの消費電力を低減させ、発光効率を高める新しい材料を開発と伝えられたことが手掛かりにされている。
（株式市場新聞）

△ジェイホーム<2721>は大幅続伸、前引け時ＪＱ値上がりトップ。「住宅の省エネ規制拡大」で
ジェイホームは反発→大幅続伸。前場は１万６０００円高の１２万１０００円で引けた。前引け時でジャスダック市場値上がり率トップ。出来高も急増している。経済産業相の諮問機関である『総合資源エネルギー調査会』で１４日、地球温暖化防止のための省エネルギー強化策の検討が始まり、「住宅の省エネ規制拡大」と報道された。同社は戸建住宅のフランチャイズ事業を行なっており、外断熱の高機能住宅に特化している点が、買い材料となっているもようだ。現在の株価でＰＥＲは約５０倍、ＰＢＲは約３倍と、頃合いの数字。１株単位なので、買いやすさも魅力だ。チャートを見ると、２月高値１７万８０００円から続落傾向で来ていた。なので、きょうの前場で急伸といっても、まだまだ上値余地は充分。まずは３月の１５万円ライン奪回が目安となりそうだ。

▼ＮＥＣトーキン<6759>が反落し年初来安値を更新
ＮＥＣトーキンが２０円安の４５２円と反落し５月３１日につけた年初来安値４６２円を更新している。同社は前日、京セラ製のＫＤＤＩと沖縄セルラー向け携帯電話端末に搭載している同社製造の電池パックを回収、交換すると発表、これを嫌気した売りが先行している。外部からの強い衝撃が加わると発熱、膨張する場合があり、２００６年９月以降に製造した６万９０００個が対象。業績に与える影響は調査中で、判明次第公表するという。株価は、損失確売りや処分売りが続くと思われ、戻り売り圧力が強い展開が続きそうだ。

△ラヴィス<2465>は出来高急増、続伸。テクニカル、ファンダメンタルズともに「買い」の銘柄
ラヴィスは続伸。７０００円高の１０万２０００円で始まり、その後はほぼ１０万円前後で推移している。出来高も急増している。とくに何か材料が出たわけではないが、藤原紀香の結婚式で関連商品が話題になったり、６月の「ジューン・ブライド」の時期を迎え、また、最近は景気回復で結婚式にかける費用が上昇傾向にあると報道されるなどで、「結婚式」関連銘柄に見直し買いが入っているもようだ。ラヴィスは欧米式のゲストハウスウェディング事業を行なっている。２００７年３月期決算は、前年比増収増益で、かつ最高益を更新。２００８年３月期も増収増益を見込んでいる。東洋経済新報社の『会社四季報』予想では、２００９年３月期もさらに増収増益と見込まれている。２００５年１２月の上場以来のチャート（分割修正なし）を見ると、上場当初につけた５４万１０００円が「上場来高値」で、以降は続落傾向で来ている。６月４日につけた上場来安値８万７５００円を底に反発。日足では、小さいローソク足が並び、着実にジリ高で来ている。本格的な上昇局面に入るところと見た。また、現在の株価でＰＥＲは１０倍台、ＰＢＲは２倍台と、業績好調な優良企業なのに割安放置。テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、「買い」だ。まずは３月の１１万円ラインへの戻りが目標。中期では、年初来高値１３万２０００円奪回も視野に入る。

△東邦チタニウム<5727>はギャップアップ→続伸。チタン製錬の新技術開発で
東邦チタニウムはギャップアップ。３００円高の５０３０円で始まり、その後は５１８０円まで買われている。今朝の日経新聞等で「東邦チタニウムと住友チタニウム＜５７２６＞(東1)は、チタン製錬の新しい手法を開発した」「製錬コストを３割圧縮」「２０１０年を目標に実用化を目指す」と報道された。チタンをはじめとしたレアメタル（希少金属）は、世界的に需要が高まっている。国際競争力を高めるためにコスト削減は重要なポイントとなる。東邦チタニウムの短期日足チャートを見ると、２月２７日につけた６９１０円をピークに続落してきた。この１年ほどの中期週足チャートでは、下値５０００円ライン、上値８０００円ラインの三角保ち合いのカタチに見える。なので、そろそろ反発のタイミングではあった。まずは２６週移動平均線５７００円ライン、続いて、５月高値６０００円ライン奪還が目標。

△自動車部品工業<7233>が急反発、いすゞ<7202>関連として再度買い直される
いすゞ自動車などを割当先として第三者割当増資を実施した自動車部品工業が、３４円高の５８８円と４日ぶりに急反発し６日につけた年初来高値５８８円を更新している。トヨタ自動車<7203>が低公害型ディーゼルエンジンの生産を資本提携先のいすゞに委託するとの報道を受け、いすゞから自動車部品工業への発注がさらに拡大するとの期待が高まっている。

△住友金属工業<5405>が年初来高値を更新、住商が英社の株式取得も株価を押し上げる
住友金属工業が、１５円高の７１７円と前日と変わらずを挟んで３日続伸し４日につけた年初来高値７１３円を更新している。米国市場が続伸したことに加え、前日、住友商事＜８０５３＞(東1)が油田やガス田で使う機器販売の英ＨＯＷＣＯ社の株式５０％分を１００億円強で取得したと発表も株価を押し上げている。住商は住金の製品を中心に油井パイプを石油開発会社に販売しており、ＨＯＷＣＯ社の販売網と組み合わせることで、油田・ガス田関連資材・サービスを一括提供できるようにするとしている。
住金の株価上昇によって鉄鋼株をはじめ全体の動きが安定しそうな気配である。

△いすゞ<7202>は３日続伸、トヨタ<7203>が低公害型ディーゼルエンジンの生産を委託
いすゞ自動車が、２２円高の６５１円と３日続伸している。トヨタ自動車が低公害型ディーゼルエンジンの生産を資本提携先のいすゞ自動車に委託するとの報道を好感している。いすゞが約３００億円で北海道に専用工場を新設、トヨタの欧州向け小型車用に２０１２年をメドに年約２０万基の供給を始めるとしている。株価は、直近の上値抵抗線である６５５円処のフシに到達し、２月２７日につけた年初来高値６６６円を窺う動きになっている。

△プライム<2684>は上方修正と復配で買い気配切り上げ。高配当、値上がり益も狙えて一石二鳥
プライムは２５００円高の５万７９００円買い気配。きのう大引け後に、業績予想の上方修正と、復配を発表した。６月通期業績予想は、連結・個別とも、売上高、経常・純利益とも上方修正となった。理由は、美容・健康関連商品『スレンダーシェイパー』の売上が好調であること、重点的にオリジナル商品を販売することで粗利益のアップを図ったことなど。配当は２００５年６月期以来、２期ぶり。今期は１株あたり年間（期末）配当金を２０００円とする。現在の株価で、配当利回り約３．５％となる。チャートを見ると、株価も現在、安値圏にある。業績好調ということもあり、インカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも狙える。

△ゴールドパック<2589>が１Ｑ好調を好感し連日高値更新
猛暑関連としてフシ挑戦へとした清涼飲料メーカーのゴールドパックが、４０円高の２３８５円と５日続伸し連日の年初来高値更新となっている。前日、２００７年１月期第１四半期業績（２―４月期）を発表、経常利益が前年同期比２．９倍の２億３２００万円に着地したことを好感している。工場内のボイラー燃料を重油からガスに切り替え、燃料費２割強削減が奏功したとしている。株価は０６年の高値水準２５００円のフシ挑戦となりそうだ。

△パーク２４<4666>は中間好決算で買い気配切り上げ
パーク２４は４０円高の１３４１円買い気配。きのう大引け後に発表した、４月中間連結決算が前年同期比増収増益だった。売上高は約２割増、経常・純利益はそれぞれ約３割増益となった。
２００７年１０月通期連結業績予想も、前年実績比増収増益としている。株価は、まずは５月下旬のフシ１４００円ラインまでの戻りが目標。続いて、３～４月のフシ１６００円ライン奪回が目標となる。
（証券日刊新聞）

△杉田エース<7635>　両側から開く折り戸「ラクオス」販売開始
建築金物の総合エンジニアリング会社、杉田エース（東京都墨田区）は、住宅・病院・介護施設・公共施設などの室内向け建具商品として、両側から押して開けられる折り戸「ＬＡＱＵ－ＯＳ　ラクオス」を開発、販売を開始した。「同ラクオス」は、扉の前からでも後からでも、軽くハンドルを押して開けられる。特許申請中の樹脂製ギアと特殊なアルミ製センターポールによる新構造を採用することで、両手がふさがっている場合や車いすでも簡単に開く。開き戸では開閉スペースが邪魔になるなどの問題を解決できる。２枚の扉の境目にあるセンターポールは、回転運動しないため、折り戸にありがちな指はさみの心配がいらない。床レールが不要なので、段差がなく高齢者や車いすでも安心して使えるバリアフリー設計を採用した。部品のみの部品セット、オプションの専用ハンドル錠、それらに枠、扉までセットになったユニットセットと現場のニーズに合わせて選択できる。価格は３万２０００～１７万円。

△アクロディア<3823>とフューチャモバイル　携帯・ＡＭ機間のタッチ連携システム
携帯電話関連のソフトやサービスを開発するアクロディア（東京都渋谷区）と、モバイルサービスを提供するフューチャモバイル（東京都千代田区）は、非接触ＩＣカードの技術を用いて、携帯電話端末とアミューズメント（ＡＭ）機器との連携を図るシステム「ＶＩＶＩＤ　Ｔｏｕｃｈ（ビビッド・タッチ）」を開発した。ビビッド・タッチは、携帯電話端末とＡＭ機器をタッチさせるだけで、互いにデータを転送できる。両社が提供する開発キット（ＳＤＫ）を使うと、ＡＭ機器メーカーが独自サービスを容易に構築できるという。大容量のデータ通信ができる第２世代の「モバイルフェリカ」にも対応している。ＡＭ機器だけでなく、医療機器やＰＯＳ（販売時点情報管理）システムなど幅広い用途向けに販売していく。

▼ＮＯＶＡ<4655>株、連日の上場来安値
１４日の東京株式市場では、虚偽内容を提示して勧誘を行ったなどとして、経済産業省から一部業務の停止命令を受けた英会話学校最大手ＮＯＶＡの株式（ジャスダック証券取引所に上場）が一時、前日比５円安の８３円まで続落し、前日に付けた上場来安値に並んだ。終値は１円安の８７円だった。前日の取引時間中に経産省の処分が伝えられ、同社株は急落。今後６カ月間は長期コースの新規契約などが取れなくなるため、業績悪化懸念から１４日も軟調に推移した。
（FujiSankei Business i）

■注視銘柄

8053住友商事
5727東邦チタ
5726住友チタ
6367ダイキン
7236ティラド
6041ＢＯＳＣＨ
5214電気硝子
4062イビデン
8772アサックス
7233自動車部品工業
3823アクロディア
4098チタン工業
6728アルバック
3845アイフリーク
5201旭硝子
7752リコー
3401帝人
3839ＯＤＫソリューションズ
2437シンワアートオークション
3776ブロードバンドタワー
4185ＪＳＲ
3838ＡＱインタラクティブ
3070アマガサ
6675田村大興ホールディングス

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