三井物産（8031）メキシコ湾の原油流出事故について（野村証券）
毎日新聞社　2010年6月11日 9時18分　提供 NSJ日本証券新聞
http://mainichi.jp/life/money/kabu/nsj/news/20100611213532.html

　4月20日に米国のメキシコ湾で、英BPの石油掘削施設が爆発し、原油の流出が続いている。

　三井物産(8031)の子会社の三井石油開発（出資比率69.91％）も10％の権益を保有しているため、原油の回収費用や、米国政府に対する損害賠償が発生した場合の費用負担が警戒され、三井物産も売られている。

　ただ、野村証券では現在の株価水準は巨額の損失発生をある程度織り込んだ水準と解説。

　6月10日の前場終値（1,081円）で、予想PBRは0.8倍まで下落し、2011年3月期末の予想株主資本2兆4,600億円に対しては4,900億円程度（税効果の影響を考慮せず）の資本の毀損を織り込んでいる。

　原油流出事故を起こした探鉱案件の7％が三井物産の間接的な持分となるため、プロジェクト全体では原油回収費用や賠償金などで7兆円規模の費用負担が発生することを現在の株価は織り込んでいると指摘。

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[5回]

　さて、この件に関しては色々と情報が錯綜していましたので、
ある程度、正確な情報が欲しかったので、
今まで一切ブログには載せませんでした。

まぁ～今から書く内容も、ドコまで信用性があるか？？･･･
･･･と、聞かれると難しい処もあるのですが、
そろそろ煮詰まってきたかなぁ～･･･なんて思って書くことにしました。

原油流出の「危険性」を米国勢は10年前から知っていた
原田武夫国際戦略情報研究所公式ブログ　2010年6月9日
http://blog.goo.ne.jp/shiome/e/f7aecf53c543309f5dcfeb2334f6b2b5

　メキシコ湾におけるBP社による原油流出事故に関連し、
その「危険性」を米国勢は公的に2000年より把握していた旨のリーク報道あり。

　米当局はコメントを控えているものの、
今後、こうした事実上の「隠ぺい工作」を巡ってワシントンでの政治責任が
問われる可能性あり

参考：
Feds knew of Gulf spill risks in 2000, document shows
McClatchy Newspapers　2010/06/08
http://www.mcclatchydc.com/2010/06/08/95535/feds-knew-of-gulf-spill-risks.html

―ポイントはメキシコ湾における原油採掘がそもそも1994年に発生した
メキシコ勢の“デフォルト（国家債務不履行）”騒動を巡り、
当時のクリントン米政権が支援を行う「見返り」として同油田の採掘権を
獲得した点にあるものと分析。

　すなわち、いわゆる「クリントン人脈」はその採掘がはらむ危険性を
完全に把握した上であえて英ロイヤル・ダッチ・シェル社に対して
採掘を行わせた可能性があると“演出”され始めたわけであり、要注目。

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･･･で、上記情報、"McClatchy Newspapers"の記事情報内容は、
既にゴールデン･ウィーク中には入ってきていた情報で、
当時、原文等が無かったために伝えられませんでした。
現在は、pdf資料等を含めあります。

･･･で、まず三井物産(8031)の子会社の三井石油開発が、どのような
契約形態なのか･･･から簡単に説明をします。

原油掘削施設「ディープウォーターホライゾン (Deepwater Horizon)」

この施設を所有して運用しているのが「トランスオーシャン」
そして、今回そのリグを借りているのが、ＢＰをオペレーターとする
MC252開発チーム（ＢＰ・アナダルコ・三井石油開発）です。

　結論から言うと、対外的なあらゆる責任を負うのは、
報道されている通りＢＰを筆頭としたMC252開発グループです。

　実際に現場で作業を行うのは数名から十数名のプロフェッショナルと、
工事現場の作業員。人選などはトランスオーシャン側。
そのプロフェッショナルの中でも、ＢＰの人間は恐らく半分程度。

　ＢＰにはオペレーターとして、
「この掘削施設は、十分この作業に耐えうるものだったのか？」
「あらゆるパーツは、この井戸を安全に掘ることが出来るものか」等など、
すべてをチェックする責任があり、
他の二社にはこのＢＰの決定に対して「承認」を行います。

以上が、契約上の責任で、上記記事内容となるのです。

但し、以前からなんらかの不調の傾向があったことを隠していた場合、
トランスオーシャン側にも責任があります。

　BOPが過信されているのは、トランスオーシャンも業界も
何年も前から知っていて、数十件のBOP作動ミスが報告されていたそうです。
･････で、２００３年にとランズオーシャンが提出した報告書には、

「Poor BOP reliability is a common and very costly issue confronting all offshore oil drilling companies」

　BOPの信頼性の低さは全てのオフショア採掘企業が直面する一般的で
コストが高くつく（弊害が大きい）問題だ。
･･･と、認めていたそうです。

要は「BOPのフェイル＝セーフ機能のせいで、ちょっとでも異常があると
勝手に井戸が遮断されて、その復旧に凄くお金がかかって困るんだけど･･･」
･･･って意味です。

つまり、BOPというもの自体に確実なフェールセーフ機能は
備わっていないことは、業界全体が知っていたことになります。
起きるべくして起きた事故なんですね。

・締まらないBOP（ハイドリル）とそれを使うことにしたトランスオーシャン
・セカンドバリアが効いていないウェルヘッド（キャメロン）
・不十分なセメントジョブ（ハリバートン）
・そして総監督すべきBPとパートナー（アナダルコと三井）

･･･で、他資料と共に「原油流出の「危険性」を米国勢は10年前から知っていた」
･･･の記事となるワケです。

それで、上記問題は事件当初から想像できた（想定内）話で、
ここからが本題なのですが･････

Rumour: BP To Cut Its Dividend Next Week, and Yet Another Goldman Sachs Stock Scandal
Jesse's Cafe Americain　2010/06/09
http://jessescrossroadscafe.blogspot.com/2010/06/heard-on-street-bp-to-cut-its-dividend.html
Walk in the Spiritより一部転載

This is making the rounds as a rumour, but it has some credibility, and I have been expecting it as they need to set aside serious reserves for litigation and for the clean up of damages caused.

The company is in deep trouble, and the CEO is making all the classic errors we learned not to do in the crisis management courses in business school. Its shocking really at how badly he has performed.

The rumour is so widespread that I am sure it will make the wires in some form, if only a denial, and I will look for it. I do not expect BP to declare bankruptcy as this other story suggests, although it would be an interestingly foul gambit to try and avoid its liabilities.

　ウワサによれば、BPは破産させるのではと･････
（Jesseは破産はしないだろうと見込んでいるけど、）
ウワサの根拠は、膨大な補償費用の回避にあると･････

これは充分考えられる。いかにもBPが考えそうなことだ。

･･･で、BPのCEOの対応を見ていると･････

BP CEO：Tony Hayward

とても危機対応に長じているとは思えない人物だしぃ～･････

　しかも、今回の事故の3週間前にGSのBP株売却が発覚し、
これをうやむやにするにも丁度いいだろうしぃ～･････

BPのCDSをみても超鰻登り･････

ヤッパ、うわさが出てもおかしくないわなぁ～･･･こりゃぁ～･････

･････で、ＧＳの会長ってBPの元会長なんだよなぁ～･････

もしBPが逃げ足早くパンクさせたなら･････
もし出来るなら「三井石油開発」もスグに追随して
逃げ足早くパンクさせなきゃぁ～･････
とりあえず想定内として怠り無く準備してね。
資産を判らないように移すとかさぁ～･････

ちなみに、「ホピ族の預言」･･･っていうのがあるんだけれども、

■ホピ族（Hopi）は、アメリカ・インディアンの部族のひとつ。
「ホピ」とは彼らの言葉で「平和の民」という意味である。
アメリカ南西部にあるフォー・コナーズ地帯の「ブラック・メサ」と
呼ばれる３つの高台に住む、7000人程度の少数民族。

■ホピ族が明かした９つの前兆
ホピ族の神話によると、これまで３つの世界が滅びており
現在の世界は4番目の世界に当たるという。
最初の世界は、火によって、次の世界は氷によって、
3番目の世界は水によって滅んでしまった。
そして、現在の４番目の世界が終わるときの予兆について、
その前兆を述べています。

マヤ文明の末裔とされ、神に導かれ現在の地にやってきたのが1000年前の
こととされる。「ホピ族のの予言」として、神からの様々な預言を伝承している。

①「白い民が大陸にやってきて、雷棒で先住民を打つ」
　（これは銃を下げた白人のことだった）
②「大声を出す木の糸車の到来」
　（これは白人の幌馬車隊だった）
③バッファローに似た、角の長く大きい獣の登場」
　（白人が連れてきた牛だった）
④「鉄の蛇が平原を通る」
　（鉄道）
⑤「巨大な蜘蛛の巣が地上を這う」
　（電線がアメリカ全土を蜘蛛の巣状におおった）
⑥「大地に石の川が交差する」
　（ハイウェー建設）
⑦「海が黒く変色して、たくさんの生物が死ぬ」

⑧「長髪の若者が部族国家に加わり、原住民の生き方と知恵を学ぶ」
　（ヒッピー文化）
⑨「天の住居が大音響ともに落ちてくる。青い星のようなものが見えるとき、ホピ族の儀式はまもなく終わりを告げる。

天の住居が何を意味するのかはわからない。
宇宙ステーションではないかとも言われているが...

アメリカ合衆国大統領ハリー・トルーマンに送られた書簡には、
先祖伝来のホピ族の土地が合衆国の法令によって一方的に取り上げられ、
石油会社にリースされることに対する強い抗議の意志表示と共に、
その末尾には、「大いなる清めの日」といわれる謎の予言が記されていた。