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2010 07,24 12:00 |
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「ゆうパックの遅配問題」、ようやく解消も…前途は多難? JPエクスプレスの「ペリカン便」吸収による荷量増加などが原因で、「ゆうパック」に遅配が発生していた問題で郵便事業会社(日本郵便、鍋倉眞一社長)は7日、「配達遅れはほぼ解消された」と発表した。 1日の統合から約1週間で混乱はほぼ収束した格好だが、累計34万個超の荷物が遅配になるなど統合早々から大きなダメージを残した。 今回、遅れの直接的な原因となったのは集配ターミナル内での作業の混乱。JPEXから引き継いだ仕分け機の仕様の違いなどから作業が停滞し、運送ダイヤの乱れにつながった。 また「ペリカン便はゆうパックよりもチルドなどの〝生もの〟が7~8倍多い」ことや「比較的小型の荷物が多いゆうパックに対し、ペリカン便は大型サイズの荷物が多い」ことなども混乱に拍車をかけたと見られる。 だが「問題は思った以上に根深い」と指摘する声もある。日本郵便のある幹部は「ディフェンスを右サイドに集中させていたら、いきなりボールを左サイドに振られ守備陣が崩壊した」と同社の置かれた現状をサッカーに喩えて語る。 日本通運との宅配便統合は当初、JPEXを受け皿にした別会社方式が予定され、システムもペリカン便方式が採用されるはずだった。それが政権交代を巡る混乱の中でペリカン便を急遽、日本郵便内に取り込む方式に180度転換された。「言い訳にはならないが、公社化以降の度重なる組織やシステムの変更で現場が疲弊しているのも事実」と言う。 7月の繁忙期に統合に踏み切ったことにも批判が集中しているが、その背景にはペリカン便のみの〝片肺飛行〟で「毎月、50~60億円の赤字を計上し続ける」(鍋倉社長)JPEXの処理を急いだこと、「中元繁忙期を発射台に需要取り込み狙った」(日本郵便幹部)ことがある。 それに加え、繁忙期を理由に日本通運の従業員を多めに引き受けようとした思惑も指摘されている。昨年末、JPEXの清算が決まった際に原口一博総務大臣は雇用不安に配慮するよう日本郵便側に求めていた経緯がある。 当座の混乱はほぼ解消されたが、ゆうパックの先行きは前途多難だ。なかでも情報システムの遅れを指摘する内部からの声は強い。「民営化、宅配統合による混乱で情報システムはつぎはぎだらけ。今後の展開余地は乏しい」(同)。ライバルであるヤマト運輸や佐川急便はシステムの高度化に向け投資を続けており、彼我の〝情報力格差〟は広がる一方だ。 遅配の混乱が続くさ中の5日、国交省は09年度の宅配便取扱個数を発表した。 ヤマト、佐川がそれぞれ取扱いを増やす中で、ゆうパックとペリカン便合計の取扱個数は前年度比24・6%減と大きく落ち込み、シェアも前年度の19%から14・7%まで低下させた。今期も2ケタの落ち込みは避けられない状況だ。 ◇ ◇ ◇ 応援要員の派遣や退避施設の提供などの協力を続けてきた日本通運の川合正矩社長は8日、「危惧していた事態が起きてしまった。(ゆうパック)には当社のお客さまも多いため、極力問題を大きくしないよう応援している。原因となったターミナルの捌きはほぼ終わり、ようやく荷物がスムースに流れるようになった」と述べたうえで、「こういう事態が起きると、我々と意識が違う部分が出てくる」と述べ、民間企業との意識の差に不満をのぞかせていた。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
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まずJPエクスプレスの「ペリカン便」吸収による「ゆうパック」の流れ
(ガキとツトムの方法論より一部抜粋) 常識的に考えて、最も選んではいけない日であることは明白です。 ですが・・・・・この日が選ばれた。 統合失敗によってうまみを得る人間の恣意が混じり込んだと JPエクスプレス設立に最も反対していた人たちは??? それは、日本郵政所属の労働組合員たちです。 JP労組大会が開幕 西川氏は続投に意欲 JPエクスプレスの設立によって人員の再配置が行われ、
・・・ということは、日程が予想できる参議院選挙に また、参議院後、郵政改革法案成立に暗雲が立ち込めるだろうとの予測から、
早く一つでも手を打たないといけないという焦りが そもそも、JPエクスプレス社は、以前から民営化の悪玉としてやり玉に これを清算させ、結果的に統合失敗に追い込めば、 上記のように民営化の弊害によって間違った判断がされたのだ!
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