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2010 10,09 17:00 |
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劉氏に平和賞、放送中のテレビが突然真っ黒に 中国の民主活動家・劉暁波(りゅうぎょうは)氏のノーベル平和賞受賞は、「21世紀の超大国」を目指す共産党政権の威信を失墜させる痛烈な一撃となった。 しかし、党に、独裁放棄の選択肢はない。国内にくすぶる民主化要求が受賞で勢いづくのを防ぐため、これまで以上に徹底的に封じ込める方針だ。 8日午後5時(日本時間同6時)ごろ、劉氏の平和賞受賞を伝えていたBBCやNHKなど外国テレビ放送の画面が、突然、真っ黒になった。国民に劉氏受賞のニュースを見せたくない当局が放送を遮断したとみられる。連日、大々的にノーベル賞関連ニュースを報じてきた中央テレビや新華社通信など国営メディアも一斉に沈黙した。 共産党のショックの大きさがうかがえる。 同日、劉氏の妻、劉霞さんが住む北京のマンション前には、100人以上の外国メディア記者が詰めかけたが、20人前後の警官が敷地内への立ち入りを禁じた。 ほぼ軟禁状態にあるとみられる劉霞さんに代わり、友人が、「賞は劉暁波一人のものではなく、08憲章の支持者すべてのもの。中国政府がこの問題を直視するよう願う」などとする夫妻のメッセージを発表した。 駆けつけた支援者の一人は、「国内にとどまって民主化を訴え、命を懸けて活動を続ける人々の存在を世界が認めてくれたことを意味する」と涙ぐんだ。 08憲章に署名したという北京の男性は「中国の民主化にとって最初の勝利だ。政治改革を求める数千万人の声が劉暁波という一人の人物の努力を通じて、国際社会に届いた。自由と民主は必ず勝つ」と力を込めた。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
ノーベル平和賞はミステリー 劉暁波のノーベル平和賞受賞は中国をどのていど変えるだろうか? 高慢ちき、傲岸不遜の鼻がへし折られた。中国共産党は青ざめ、不快感を表明した。胡錦濤は治安担当の李長春に対して「中国国内メディアは、このニュースを配信しないように」と指示した。外交部、安全部、中央宣伝部が対応し、CNN、NHKなどのニュース画面がまっ黒になった。 しかし町ではインターネットで電話により民衆は晴れ晴れとして祝意を示した。都市部の若者は中国人のノーベル平和賞受賞を知ったが、農村部では「劉暁波って誰?」という反応。 中国は早速、駐北京ノルウェイ大使を呼び出し、抗議した。「犯罪者にノーベル賞を与えるとはノーベル精神に反する」というわけだ。 2010年10月8日、ノルウェイのノーベル平和賞選考委員会は、中国の遼寧省錦州の獄中にある民主活動家の劉暁波の受賞を発表した。世界のメディアが大きく伝え、日本の産経新聞等は号外をだした。 劉暁波は「08年憲章」の起草者として知られ、中国共産党の独裁政治をするどく批判してきた。このため中国は「国家政権転覆扇動罪」なる奇妙な法を適用して劉暁波を拘束し懲役十一年。 ウォールストリートジャーナルは、すぐに北京の劉夫人を電話でインタビューした。「月に一度面会が許され、九月七日にも錦州の収容所であった。夫は元気で一日二回の体操をしていると言っていた」と彼女は健気に答えた。
中国からの圧力、中国との決定的不仲になることは明らかだった。 しかしノルウェイとしてみれば、中国が激怒して関係が悪化するよりも、欧米を中心に劉暁波へ受賞をという運動が巨大な津波のように拡大しており、もし、劉が受賞を逃すとなると逆に「中国全体主義に屈したノルウェイ」という評価となって国際評判が下落する。そのほうのリスクがより高い。 最初は小さな運動だった。 七月にチェコの元大統領バーツラフ・ハベルらが動き出した。ハベルはチェコの民主化の源泉「77憲章」との類似を劉暁波に見たのだ。 自由、民権、人権の重大さを訴えるために中国の民主化を希望する欧米の知識人が、この列に参加した。欧米にいる中国の自由民権派を勇気づけた。かれらは大挙して署名運動をはじめ、ノルウェイにも支持団体が乗り込んだ。
日本の尖閣諸島領海への強引な割り込みも、じつは欧米で大きな記事となり、大半が日本に同調的であるばかりか、中国の横暴を批判する記事が強くなった。とくにアジア諸国が、中国の専横、その軍国主義的傾向を嫌悪しはじめた趨勢の変化も、ノルウェイの判断に潜在的なインパクトを与えたフシがある。 こうなると劉暁波が受賞する動きは決定的と言って良かった。ノルウェイとしては劉いがいに与える場合、中国の激怒を招こうが中国以外の国々から評判を落とされるデメリットのほうが大きい。 ところが他方、法輪功など「ハードライナーの亡命団体」は劉暁波の受賞に強く反対してきた(NYタイムズ、10月8日)。「かれは言葉で独裁政権を批判したが実践面では何をしたというのか」と。 欧米の中国人亡命組織、反中国政府団体、民主化グループは、1980年代より分裂状態が深刻である。 王丹はハーバード大学特別講師から台湾の政治大学教授へ移籍し、いまは台湾の清華大学教授をしている。 李録はコロンビア大学留学中に全米大富豪のウォーレン・バフェットを知り、いまでは米国有数のファンド・マネジャー。李はいまも天安門事件指導者としてリストに残るが、アメリカ市民権を取得し、2010年九月にはバフェットともに中国に凱旋し富裕層を集めて投資セミナーを開催した(『週刊新潮』、10年10月14日号)。 天安門事件直後の西側の積極的支援も数年で雲散霧消し、『中国民主党』の王丙章が中国に潜入して逮捕拘束され、無期懲役をうけても釈放運動は米奥で盛り上がらなかった。
オバマ米大統領はただちに祝意を表明した上で、劉暁波の早期釈放を要求した。欧米政治家の多くがこれに呼応した。台湾でも馬英九総統が祝賀の辞をのべ、野党党首は即時釈放を要求するとした。 ところが日本は? ちなみにノーベル文学賞はバリガス・リョサ(ペルー元大統領)ときまって本命視されたムラカミハルキは受賞を逃した。 【関連記事】
エッ!中国も日本も・・・??? ・・・って思われる方々も多いかと思いますが、こう考えてみて下さい。 中国は、中国共産党一党独裁下で、情報統制を行い、 では日本では????? 報道等、情報は「自由」です。 報道するのも「自由」なら、 判りますか?! 中国共産党にとって不利益を被る情報は即座に遮断するのと、 ・・・っていうこの2つは、実は現実問題として まぁ~ドコかの国と言うよりは、誰か(連中)にとって・・・ 要は日本も世界の民主主義国家と言われる国々も しかし、中国のような前近代的手法ではなく、より近代的な手法で さて、それを知って、貴殿・貴女の皆さま方は、憤って終わりですか? ドコもかしこも怒っているばかりですが、 さすれば、それを知った上で利用し、臨機応変に対応する能力を身に付けるのが そんな事を考えながらも、怒ったりしながらこんな話をブログ更新しています。 PR |
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