2024 11,23 04:42 |
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2010 07,29 09:00 |
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【ロンドン=木村正人】金融危機ならぬ「チョコレート・クライシス」の影が世界を覆っている。原料のカカオ豆の価格はこの30年で最高値を記録し、製菓会社はチョコレートを小さくしたり、代替原料を使うなどの対策に追われている。カカオ豆を買い占めるヘッジファンド創業者はスパイ映画「007」の国際的悪玉「ゴールドフィンガー」になぞらえ「チョコフィンガー」と呼ばれている。 今月中旬、ロンドンにあるカカオ豆の先物市場に衝撃が走った。英ヘッジファンド創業者のアンソニー・ウォード氏(50)が世界の年間生産量の7%に相当する24万トンのカカオ豆を購入した。1トン当たりの価格は2732ポンド(約37万3600円)。 生産地の干(かん)魃(ばつ)で3000ポンドの大商いとなった1977年に次ぐ高値、しかもチョコレート菓子が50億個も製造できる量だった。同氏はカカオ豆の供給不足を見越して昨年10月から先物を2100~2200ポンドで買い集めた。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
2年前のリーマン・ショック以来、投機マネーが流入して価格を高騰させていることに神経をとがらせるカカオ豆加工業者やドイツの取引協会は「市場のモラルを失墜させる相場操縦だ」と反発した。3年前、市場の投機筋は2割に過ぎなかったが、今年に入って5割近くに達した。 英通貨ポンド安が世界の投機マネーをロンドンの商品先物市場に呼び込んでいるとの分析もある。 カカオ豆の価格を思いのままに動かし製菓会社に高値で売りつける同氏は「チョコフィンガー」と呼ばれ始めたが、実は生産地に気象観測所まで持つ専門のカカオ豆買い付け業者だ。 国際カカオ機関(本部ロンドン)によると、世界全体の経済成長で高級菓子のチョコレート需要が伸び、カカオ豆の消費量もこの1世紀、毎年3%のペースで増えてきた。日米欧に続いて近年ではブラジル、東欧、メキシコ、中国など新興国でチョコレート需要が急増している。 カカオ豆の先物市場がこの4年間、1本調子で上昇を続け、3倍以上の値をつけた理由はもう一つある。世界の生産量の4割を占める西アフリカのコートジボワールが抱える問題だ。 同国では1960年の独立以来、ウフエボワニ初代大統領(故人)が33年間にわたってカカオ豆の農園開拓と輸出を奨励し、77年にはガーナを追い抜いて世界最大の生産国となった。現在、80万人がカカオ豆を栽培しており、生産量は60年に比べて26倍に膨らんだ。 しかし、4ヘクタール以下の小自作農がカカオ農園を経営しており、産業の集約化が進んでいない。20億本あるカカオの樹齢は25~30歳に達して農場の土地もやせ、1ヘクタール当たりの生産量はアジアの産地インドネシアの3分の1に落ち込んでいる。 今年から来年にかけても構造的な供給不足が続くと予想されており、製菓会社はチョコレートのレシピを変更して代替油脂のパーム油などを使用するなど自衛策を進めている。 ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… この話は少し真面目に読んで欲しいです。 このブログでも2度ほど過去に「フェアトレード」
「チョコレート」には日本では知られていない、 「チョコレートを知らない子どもたちがチョコレートの原料を作ります。」 2001年4月13日世界の新聞やテレビがある事件を報道しました。(上記写真) この船の子どもたちはコートジボワールのカカオ豆農園に売られて
以前、カカオのプランテーションで、奴隷として働かされていた少年の言葉です。 「奴隷」と聞くと19世紀の遺物のように思えますが、実は21世紀の今日でも、 インド、パキスタン、ネパール、バングラディシュのようなアジアの国々、
2000年のアメリカ国務省の報告によると9歳から12歳の少年が、 子供たちは、さらわれたり、だまされたりして連れて来られます。 仕事は長時間できつい作業です。 子供たちは隣国のマリ、ブルキナファソ、トーゴなどからやって来ます。 でもコートジボアールに着くと、そんなことはウソだということがわかります。 奴隷だから。 学校にも行かせてもらえません。 奴隷だから。 子供たちすべてが奴隷ではなく、給料をもらう子もいます。
「ぼくは、チョコレートが何か知らないんだ。」 カカオ農場の奴隷から開放された、先ほどの幸運な少年は言います。
知らなければ何も変えられない事実なのです。
世界熱帯農業研究所(IITA)の2002年の報告によると、 原因は、政府によるココア豆の買取り価格が安すぎるから。 ココア農場では、生産に必要なコストさえ出すのが難しい状況です。 このような悲劇が起こる背景にも「自由貿易」があります。 対外債務を抱える途上国では、食料を輸入してでも、自国の産品を輸出して 「それぞれの国が、それぞれ得意なものだけを作って輸出すれば
なぜ「規制」があるのか??・・・の議論はありませんね! 「学生運動」が流行った団塊世代には「規制撤廃」は ・・・が、しかし「規制」の理由を議論もせずに聞こえの良い言葉に 「自由」とは、何をするのも「自由」なのです。 米国が良く使う「自由」主義、「資本主義」の本質は、
これが1番なのです。 「金」の「奴隷」にさせることが、米国が良く使う「自由」の本質です。 PR |
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