2024 11,22 23:48 |
|
2010 07,24 10:00 |
|
明日の戦略-6日ぶりに大幅反発 来週は戻りを試す展開を期待 23日の東京市場は大幅反発。後場上げ幅を拡大した。業種別では、不動産業、ガラス土石、海運業、鉄鋼、鉱業などが値上り率上位。その一方で、電気・ガス業のみが下落した。売買代金上位は、みずほ、国際帝石、ソニー、三菱商、三井住友、三菱UFJなど。 日経平均は大幅高で寄り付いた後に伸び悩む場面もあったが、後場一段高となり9400円台を回復した。東証1部の値上り銘柄数は1360(全体の81.6%)に達し、規模別株価指数はすべて上昇。米国株式相場の大幅高で投資家心理が好転し、主力の国際優良株や資源関連などにリバウンド狙いの買いが入った。また、猛暑関連銘柄への買いも継続した。その一方で、直近堅調だった内需ディフェンシブ系の一角は換金売りに押された。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
戻りを試す展開を期待したい。直近の株価下落は行き過ぎの感が強いだけに、主力企業の好決算を手掛かりに、リバウンド機運が高まるとみる。心理的な節目の9500円や25日移動平均(9567円)などをあっさりと上回れば、10000円の大台回復も視野に入ろう。また、週末30日は7月末でもあるため、月末恒例のドレッシング買いである程度かさ上げされそう。だが、再び外部環境が悪化すれば、調整色を強める可能性も否定できない。日経平均は月初につけたザラ場ベースの年初来安値(9091円)、昨年11月末のドバイ・ショック時につけた安値(9076円)が下値メドとして意識されよう。 国内では主力企業の1Q決算が本格化する。トップバッターとなった信越化学は大幅増益の着地、未定としていた業績予想の開示で、市場はポジティブな反応を示しており、好決算は素直に評価される環境にあるとみられる。日経観測などを勘案すると、主力企業の1Q決算はおおむね良好で、上期計画に対する進ちょく率では上ブレしそう。ただ、下期以降に円高の影響が出るとみられ、上方修正は上期のみに留め、通期予想の引き上げは見送るというケースが多くなりそうだ。足元の相場下落で、PER10倍割れ、PBR1倍割れ、配当利回りが3%強といった主力株が多くなってきただけに、好決算発表が見直し買いを誘発する展開を期待したい。 欧州では、91銀行を対象に実施されたストレステスト(健全性審査)の結果を、どう消化するかがカギとなりそうだ。ストレステストでは、個別の銀行について、ソブリンリスクなど、クレジットや市場をめぐるショックを吸収する能力、および公的支援への依存度を審査し、全体および銀行ごとを開示する。米国では、昨年5月に主要19金融機関を対象にストレステストを実施したが、米当局はバンカメやシティなど10社に計746億ドルの資本増強を要請し、資本不足を指摘された金融機関はその後相次いで増資などを行ったことで、金融不安の払しょくにつなげた経緯がある。今回の欧州版ストレステストでは、資本不足とみなされる銀行が数行あるもようだが、資本増強によりソブリンリスクへの警戒感が後退する公算が大きそう。いずれにせよ、世界的に金融株は下落しているため、欧州ストレステストの結果公表が反転ののろしになりそうだ。米国では、2010年のGDP成長率予想の下方修正以降、景気の先行きに対する不透明感が強まっているが、来週も住宅関連の統計(6月新築住宅販売件数、5月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、MBA住宅ローン申請指数)、4-6月期GDP速報値、消費者信頼感指数、耐久財受注など重要統計が多く、市場予想を上回るか否か注目したい。
波乱の展開となった。週初から下値模索の展開が続き、22日には日経平均が3週間ぶりの安値に沈み、TOPIXは月初につけた年初来安値(ザラ場、終値ベース)を更新した。外部環境の悪化や円高進行が嫌気され、手仕舞い売りに押された。ただ、外部環境の好転で週末に大幅高となり9400円台を回復。週間ベースでは小幅反発となった。中国市場は堅調に推移したが、東京市場への影響は限定。投資家の物色意欲は弱く、東証1部の売買代金は低調な日々が続いた。米国市場の動向に一喜一憂する展開となった。16日に発表された7月消費者態度指数は66.5(前月比-9.5pt)と市場予想(74.5前後)を大幅に下回って、約11カ月の水準に落ち込んだほか、6月住宅着工も市場予想を下回る悪化。また、バーナンキFRB議長が上院銀行委員会で米経済の先行きに懸念を表明し、必要な際には追加的な金融緩和策を検討するとの見解を示したが、具体策には言及しなかったことで投資家の失望を招いた。ただ、週末に発表された6月中古住宅販売件数が市場予想ほど落ち込まなかったことや、キャタピラーなどの好決算で投資家心理がやや好転した。
外部環境の悪化を受けて、国際優良株や資源関連が軒並み安となった。為替が1ドル=86円台、1ユーロ=110円台と円高が進行したことで、業績への影響を懸念した売りが膨らんだ。金融株も下値模索の展開が続き、安値更新が相次いだ。公募増資の受渡日が到来したみずほFGは22日に商いが急増し、出来高が過去最高を記録したことが話題となった。一方で、円高メリット享受の内需ディフェンシブ系が底堅く推移。また、17日に梅雨明けして以降、連日の猛暑となったことでエアコンや清涼飲料などを手掛ける銘柄に短期資金が向かった。
国内では、「日経平均・配当指数」など3つの配当指数の先物取引が東証に上場、6月貿易収支(26日)、7月末権利付最終売買日、6月企業向けサービス価格指数(27日)、7月中小企業景況判断(28日)、6月商業販売統計(29日)、臨時国会召集、6月家計調査、6月失業率、6月有効求人倍率、6月全国消費者物価指数、7月東京消費者物価指数、6月鉱工業生産、6月自動車生産、6月住宅着工戸数、6月建設工事受注(30日)などが予定されている。 決算発表は、JSR、花王、高純度化、日電硝、メルコHD、SMK、ツインバード工、日車輌、小糸製、マクニカ、信越ポリマー、蝶理、松井証券、タカラレーベン、ニッセンHD(26日)、三井ホーム、オービック、ヤフー、東海ゴム、有沢製、JFEHD、日立金、森精機、日立建機、芝浦メカ、日立ハイテク、大和証券G本社、ダイビル、JR東日本、四国電力、キヤノン、コクヨ(27日)、トーメンデバ、NRI、新日鉄、大同特殊鋼、東邦チタ、日立電線、コマツ、オムロン、NEC、アンリツ、三洋電、フォスター電、アドバンテ、カシオ、パナソニック電工、日野自、ダイハツ、トーメンエレク、プロミス、京王、JR西日本(28日)、日清製粉G、日清食品HD、JT、積水化学、フジHD、資生堂、日本ガイシ、住金、神戸鋼、栗田工業、東芝、エルピーダ、パナソニック、シャープ、ソニー、TDK、京セラ、村田製、日産自、三菱自、任天堂、H2Oリテ、新生銀、三井不、日本郵船、商船三井、川崎汽船、NTTドコモ、関西電力、東京ガス、ソフトバンク(29日)、ヤクルト本社、綜合警備、王子紙、日本製紙G、住友化学、三井化学、武田、エーザイ、第一三共、富士フイルム、DOWA、住友重、三菱電、セイコーエプソン、三菱重、マツダ、ホンダ、東京エレク、住友商事、三菱商事、ユニ・チャーム、三菱UFJ、みずほFG、野村HD、みずほ証券、三菱地所、三菱倉庫、東京電力、中部電力、アサヒビール(30日)などが予定している。 海外では、キューバ革命記念日式典、米6月シカゴ連銀全米活動指数、米6月新築住宅販売件数、米7月ダラス連銀製造業活動(26日)、インド準備銀行金融政策決定会合、米5月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、米7月リッチモンド連銀製造業指数、米7月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米ABC消費者信頼感指数(27日)、米MBA住宅ローン申請指数、米6月耐久財受注(28日)、NZ準備銀行金融政策決定会合、米新規失業保険申請件数、米地区連銀経済報告(29日)、米4-6月期GDP速報値、米7月シカゴ購買部協会景気指数(30日)などが予定されている。 決算発表は、レッグ・メイソン、フルアー、ロリラード(26日)、デュポン、L3コミュニケーションズ、エース、フィサーブ、オフィス・デポ、アフラック、ロッキード・マーチン(27日)、プラクセアー、ニューモント・マイニング、ウェルポイント、ボーイング、ビザ、FMC、フローサーブ、アシュラント、ゼネラル・ダイナミックス(28日)、ボール、グッドリッチ、CMEグループ、グッドイヤー、ムーディーズ、モトローラ、アムジェン、エクソンモービル(29日)、マケッソン・コーポレーション、ITT、パーカー・ハニフィン、シェブロン、メルク(30日)などが予定している。 提供:株式会社T&Cフィナンシャルテクノロジーズ PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |