2024 11,23 09:38 |
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2010 09,26 12:00 |
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和の風情『秋の七草』の季節ですね。 「春」とは違い、摘んだり食べたりするものではなく 日本人には春よりも秋に心を寄せるものがはるかに多いです。 秋は豊穣の季節であり、充足のときでもあります。 冬は本能的に「死」を呼び起こします。 この秋の野に咲く花々は人々に、ひとときの安らぎを与えるとともに、 秋の七草
夏の狂おしいばかりの暑さを連れ去るように秋風が吹き始めると、 いっせいに生命への賛歌を奏でる春の花々とは対照的に
秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) 萩の花 尾花 葛花(くずばな) 瞿麦(なでしこ)の花 ・・・から決定的となりました。このうち最後の朝貌(あさがお)の花については この歌により、秋の七草は名草として日本人の感性に定着したわけなのですが 人類学者の斎藤正二氏は著書「植物と日本文化」の中で、七草の全部が もうひとつ、萩などのように詩歌に頻繁に詠まれたことに加えて、 尾形光琳をはじめとする琳派の諸作品、また元禄期の豪華な着物の意匠 ・・・で、我が家の裏庭は、母の庭であり、基本的には華道・茶道に繋がる 桔梗(ききょう)は既に8~9月ごろまでで、既に花は終わっているのですが 藤袴(ふじばかま)は、京都でも保存を呼びかけていて 『秋の七草』・・・って、侘寂(わびさび)があってとても良いものですよ! PR |
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