2024 11,24 14:36 |
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2010 10,09 10:00 |
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来週の東京株は上値重い、金利低下メリットで内需株に底堅さも 来週の東京株式市場は、上値の重い展開が予想される。米連邦準備理事会(FRB)が11月2─3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加緩和措置を行うとの見方が強く、円高への懸念がくすぶりやすい。 日経平均の予想レンジは9400円─9800円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏は「マーケットの最大の関心事は11月の米FOMCであり、結果が判明するまで円高の圧力がかかりやすい」とみている。9月日銀短観で示された2010年度下期の大企業・製造業の想定レートは、1ドル=89.44円。現状は企業が想定した以上の円高で推移している。「9月中間決算を控えて輸出企業の下方修正リスクが意識される。一部の新興市場に強い企業などを除くと積極的に上値は買いにくい」という。 日経平均の9700円台にはテクニカル的な節目も多く、「利益確定売りや戻り売りが上値を抑える」(準大手証券トレーダー)との見方も出ている。 一方、日銀が5日の金融政策決定会合で、多様な金融資産の買入れを表明するなど資産デフレからの脱却も視野に入れた政策を打ち出したことはポジティブ・サプライズとなった。「実質ゼロ金利政策の時間軸が明確になったことで、金利低下メリットを受ける不動産、ノンバンク、商社などには買い安心感がある。株式市場の下値不安は後退した」(SMBCフレンド証券投資情報部部長の中西文行氏)との指摘もある。 白川日銀総裁が「包括緩和」と命名した今回の追加金融緩和策は、信用緩和と量的拡大の両面があり、「これまでの日銀の消極的なスタンスが大きく転換した」(大手証券)とみられている。ある国内証券法人営業部の担当者は「金融法人の一部が過熱感のある債券から株式へのシフトを検討し始めた。すぐには大きく動かないだろうが、長い目でみれば転機になった可能性もある」と話している。 スケジュール面では国内で13日発表の8月機械受注、米国では15日の9月米小売売上高などが注目される。本格化する米企業決算は、12日にインテル(INTC.O)、13日にJPモルガン・チェース(JPM.N)、14日にグーグル(GOOG.O)、15日にゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N)などが発表を予定している。 PR |
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