米国株式市場サマリー（10月08日）
ロイターNEWS　2010年 2010年 10月 9日 07:48 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT875118620101008

□ダウ工業株　　　　　　１１００６.４８（＋　５７.９０）(+0.53%)
□ナスダック　　　　　　　２４０１.９１（＋　１８.２４）(+0.77%)
□Ｓ＆Ｐ５００　　　　　　１１６５.１５（＋　　７.０９）(+0.61%)
□ＣＭＥ日経２２５先物　　９６４５　　 （＋　６５）(ドル建て)
□ＣＭＥ日経２２５先物　　９６１５　　 （＋　３５）(円建て)
□為替　　　　　（対ドル）　　８２.１７円
□為替　　　　　（対ユーロ）１１４.５０円
□半導体株指数　 　　　　　 ３５０.１５（＋　３.３２）(+0.96%)
□バルチック海運指数　　　２６９６　　 （＋　３４）

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　上昇。ダウは５月３日以来５カ月ぶりに１万１０００ドル台に乗せて終了した。軟調な雇用統計を受け、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が追加緩和に踏み切るとの観測が一段と強まった。

　９月の米雇用統計は、非農業部門部門の雇用者数が９万５０００人減と４カ月連続で減少した。市場予想は変わらずだった。政府部門が引き続き落ち込んだほか、民間部門の伸びが鈍化した。失業率は９．６％で前月から横ばいだった。
　非農業部門雇用者数の悪化は通常株価を圧迫すると予想されるが、今回はＦＲＢによる量的緩和への期待が、景気低迷に対する懸念を相殺する格好となった。

　ウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズの首席テクニカル市場ストラテジスト、スコット・マーコイラー氏は「市場はあたかもＦＲＢの量的緩和実施を確実にするために雇用統計の悪化を歓迎しているようだ」と述べた。

　週足ではダウとＳ＆Ｐは１．６％高、ナスダックは１．３％高となった。

　農業機械関連銘柄が上昇。米農務省がトウモロコシの生産高が予想を大幅に下回る公算
が大きいと発表したことを受け、米トウモコシ・大豆相場が上昇したことに追随した。

　キャタピラー(CAT.N)は２．１％高、ディア(DE.N)は４．８％、ＡＧＣＯ(AGCO.N)は３．６％高。　

　穀物価格の上昇に伴う利益によって農機などの購入が増えると期待されている。

　アルコア(AA.N)は５．７％高で終了。前日発表された第３・四半期決算では利益が予想を上回ったほか、同社は世界のアルミ需要見通しを上方修正した。