2024 11,22 16:05 |
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2010 10,24 18:00 |
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タイ、パキスタン、フィリピン、米国、インドネシア、ベトナム等、主要コメ生産国で (訳者注) 各国の状況を示す記事の概要を記します。また、本日の報道では、ロシアが穀物禁止措置を来年7月まで延長したそうです。来年にかけて、少なくとも、穀物においては価格、流通共に厳しくなっていくような感じは否めません。また、ベトナムでも深刻な洪水がまさに現在発生しています。日本でも今年度産米の1等米比率が最低レベルという報道もあり、食べられるコメの量が異常に少なくなりつつあるようです。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
世界で最大のコメ輸出国のひとつであるタイでは、最悪の大洪水に見舞われており、当局の試算では、今年のコメ生産高は平年の 15~20 パーセント近く、200万トンほど下回る見込みだという。世界最大の輸出国のタイの減産により、世界のコメの市場価格は1トンあたり 20ドルから 30ドル上がる可能性がある。豪雨と洪水は 10月から続いており、70万エーカーの農地に損害を与えている。そして、洪水は未だにいくつかの地域で続いている。 ─…─…─…─ パキスタン/致命的な洪水で大規模な農作被害。種も足りない パキスタンでは今年発生した大洪水により、農作物に致命的な被害が出た。特にコメは、昨年、670万トンだった生産が、今年は 400万トンにまで落ちると推定されると、食糧庁の担当者は言う。 ─…─…─…─ フィリピン/台風によって、コメ、トウモロコシ、小麦に壊滅的な被害 最新のスーパー台風メーギーが広大な農地を徹底的に破壊し続けている。当局は、今の状態が続くと、東南アジアの国々がさらに食料を輸入しなければならなくなると警告した。フィリピンでは昨年、240万トンのコメを輸入した。しかし、フィリピン当局は、2011年には、輸入量を150万トンに減らす目標を立てていたが、極めて困難になった。 ─…─…─…─ 米国/夏の猛暑等と精米歩合の問題でコメ収穫量が予想を下回り、深刻なコメ価格問題に発展する恐れ (訳者注) 関連記事として、米国農務省が先日、穀物の不足を発表した時に書いた 10月10日の記事があります。穀物不足は生じないとしてきた米国農務省が一転して劇的な穀物不足を予測です。 Rice May Surge 30% as U.S. Harvest Facing a `Serious Problem,' Group Says,Bloomberg,10.12 米国米生産者協会によると、米国は昨年、世界第4位のコメ輸出国だったが、今年は生産地域の猛暑で収量が減ったことによりコメ収穫量は予想を10%下回った。コメ価格は30%上がる恐れがあるという。シカゴ先物相場では、 2011年1月までに100ポンド(45キロ)あたり、16ドルから17ドル(1200円~1360円)価格が上がると見込んでいる。現在の価格は、100ポンド 12~13ドルだ。 それと精米歩合の問題がある。米国農務省 ( USAD ) が発表したデータには精米歩合の問題がまだ組み込まれていない。USDAはその収量見通しと価格見通しをきちんと修正しておらず、これは後に深刻な問題の兆候かもしれないという。 ─…─…─…─ インドネシア/コメの自給自足を達成していたインドネシアがコメの輸入を再開 インドネシアでは2007年以来、コメを自国農業で賄えていたが、豪雨などにより、今年、コメを輸入することになった。市場関係者は、中国の突然のコメ輸入と、パキスタンの大洪水被害などで、コメ価格の上昇に警戒している。また、食料全体のインフレーションにも結びつくおそれがある。 インドネシアとフィリピンが、ベトナムから コメ 220万トンを輸入しようとしているという報道もあるという。報道とは別に、10月8日に発表された米農務省世界穀物需給報告によると、インドネシアの米輸入量は2010年に70万トン、2011年には40万トンになる。 PR |
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