6/8 午後の『株価材料』

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■株価材料

△損保株が高い、金利上昇で収益改善期待
損保株が高い。あいおい損害保険<8761>や三井住友海上火災保険<8752>、ミレアホールディングス<8766>などが買われている。午後２時１１分現在、業種別指数では銀行と保険（生保含む）だけがプラス圏。金利上昇による収益改善期待が買いの背景となっている。

△ビジネストラスト<4289>買い気配、07年4月中間期経常益が前年比2.7倍

△富士通<6702>しっかり、ＧＳは子会社問題の業績への影響なしと判断
富士通がしっかり。押し目買いの動きが続いているほか、ゴールドマン・サックス（ＧＳ）証券が、子会社の富士通関西システムズ（ＦＫＳ、大阪市中央区）による「架空循環取引」への関与問題について、富士通への見方を変えるほどの事象とは捉えていないとして投資判断を「中立」に据え置いたことも安心感につながっているという。富士通によると、この架空取引は富士通子会社の取引先であるシステム販売会社「ＮＡＪ」（本社・大阪市）が中心になって行われたが、ＧＳでは富士通としてＮＡＪに対する未回収債権はないか、あっても引き当て済みとみており、業績に大きな影響を与えることはないと判断している。

□ＬＧフィリップス株が急伸、東芝<6502>への株式売却観測で
８日のソウル株式市場で、ＬＧフィリップスＬＣＤ<034220>が、一時５％以上急伸した。オランダの総合電機大手フィリップスが、ＬＧフィリップスＬＣＤ株の１４％を東芝に売却する可能性がある、との観測が出ている。韓国ＣＪインベストメントの８日付の調査リポートによると、台湾のオンラインニュース「ＤＩＧＩＴＩＭＥＳ」は、東芝がフィリップスからＬＧフィリップスＬＣＤ株の１４％を買い取る可能性がある、との中国のポータルサイト「シナ・ドット・コム」の報道を引用した。フィリップスは、ＬＧフィリップスＬＣＤ株の３２．９％を保有している。調査リポートを書いたＣＪインベストメントのアナリストは「東芝は、ＬＧフィリップスＬＣＤのポーランドの液晶生産工場に投資しており、東芝への株式売却はありえないことではない」と述べた。

▼不動産株が安い、金利上昇にらみ利食い売り強まる
不動産株が安い。全体相場安の影響に加えて、国内金利が上昇していることで金利敏感な同セクターへの売りが強まっているという。また、三菱地所<8802>など上場来高値を更新して高値圏にある銘柄もあり、利益確定余地が大きいことで売りが出やすい面もあるとみられている。

▼学情<2301>が軟化、07年10月期予想を下方修正
学情が軟化。８日昼休み時間中に２００７年１０月期業績予想を下方修正したことを嫌気している。０７年１０月期（単独）の売上高を従来予想の５０億円から４６億円、経常利益を同１４億７０００万円から１２億８０００万円、純利益を８億２３００万円から７億２９００万円に引き下げた。競合業者の増加などにより同社主催の合同企業説明会「就職博」で１開催あたりの参加企業数が想定を下回ったほか、大口顧客である複数の金融機関において上限金利引き下げ等による経営上の問題から新卒採用計画の大幅な見直しなどがあり、約２億円分の受注が減少したという。
（ロイター）

△太陽誘電<6976>---プラスに転じる
プラスに転じてきている。なお、ＵＢＳでは08/3期も拡大基調が続くとし、業績予想を小幅増額修正したようだ。これにより目標株価を2800円から2900円に引き上げている。

△スター精<7718>---5月高値目前で足踏み
5月高値目前で足踏み。ゴールドマン・サックスでは目標株価を3000円から3200円に引き上げ、「買い」のレーティングを再強調。強い買い推奨リストに継続採用している。これを手掛かりに戻り高値は更新したが、その後は膠着に。低位材料株に短期資金はシフトしており、出来高も膨らまず。

△コムシスＨＤ<1721>---続落も25日線をサポートとした上昇基調変わらず
小幅続落も25日線をサポートとした上昇基調変わらず。なお、クレディ・スイスでは目標株価を1630円から1670円に引き上げたようだ。投資評価は「OUTPERFORM」を継続。

△アンジェス<4563> 活況。
希少疾病用医薬品への指定が好感されているようだ。アンジェス社は7日、厚労省が「ムコ多糖症6型治療薬」を希少疾病用医薬品に指定したと発表している。同薬は、米社から国内での開発及び販売権を取得した医薬品。また、アトピー性皮膚炎の重症の成人患者向けに新しい治療法を開発したとの一部報道も支援材料と見られる。

△日本オフィス<3790> 堅調。
大株主の異動が買い材料視されているようだ。ＮＴＴコムから日オフィスの株式22万株を買い付けたとの報告を受けたため、ＮＴＴコムが第3位株主に該当することになったと発表している。

△東洋電機<6505>---連日の急伸、ＴＶ番組に社長が出演とも
連日の急伸。本日は一部テレビ番組で社長が出演しており、物色材料につながっているもようだ。来月からの新型新幹線車両には、同社の部品が数多く使われているなどと紹介されているもようだ。

△東日ＣＬＧ<8291>---急伸、決算発表後のあく抜け期待で
急伸。不適切な会計処理の調査に伴って決算発表を延期しているが、スケジュール的には本日も発表が想定されている。比較的、決算発表延期銘柄は発表後にあく抜け感で上昇するケースも多く、同社に対してもリバウンドの動きを先取りする動きが優勢となっているようだ。

■ＯＭＣカード<8258>---軟調、ノンバンク業界の環境悪化も嫌気で
軟調。ダイエー保有株を三井住友ＦＧが取得と伝わっているが、もともと再編期待が高かっただけに、あらためて好材料視される形にはなっていない。三井住友ＦＧの取得金額も、想定を上回る状況にはなっていないようだ。また、オリコの最高裁判決、武富士の低金利商品投入による業界の競争激化懸念など、本日はノンバンク業界の物色には逆風ともなっている。
（フィスコ）

■サンエー･インターナショナル<3605>は売り優勢に　5月既存店売上高は前年を下回る
07年5月月次売上高が全店ベースで前年同期比102.5％となったものの、前年に比べて休日が一日少なかったことが影響したことから既存店ベースでは同95.5％に留まったと発表したことが失望されて、売りが優勢となっている模様。

▼新日本製鉄<5401>が安い　鉄鋼株は総じて冴えず
米国の金利上昇を受けて、日本でも金利先高感が台頭し、有利子負債の多い鉄鋼株が全般的に敬遠されている模様。

▼トップカルチャー<7640>は上期34％増益も通期見通しを据え置き　株価は25日線を割り込む
07年10月期中間連結経常利益が前年同期比34.8％増益の7.05億円となったのに対して、通期見通しは前期比24.0％増益の12億円に据え置いたことが失望されたのか、反落して25日線を割り込んでいる。

■KDDI<9433>が100万円を割り込んでなお下落　純増数トップをソフトバンクに奪われる
5月の携帯電話契約数の純増件数は、ソフトバンク(9984)が16万2,400件で初の首位となり、同社は13万8,500件で2位に転落している。

■マザーズのアドバンスト・メディア<3773>が利食い売りに続落　75日線を下回る
サイネックスと「AmiVoice議会議事録作成支援システム」販売代理店契約を締結したと発表したことが売上拡大期待に繋がったのか買い優勢の展開が続いていたものの、昨日高値250,000円をマークして以降は利益確定売りに押されて値を消している。

△太平洋興発<8835>が悪地合の中を大暴騰　石炭関連株は軒並み高
電力9社と電源開発が石炭から取り出した燃焼性ガスで発電する実証機の実験を9月から始めることから、二酸化炭素の排出を減らすことが出来れば、石炭ガス化発電によって石炭利用も増えるといった期待から関連株に資金が集中し、石炭株は軒並み高となっている。

△ヘラクレスのクインランド<2732>が高い　スピード調整を経て切り返す
6月5日に高値19,300円をマークして以降は戻り売りに押されて冴えない展開が続いていたものの、本日は買い優勢となって切り返している。

▼三井不動産<8801>が金利先高感の台頭で値を崩す　不動産株が全般的に軟調
米国の金利上昇を受けて、日本でも金利先高感が台頭しており、利払い費用の増加懸念から不動産株が総じて安くなっている。

■マザーズのYAMATO<7853>が利食い売りで続落　「SD-Container」は順調
06年4月より販売を開始しているセキュリティUSBメモリ「SD-Container」が順調に出荷本数を伸ばし、販売開始約1年で導入企業が250社を突破したと発表している。

△直近IPOのタケエイ<2151>が続伸　7,130円で目先底打ちか
ここもとは売り優勢の展開が続き、初値7,850円を下回る軟調地合が続いていたものの、6月6日の7,130円を安値に反発を開始している。

□武田薬品<4502>は3日続落も節目の8,000円で下げ止まる
米国子会社が糖尿病治療薬「アクトス」について、鬱血性心不全を引き起こすリスクがあるという警告ラベルを添付することを発表したことが嫌気され、3日続落となるも、昨日同様、節目の8,000円では下げ止まる格好となっている。
（NSJショートライブ）

△ＮＴＴデータ・イントラマート<3850>、初値は公開価格の約２倍
前日７日に東証マザーズに上場したＮＴＴデータ・イントラマートがきょうの午前、18万5000円の公開価格の約２倍となる36万5000円の初値を付けて商いが成立した。同銘柄は上場初日は、37万5000円まで気配値を切り上げたが、買い気配のまま値付かずに終えていた。同社はWebシステム基盤の構築のためのパッケージソフトウエア「intra-mart」の開発・販売・保守などを手がける。主幹事は大和証券ＳＭＢＣ。

△タカギセイコー<4242>がジャスダック上場、初値は公開価格を３％上回る
タカギセイコーがきょう８日、600円の公開価格を３％上回る619円の初値を付けてジャスダック市場に上場した。同社はプラスチック製品およびその製作に使用する金型の製造、販売などを手掛ける。主幹事は大和証券ＳＭＢＣ。
（テクノバーン）

▼ラウンドワン<4680>が急落、５月既存店売上高は５．３％減に
ラウンドワンが急落。一時１万３０００円安の２０万円まで売られ、５月２１日の年初来安値１９万１０００円に接近している。同社は７日、５月度月次売上高を発表。既存店売上高が前年同月比５．３％減となったことが嫌気されている。ボウリングは好調を維持した一方、アミューズメントは地方店舗が苦戦したほかコインゲームが軟調となった点が響いた。

■サイバネット<4312>が小安い、コスモ証は投資判断「Ｂ」継続
サイバネットシステムが一時１９００円安の６万４０００円まで売られ、小安い展開。ここ下値圏でもみ合う相場つきとなっている。コスモ証券では７日付で「一時費用などの影響で今０８年３月期の営業増益ペースは鈍化予想」とし、投資判断「Ｂ」を継続、「今期の会社計画で利益成長ペース鈍化が想定されていることや、今上期は会社側が減益を予想していることなどから下期と比較して業績モメンタムは弱いことを考えると、今後６カ月間の投資期間で株価のバリュエーションが大幅に高まる可能性は高くないと考える」などと指摘している。

△ＤＲシーラボ<4924>が続伸、第１四半期の連結経常は９６．２％増
ドクターシーラボが続伸。７０００円高の１７万５０００円まで買われた。７日引け後に発表した今０７年７月期第１四半期（０７年２～４月）決算が好感された。なお、今期は決算期変更のため６カ月決算。第１四半期の連結経常利益は３億３７００万円と前年同期比９６．２％増となった。ファンデーションのリニューアルによる製品ラインの充実を図るとともに、スーパー毛穴クレンジングを発売しテレビＣＭを展開するなどしてブランド力の強化を進めた。
（株式新聞ダイジェスト）

△東証上場の際の幹事証券を選定
東京証券取引所は８日、同社の上場の際の主幹事証券に、大和証券グループ<8601>、野村<8604>証券グループ、モルガン・スタンレーを選定し、共同主幹事にすると発表した。

△三菱ＵＦＪ証がキョーリン<4569>を「２」に格上げ
三菱ＵＦＪ証券は８日付でキョーリンの投資判断を「３」から「２」に引き上げた。目標株価は１９５０円。自社オリジナル新薬の過活動膀胱治療剤「ウリトス」の通年寄与と喘息治療剤「キプレス」の効能追加で、０９年３月期に２ケタ増益が見込まれるという。
（ラジオNIKKEI）

■JR<9020>中央線でオーバーラン＝バックできず、次の駅で降車－東京
8日午前9時45分ごろ、東京都杉並区阿佐谷南のJR阿佐ケ谷駅で、東京発立川行き中央線快速電車（10両編成）が、停止位置を約180メートル行き過ぎて停止した。すでに後続の快速電車が同駅付近まで迫っていたため、後戻りせず、降りる予定の乗客は次の荻窪駅から引き返した。けが人はなかった。　
（時事通信）

△日立マクセル<6810>、インデックス式不織布ケース入りデータ用ＤＶＤ－Ｒディスク「らくらくスリムＢＯＸ」パックを発売

△帝人<3401>ファーマ、１日１回投与製剤の喘息治療用吸入ステロイド剤「オルベスコ」を発売

△テルモ<4543>、バッテリー内蔵で最長約２．５時間使用できる酸素濃縮装置を発売

△チヨダ<8185>、「ＣＥＤＡＲ　ＣＲＥＳＴ」のメンズ新ライン「ユーロコレクション」を発売

△ｉｉｙａｍａ（ＭＣＪ<6670>）、ＭＶＡ液晶パネルを採用した１９型タッチパネル液晶ディスプレイを発表

△システムディ<3804>、ＡＳＰ型の保険指導支援ツール「Ｎａｎｐｏ・ナンポ」を開発

△中外製薬<4519>、転移性結腸・直腸がんに対する標準治療薬「アバスチン」を発売

△マツダ<7261>、安全運転支援強化へ広島地区で実施するＩＴＳ公道実証実験に参加
（日経プレスリリース）

△コムチュア<3844>が急反発
８日付け本紙で推奨のジャスダックのコムチュアが急反発。着実な成長が期待でき、中期スタンスで臨めるとしている。

△石炭株が買われる
本紙昨報の住友石炭鉱業<1503>、三井松島産業<1518>など石炭株が買われている。石炭価格の上昇などが手掛かりになっている。
（株式市場新聞）

△日成ビルド工業<1916>が年初来高値を更新、低位株物色の流れに乗る
プレハブ建築、立体駐車場の大手の日成ビルド工業が、１２円高の１８９円と反発し３月２６日につけた年初来高値１８７円を更新し騰勢を強めている。低位株物色の流れに乗ってきた。足元の業績も好調で、前期経常利益が前々期比３３．７％増の７億７１００万円、続く今期も経常利益が前期比８．９％増の８億４０００万円と増益基調となっている。０６年８月高値２０２円抜けとなれば、２５０円処までの上値を試す動きも予想されよう。

△ひまわりホールディングス<8738>　５月のグループ口座数が７万口座を突破
ひまわりホールディングスは８日、５月の月次概況（速報）を発表。グループ口座数は、前月比で４３１６口座増え、７万３６４５口座と７万口座を突破した。内訳は、外国為替証拠金取引が５万５６９口座（前月比プラス３３５２）、証券取引が１万９４９７口座（同プラス８７１）、商品先物取引が３５７９口座（同プラス９３）。また、５月の連結営業収益は、５億１７００万円となった。

△東日カーライフグループ<8291>が３日ぶりに反発、仕手系株物色の流れに
東日カーライフグループが、２９円高の２１０円と３日ぶりに急反発している。全体相場が米国市場安を受け、大幅下落に転じるなか、仕手系の銘柄が値ごろ感から買われている。特に７月に参院選を控えていることもあり、主力株を見送る姿勢も仕手系株物色の色彩を濃くしている。丸山製作所＜６３１６＞(東1)をはじめ、東亜道路工業＜１８８２＞(東1)や巴コーポレーション＜１９２１＞(東1)なども同様の流れと見ていいだろう。目先は、短期資金中心の動きが中心となりそうだ。
（証券日刊新聞）

△ファーストエスコ<9514> 1.1億円回収確定
ファーストエスコは、4月24日に発表した損害賠償請求金1.3億円の回収が確定したが、残金1.1億円の回収も確定したと発表した。総回収額は2.4億円となった。なお、業績修正は、再度精査のうえ、改めて行うとしている。

▼学情<2301> 今10月通期下方修正
学情は、2007年10月通期非連結予想を発表した。大口顧客である複数の金融機関において、上限金利引き下げによる経営上の問題により、新卒採用計画の大幅な見直し等があり2億円の受注減となるなり、販売費や一般管理費の増加もあり、下方修正となった。売上高46億円（前予想50億円）、経常利益12.8億円（同14.7億円）、当期純利益7.29億円（同8.23億円）。
（証券新報）

■注視銘柄

4289ビジネストラスト
3790日本オフィス
8835太平洋興発
3401帝人
4519中外製薬
9765オオバ
5995日本科学冶金
3841ジーダット
7622焼肉屋さかい
6923スタンレー電気

■免責事項
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　・投資判断は、自己責任でお願いします。
　・当方は、皆さんの投資判断に対する一切の責任を負いかねます。