米国株式市場サマリー（6月11日）
ロイターNEWS　2010年 06月 12日 07:24 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT871658520100611

□ダウ工業株　　　　　　１０２１１.０７（＋　３８.５４）
□ナスダック　　　　　　　２２４３.６０（＋　２４.８９）
□Ｓ＆Ｐ５００　　　　　　１０９１.６０（＋　　４.７６）
□ＣＭＥ日経２２５先物　　９８５０　　 （＋１４０）(ドル建て)
□ＣＭＥ日経２２５先物　　９７９５　　 （＋　８５）(円建て)
□為替　　　　　（対ドル）　　９１.６７円
□為替　　　　　（対ユーロ）１１０.８６円
□半導体株指数　 　　　　　 ３４９.５３（－　４.８４）
□バルチック海運指数　　　３２８８　　 （－１３５）

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[1回]

　１１日の米株式相場は続伸。終盤にかけて切り返した。
小売売上高が予想外の減少となったことで経済に対する懸念が高まった一方で、半導体大手ナショナル・セミコンダクター(NSM.N)の好調な業績見通しを受けてハイテク株が買われた。

　ナショナル・セミコンは５％高。前日発表した利益率と売上高見通しが市場の予想を上回り、前年の不振から脱却する見通しとなったことを好感した。

　フィラデルフィア半導体株指数は１．４％上昇した。

　チャンネルキャピタルリサーチ・ドットコムのダグ・ロバーツ最高投資責任者（ＣＩＯ）は「マクロ（経済）に関するニュースはますます悲観的になりつつあるが、一部には好調な業績予想を発表する企業もある。（売りが）やや行き過ぎだったとの見方が出始めるだろう」と語った。

　「ナショナル・セミコンの発表は明るい内容だった。ハイテク株が上昇したのはこのためだ」と述べた。
　

　ダウ工業株３０種.DJIは３８．５４ドル（０．３８％）高の１万０２１１．０７ドル。

　ナスダック総合指数.IXICは２４．８９ポイント（１．１２％）高の２２４３．６０。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種.SPXは４．７６ポイント（０．４４％）高の１０９１．６０。

　週間ではダウが２．８％、ナスダックが１．１％、Ｓ＆Ｐ５００が２．５％それぞれ上昇した。

　５月の小売売上高は前月比１．２％減と８カ月ぶりに減少した。その一方で６月の米ミシガン大消費者信頼感指数（速報値）がほぼ２年半ぶりの高水準になり、景気回復が腰折れするとの懸念を和らげた。

　消費関連株には下げが目立った。ホーム・デポ(HD.N)は１．５％安、プロクター・アンド・ギャンブル（Ｐ＆Ｇ）(PG.N)も１．５％安。Ｓ＆Ｐ小売株指数は０．２％下落した。

　一方、商品（コモディティ）関連株が値上がりし、Ｓ＆Ｐ素材株指数は１．２％上昇した。