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2010 06,14 23:13 |
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「一寸先は闇」に備える先取りの先取り!消費税関連株が浮上=浅妻昭治 「一寸先は闇」は、永田町(政界)も兜町(株式市場)も一緒である。きょうはきのうの続きでなく、あすもきょうの単純な延長ではない。日々、ポジティブ・サプライズ、ネガティブ・サプライズが入れ替わり、振り回されたことは枚挙に暇がない。こうした激変環境下では、「君子は豹変す」の教え通りに政治家も投資家も、フレキシブルな出処進退を心掛けなければサバイバルは覚束ない。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
昨年夏の衆院選挙での圧勝、政権交代に先立つ5月の当時の小沢一郎代表辞任の再現よろしくチャンス到来であり、麻生太郎前々自民党連立内閣が、総選挙を先延ばしに先延ばししているうちに歴史的敗北を喫したことを反面教師する政治判断が優先したに違いない。参議院選挙までおよそあと1カ月、菅連立内閣の高支持率が維持されるのか、それとも野党各党の「小沢隠し」と声を荒げる巻き返しが奏効するかは、またまた「一寸先は闇」だろう。 ただ困るのは、このまま与野党攻防が続くとすると、どうも参院選挙のマニフェスト(政権公約)は、与党、野党とも揃って財政健全化優先、消費税引き上げが目玉政策になりそうな雰囲気にあることだ。引き上げ時期、引き上げ幅のアピール競争となったら、参院選挙で与党、野党のどちらが勝とうが、消費税引き上げが既成事実化してしまう。 広く薄い消費税の引き上げは、富裕層はともかく年金生活者やワーキングプアなどの生活困窮者を直撃する。株式市場も日本買いで株高となれば問題はないが、為替だけ先行して円高となれば、デフレ逆戻り、2番底、3番底の懸念も強まる。菅直人首相が、温暖化ガス削減で国際公約を優先した鳩山由紀夫前首相を反面教師として、今月末にカナダで開催の主要8カ国首脳会議で勇み足をしないことを願うばかりである。 相場テーマとしては先取りの先取りだが、かつて消費税率を引き上げた橋本第2次内閣当時と同様に消費税関連株が浮上することになる。「ピンチはチャンス」と読み替える「君子豹変」セオリーである。 会計ソフトのオービック <4684>、 さらに不動産証券化事業でミソをつけたCSKホールディングス <9737>などに関連特需が期待できるか、与野党各党のマニフェストをウオッチしつつマークするのも一考余地がありそうだ。 【浅妻昭治(株式評論家・日本インタビュ新聞社記者)のマーケット・センサー】 PR |
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