2010/09/15 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2010年09月15日15時55分
http://market.fisco.co.jp/update/comment/s_comment.jsp

■為替次第

　政府・日銀による円売り介入実施をきっかけに日経平均は急反転し、217.25円高の9516.56円（出来高概算23億5000万株）で取引を終えた。日経平均は約1ヶ月ぶりの9500円を回復し、出来高は先週末のメジャーＳＱを上回り、7月22日（26億5000万株）以来の水準に膨れている。円相場はドル円が85円台、ユーロ円は110円台と、ともに対円で2円程度円安に振れたこともあり、輸出関連を中心に大きく切り返している。欧州の景気不安が再燃していたこともあり、上昇率ではトヨタ<7203>の3.8％、ホンダ<7267>の3.9％に対し、マツダ<7261>は6％を超えるなど、欧州比率の高い銘柄の切り返しの大きさも目立った。

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[5回]

　日経平均はテクニカル的にもベストなタイミングで上へのトレンドをみせた。真空地帯であるため強弱感が対立するところではあるが、円売り介入は「1回だけではない」と継続介入を示唆しており、調整局面での押し目買い意欲は次第に高まることになろう。

　また、本日の上昇は為替を受けての先物市場への反応、これによるインデックスに絡んだ売買が中心とみられる。投資家の市場心理としては、やれやれのところでもあり、まずは直近抵抗線であった9300円処を支持線として機能させることが必要。また、本日の上昇によって「為替次第」といった見方が染み込んだわけであり、断続的な介入を考えると、今後は為替の円高局面での押し目買い、円安局面での利食い売りといった投資行動に向かいそうである。
（村瀬智一）

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　実際に、日経平均はテクニカル的にもベストなタイミングで
上へのトレンド転換となりました。
　完全な上放れですので、９月１日の直近安値の\8,796-が底入れの
可能性大ということになり、素直に騰がらないまでも
上昇トレンドに転換したのは間違いないと考えています。

まぁ～真っ直ぐに騰がってくれるハズもなく、上下を繰り返しながらも
上昇トレンドを描きながら騰がって行くってことです。

　前回は大雑把に数字を書いたんだけれども、
細かく書くのであれば、\9,413-を上回れば\9,512-を目指す事となり、
\9,512-を上回れば次は\9,800-を目指す事となり、
\9,800-を上回れば次は\10,200-付近を目指す可能性が高くなる。
･･･ってことで、９・10月の株価は上昇トレンドを描く可能性が
高くなるんですよねぇ～･･･ってことです。

ちなみに実は、米国は９月に株式相場を騰げる･･･って言っていたんだけれども、
眉唾で信用していなかったんだよねぇ～･････その記事が下記です。

Fed To Ramp Up Stocks In September Thanks To Front-Loaded POMO Schedule
UWC　09/09/2010 09:05
http://www.zerohedge.com/article/fed-ramp-stocks-september-thanks-front-loaded-pomo-schedule
Upcoming POMO Actions: Today (In Process) And Monday
UWC　09/09/2010 09:23
http://www.zerohedge.com/article/upcoming-pomo-actions-today-process-and-monday

いやぁ～･･･本気だったんだぁ～･････

　ちなみに「株式クロージングコメント」では「為替次第」と言っていますが、
為替は言った通り、円ドルはリバウンド基調になるでしょう。

但し、円ドルで為替を観ていると見誤りますよ！