6/5 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△積水ハウス<1928>が３日ぶり反発、第１四半期の経常７倍を好感
積水ハウスが３日ぶり反発。７５円高の１８４６円まで上昇している。４日に今０８年１月期第１四半期の連結決算を発表。経常利益が前年同期比７．７倍の７２億２６００万円と大幅増益となったことが好感されている。一次取得者を中心に分譲住宅が好調に推移するなか、主力の鉄骨戸建て住宅に制震構造や防汚塗装を装備した新商品を投入し、営業力の強化に努めた。７月中間期予想は経常利益４６０億円（前年同期７７９億２１００万円）を据え置いた。
（株式新聞ダイジェスト）

△タムロン<7740>が高値更新、長期資金も流入と
タムロンが買われて２営業日ぶりに東証上場後の最高値を更新した。デジタル一眼レフカメラ交換レンズの販売が大きく伸びており、５月２日に発表した０７年１２月期の第１四半期（１－３月期）業績では連結営業利益が前年同期比６４％増の１９億３３００万円、当期純利益も５７％増の１２億８３００万円を計上していた。６月中間期および通期の予想はともに据え置いたものの、中間期予想の純利益１６億円というもので、第１四半期の段階で進ちょく率は８０％に達していた。その後、ゴールドマン・サックスなどが同社株の目標株価を引き上げていたほか、昨４日にはみずほ証券も４０００円の目標株価を示すなど、強気の評価が相次いでいる。「デジタル一眼レフ用交換レンズの中期的成長性に着目した足の長い資金の流入も増えているようだ」（準大手証券）といった声が聞かれている。

△三條機械<6437>は新値追い、外資Ｆの買い増しも刺激に
三條機械製作所は続伸して連日の年初来高値更新となっている。自動車部品を中心にした鍛工品の販売が堅調に推移しているほか、工作機械や印刷機械、たばこ製造用機械といった一般機械、自動車業界向け主体のダイカスト金型なども利益が増える見通しで、５月１５日に会社側が発表した０８年３月期の連結業績予想は売上高が２％増の１８４億２０００万円、純利益が　また、昨日には英領西インド諸島のケイマン諸島を所在地とする投資ファンド「ザ・エフエスピー・バリュー・リアライゼイション・マスター・ファンド」の保有株式数が１６１万８０００株（発行済み株式総数の１１．０１％）まで増えたことが５月２９日に関東財務局に提出された大量保有報告書で明らかになったと発表。同ファンドはすでに筆頭株主だが、約３週間前に比べて１５万４０００株を買い増していたことが判明したことで、これが刺激材料になった面もあるようだ。

△日本製鋼所<5631>が連日高値、菱ＵＦＪ目標株価引上げ
日本製鋼所が買われ、連日で高値を更新している。三菱ＵＦＪ証券では４日付で目標株価を２０００円から２３００円に引き上げ、レーティング１を継続した。三菱ＵＦＪ証券では日本製鋼所の株価が４ケタ未満だった時期から高い目標株価を掲げて強気な投資評価をしてきた経緯がある。日本製鋼所に対する投資評価において実績のあるアナリストが目標株価を引き上げたことが好感されている。同証券では「日本製鋼所は１００万キロワット以上の原発部材では世界シェア１００％近くと見られ、その技術力は付加価値をつけられると判断した」としている。２０１０年３月期の予想１株利益をベースにＰＥＲ４０倍で目標株価を算出した。
（ラジオNIKKEI）

△ソニー<6758>、PS3より安いBlu-rayプレーヤー
ソニーが米国で投入する新しいBDプレーヤー「BDP-S300」は499ドル、599ドルのPS3より安い。
（ITmedia News）

△ジャストシステム<4686>、新変換エンジン搭載のＭａｃ用日本語入力システムを発売

△ダイキン<6367>－など、環境にやさしく防汚性・耐候性に優れた水性フッ素コーティング剤を開発

△セキュアヴェイル<3042>、パソコンのセキュリティ対策状況を自己診断できるサービスを開始

△アッカ<3764>、携帯向け動画ポータルサイト「ｚｏｏｍｅモバイル」を開設

△フリービット<3843>、「ぐるなび<2440>デリバリー」に通話報酬型広告システム統合ソリューションを提供開始

△日商エレクトロニクス<9865>とエンカレッジ、データセキュリティと内部統制ソリューション提供で提携強化

△三井造船<7003>、コンクリート構造物の新型非破壊検査機器を開発

△岡三<8609>オンライン証券、「岡三オンラインＦＸ」の手数料半額キャンペーンを延長
（日経プレスリリース）

△サンウエーブ<7993>、カウンタートップの傷が目立ちにくい表面処理技術開発
サンウエーブ工業はシステムキッチンに搭載するステンレス製カウンタートップ（作業台）の傷を目立ちにくくする表面処理技術を開発した。表面を直径と高さが異なる大小二つのドット（突起）でエンボス加工したのがポイント。大きく高い突起の上に鍋などの底面による傷が付き、小さく低い突起や突起がない部分には傷がつきにくく、全体として傷が目立たなくなる。この技術を中級品に採用し、普及品や他社商品と差別化を徹底する考え。システムキッチンの市場では高級品と中級品が伸び悩み、普及品の需要が増加している。普及品の機能が向上し、従来どおりの高級品や中級品では差別化しにくくなったためで、サンウエーブ工業も普及品に力を入れている。今後は利益率の高い高級品と中級品のテコ入れが課題ととらえ、主力の中級品「サンヴァリエ・ピット」向けのステンレス製カウンタートップに今回の表面処理技術を採用するもの。
（日刊工業新聞）

△強含みのトヨタ<7203>
トヨタ自動車が強含み。引き続き北米での５月の新車販売の好調などが引き続き手掛かりになっている。

△アドヴァン<7453>　５月売上高、前年同月比４．４％増、４・５月累計で１．４％増。

△大証<8697>　買いゾーン入りの観測強まる。新興市場底入れ感強まるなか続伸。

△ＡＯＣホールディングス<5017>が大幅続伸
ＡＯＣホールディングスが大幅続伸。ＮＹ市場で原油価格が１バレル６６ドル台まで上昇したことが手掛かりになっている。
（株式市場新聞）

△ＩＴＸ<2725>は新興市場の優良銘柄。好業績見通し、オリンパス系で、買い安心感も
ＩＴＸは続伸。５０００円高の８万３５００円まで買われている。大証ヘラクレス市場値上がり率上位にランクインしている。とくに何か材料が出たわけではないが、親会社のオリンパス<7733>も続伸傾向で来ており、同社株も見直されているもようだ。ほかの大口株主は、オリンパスのほか、船井電機<6839>、都銀。また、モルガン・スタンレー系をはじめとした、優良外資が並んでいる。業績を見ると、前２００７年３月期連結は、経常利益以外は減収減益で、純損益は赤字転落となった。
が、２００８年３月期の連結業績予想は増収増益を見込んでおり、純利益は黒字転換の見込み。同社のコア事業である、携帯電話販売、医療、自動車アフターマーケットの３事業とも、業績伸長を見込んでいる。チャートを見ると、中長期では続落。５月２１日につけた直近安値６万８４９９円を底に、反発。以降はジリ高で来ている。８万円ラインを超えると、次は今年１月の１２万円ラインが次の目安となりそうだ。現在の株価でＰＥＲは１００倍超、ＰＢＲは約１．８倍。

△東芝<6502>が４日続伸し年初来高値を窺う
東芝が、１０円高の９３３円と４日続伸し５月１０日につけた年初来高値９４９円を窺う動きになっている。米株高や円安基調を背景に堅調な展開になっている。前日に新日本製鐵<5401>が年初来高値を更新し、東芝に対しても相対的な出遅れ感が指摘される。全体相場が好循環物色となっており、同社株の４ケタ大台乗せも当然視野に入ろう。

▼ファーストリテイリング<9983>が３日続落、２２５採用銘柄の値下がり率ランキング上位に
ファーストリテイリングが、３６０円安の８９４０円と３日続落し２２５採用銘柄の値下がり率ランキング上位に入っている。同社が４日、カジュアル衣料品店「ユニクロ」の５月の既存店売上高が前年同月比２．１％減少したとの発表を嫌気した売りが先行している。減少は５カ月ぶりで、５月の下旬に気温が低下したため、客数が伸び悩んだとしている。株価は、５月１日安値８０４０円を底に反騰、５月３１日に９４７０円まで上昇していたが、４月９日の高値９４３０円に対する二番天井形成となったようだ。目先は、８５００円処までの押す場面も想定されよう。

△積水ハウス<1928>は１Ｑ好決算と自社株買いでギャップアップ、１８４０円台乗せ
積水ハウスはギャップアップ。５９円高の１８３０円で始まり、一時、１８４０円台に乗せ、東証１部値上がり率上位にランクインした。きのう大引け後に発表した、第１四半期（２００７年２～４月）連結決算が、前年同期比増収増益で、とくに経常利益が同７倍以上、純利益が同１００倍以上となった。都市再開発事業の寄与が大きかった。同時に、自社株買いを発表。きょうから７月１２日まで、上限３０００万株（発行済み株式総数の４．２３％）、６００億円を予定している。単純に割ると、１株２０００円の計算となる。名古屋証券取引所で、「自己株式の立会外買付制度」により行なう。同公告では、１株１７７１円としている。

△いすゞ自動車<7202>が４日続伸、２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に
いすゞ自動車が、２４円高の６２９円と４日続伸し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に入っている。個人投資家が差し止め請求をしていた自動車部品工業＜７２３３＞（東２）の第三者割当増資について横浜地裁は４日、申し立てを却下した。同様にＴＤＦ＜５６４１＞（東２）の第三者割当増資に対する差し止め請求も先週末、仙台地裁が却下している。これを受けて両社は同日、筆頭株主のいすゞ自動車などを引受先とした新株発行の払い込みが予定通り完了したと発表した。株価は５月１４日の安値５７３円処が下値水準として確認、上値追いとなっているが、６５６円処のフシを抜くにはエネルギーが必要か。

△三浦工業<6005>が連日上場来高値、ガスだき小型貫流ボイラー開発を材料視
ノーザントラストが大株主の三浦工業が１５０円高の３５６０円と大幅高し連日の上場来高値更新となっている。同社が光化学スモッグの要因となる排ガス中の窒素酸化物（ＮＯｘ）の濃度を大幅に削減できるガスだき小型貫流ボイラーを開発したとの日本経済新聞社の報道を材料視。世界的な環境規制の強化に対応、同社の従来製品に比べＮＯｘ濃度を９６％以上減らした。食品工場や自動車工場向けなどに２００８年中の発売を目指すとしている。５月３０日に外資系証券では投資判断を「１Ｍ」継続、目標株価を３８００円→３９００円に引き上げている。信用取組倍率０．１１倍の売り長の好需給となっており、堅調な動きが続きそうだ。

△アルチザネットワークス<6778>は上方修正を材料に買い気配切り上げ。堅実銘柄で安心感も魅力
アルチザネットワークスは１万４０００円高の１１万５０００円買い気配。きのう大引け後に、２００７年７月通期業績予想の、経常・純利益の上方修正を発表した。修正後の数字は、経常利益が前年実績比３倍以上の５億２３００万円、純利益が同６倍以上の２億６２００万円とした。売上高は据え置いたが、前年実績比４６．５％増の２５億円としている。モバイルネットワークテスト・ＩＰネットワークテストが好調で、さらに、利益率の高い自社製品の比率が上昇したため、利益の上方修正となった。業界観測では、２００８年７月期も増収増益と見られている。同社は通信計測器の開発事業を行なっている。実質無借金で、利益余剰金も積んでいる、好財務で、技術力もある。株価の下値６万円ラインは堅い。こうした買い安心感も、人気の理由だろう。

△新日本石油<5001>は続伸、次のフシは１２００円→２０００円ライン？今朝は石油セクター高い
新日本石油は続伸。寄り後、３３円高の１１０４円まで買われている。もともと続伸で来ていたが、今朝の日経新聞等で「電力小売業で、販売を昼間に限定する」と報道されたことが、手がかり材料となっているもようだ。記事では、「燃料高で、参入組の苦戦が鮮明」と報道されてはいるが。今朝は石油・石炭製品セクターが高い。東証１部業種別株価指数で、寄り後は、値上がり率トップとなっている。また、前日４日の米ニューヨーク市場で、原油先物相場が４営業日続伸していることも材料となっているもようだ。同社株の長期チャートを見ると、１０００円ラインを超えた現在、次は１９９１年につけた１２００円ラインまで、フシらしいフシは見当たらない。さらに上抜ければ、次は１９８９年につけた高値１９９０円か、あるいは１９８０年につけた上場来高値２４８０円が視野に入ろう。現在の株価でＰＥＲは２０倍台、ＰＢＲは１倍台と、とくに割高感はない。信用残は、売り買いほぼ拮抗している。市場全体の地合いにもよるが、まだまだ上値追いの局面と見た。

△不動テトラ<1813>が続伸し騰勢を強める
不動テトラが、１１円高の２２５円と続伸し直近５月３１日高値２１７円を抜き騰勢を強め、５月２８日につけた年初来高値２３５円を窺う動きになっている。海運株人気が造船株に波及し、地盤改良・岸壁工事などを得意とする同社株も物色される好循環になっている。パナマ湾運河の拡張工事など期待材料も内包し、取組倍率が１．２４倍の好取組だけに、久々の大相場を指摘する向きもある。何れにしても、２３５円抜けとなるか注目。

△住友商事<8053>は未曾有相場に弾み、今後も事業改革、Ｍ＆Ａを積極展開
住友商事の出遅れに大手証券が手ぞろいで注目。信用倍率は３・７４倍だが、今期予想ＰＥＲは１２倍前後、ＰＢＲ１・９倍は割安だけに、特に問題にならない。５月高値の２３８５円を抜ければ、未曾有相場に弾みがつこう自動車リース・金融、建設機械など輸送機・建機事業や鉄鋼製品などを取り扱い金属事業のほか、資源エネルギー事業も好調。今３月期の連結経常利益は５期連続で最高益更新の見通し。配当も４期連続増配へ。今後も事業改革、Ｍ＆Ａを積極展開し、さらなる利益拡大を目指す。
（証券日刊新聞）

▼ファーストリテ<9983>、5月月次は既存店が2.1％減
ファーストリテイリングの5月月次売上高は、既存店が前年同月比2.1％減の97.9％だった。直営店＋ダイレクト販売の売上高は同6.3％増だった。

△ＡＢＣマート<2670>、5月月次は既存店が1.3％増
ＡＢＣマートの5月月次売上高は、既存店が前年同月比1.3％増、全店で同14.8％増だった。
（証券新報）

△藤和不動産<8834>マンション　創立５０年で新ブランド「ベリスタ」
藤和不動産は、創立５０年を記念し、マンションの新ブランド「ＢＥＬＩＳＴＡ（ベリスタ）」を立ち上げた。同社はこれまで、「シティホームズ」「アインス」「グランノア」などのブランドを運営してきたが、今後はベリスタに統一する。ベリスタは、同社が掲げる経営コンセプト「Ｂｅｓｔ　Ｌｉｆｅ　Ｓｔａｇｅ」の頭文字をとったもの。快適で温もりある最高の暮らしの舞台を提供するとの意味を込めている。
（FujiSankei Business i）

■注視銘柄

6378木村化
6217津田駒
7240ＮＯＫ
5608川口金
7740タムロン
7003三井造船
8697大証
5957日東精工
3121アセットインベスターズ
9312ケイヒン
5009富士興産
9822クロニクル
3343チップワンストップ
9127玉井商船
3864三菱製紙
5188帝都ゴム
4188三菱ケミカルＨＤ
4751サイバーエージェント
5105東洋ゴム工業
8952ジャパンリアルエステイト投資法人

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