2024 11,23 10:07 |
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2010 08,07 08:00 |
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強含み、雇用統計悪くても米金融緩和期待による米株高が下支え 来週の東京株式市場は強含みとなる見通しだ。為替次第のぜい弱な展開が続いているが、足元の堅調な企業業績を評価する形で底堅さもみせている。7月米雇用統計が良くてドル高が進めば円安を好感、悪くてもドル安・円高よりも米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融緩和期待による米株高にポジティブに反応する可能性があるという。ただ米国債の大量入札など波乱要因や戻り売りで上値は高くないとの見方も多い。 日経平均.N225の予想レンジは9500円─1万円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
薄商いのなか為替連動の取引を行うCTA(商品投資顧問業者)など短期筋が中心の相場であり、方向感には乏しいが、日経平均でみて9500円付近では下値抵抗力を見せ始めている。ホンダ(7267.T)など7月の安値からのリバウンド基調を鮮明にする銘柄も出てきた。「個別銘柄への物色意欲が強くなってきた。循環物色の動きが出ており、相場自体も下がりにくくなっている」(大手証券トレーダー)という。 みずほ証券エクイティストラテジストの瀬川剛氏は、株価下落で含み損が拡大していた個人投資家の一部では保有銘柄の株価回復に伴い含み損が減少していると指摘する。「4月に年初来高値を付けたときの信用期日が10月に到来するために警戒されていたが、ホンダなどは信用コスト付近まで株価が上昇してきている」という。
ただ東京市場では、相場が底堅さをみせるに伴い、7月米雇用統計に対する強気な声も増え始めている。マネックス証券・チーフ・エコノミストの村上尚己氏は「雇用統計が良ければドル高/円安で日本株にプラス。悪くても米金融緩和期待が強まり米株高となれば、ドル安/円高よりも、そちらを好感する可能性がある」と予測する。ドル安の背景である米金利低下はやや行き過ぎであり、いずれ反動がありそうだという。 米債市場では、総額740億ドルの新発債入札が控えており波乱要因でもある。ドルキャリーが積み上がっておりいつ巻き戻しが起きるかということも焦点だ。さまざまな変動要因を抱える市場だが、「政策効果が息切れする下期以降の景気不透明感がある限り上値は限定的。国内では日経平均1万円に近付けば戻り売りもかなり出てくる」(準大手証券投資情報部)と慎重な声も多い。
米国指標では10日に、第2・四半期米労働生産性・単位労働コスト速報値、6月米卸売在庫、11日に6月米貿易収支と7月米財政収支、13日には7月米消費者物価指数、7月米小売売上高、8月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値、6月米企業在庫が発表される。 また11日には、7月中国のPPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資が発表される予定だ。 国内では、9日に6月経常収支、7月景気ウォッチャー調査、10日に7月工作機械受注、11日に6月機械受注が予定されている。 PR |
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