2024 11,23 09:48 |
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2010 06,19 08:00 |
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来週の東京株、欧州問題一服で戻り試す展開に 来週の東京株式市場は、戻りを試す展開となりそうだ。欧州債務問題が一服したことでユーロの下落に歯止めがかかり、市場のセンチメントは改善傾向にある。 海外勢のポジション調整売りが一巡したことに加え、主要企業の株主総会が目白押しで売り込みにくい季節性もある。ただ、米住宅指標の悪化などで米景気への不安が高まれば株価の上値は限られることになる。22―23日の米FOMC(連邦公開市場委員会)でどのような景気判断が示されるのか注目される。 日経平均の予想レンジは9700円─1万0300円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
東京証券取引所が17日に発表した6月第2週(6月7日―6月11日)の3市場主体別売買動向によると、外国人は6週連続の売り越しとなり、売り越し額は8561億円で過去3番目の大幅な売り越しだった。「海外勢はすでにリスク資産のポジションを落とし切った状況。短期的な過熱感から利益確定売りや戻り売りは出ても、当面強い売り圧力はなさそうだ」(コスモ証券・本店法人営業部次長の中島肇氏)とみられている。 6月第4週(21―25日)は、富士通(6702.T)、トヨタ(7203.T)、NTT(9432.T)、パナソニック(6752.T)など主要企業の株主総会が相次ぐ。株主総会前は企業からの悪材料が出にくいほか、持ち合い解消なども手控えられる傾向がある。「市場には売り込みづらい雰囲気が出る」(日興コーディアル証券エクイティ部部長の西広市氏)という。 一方、懸念材料は米国景気の動向だ。5月の米雇用統計がネガティブサプライズになって以降、5月米住宅着工件数、6月の米フィラデルフィア地区連銀業況指数など米経済指標に陰りがみられる。年後半にかけて景気対策の効果がはく落するとの懸念もあり、市場参加者は米景気動向に神経質になり始めている。「米企業業績は好調であり雇用や設備投資などが回復するのはこれからだ。過度に悲観視する必要はないが、7月からの4―6月期米企業決算を見極める必要はある」(準大手証券情報担当者)との指摘もある。 当面のスケジュールでは、22日の米5月中古住宅販売件数、23日の米5月新築住宅販売件数が注目点になる。23日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文が発表される。「市場に安心感を与えるような景気認識が示されれば、ドル高・株高につながる可能性もある」(大和証券投資情報部長の多田羅信氏)とみられている。 26─27日にカナダで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合を前に、中国が人民元の切り上げに動くとの観測も一部に出ているが、「問題がくすぶり続けるより、政策変更をはっきりさせた方がアク抜けになる」(大和証券の多田羅氏)との指摘もある。 (ロイターニュース 河口 浩一記者) PR |
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