2024 11,23 08:40 |
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2010 06,06 15:00 |
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素敵な日曜日をいかがお過ごしでしょうか? 本日の午後ティーのお供は、 昨日は結構、風が強くて・・・・・ "WHEN THE WIND BLOWS"は、マザーグースの童謡で、 "WHEN THE WIND BLOWS" Rock-a-bye baby on the tree top, when the wind blows the cradle will rock, when the bough breaks the cradle will fall And down will come baby, cradle and all. ねんねんや あかちゃんや たかたか きのうえ ねんねんや かぜがゆらすと ・・・というような意味で、相変わらずマザーグースは残酷です。 マザー・グースの残酷さには、子供の頃よりも、 休日の午後ティーのお供に彩りある一曲を! DAVID BOWIE - WHEN THE WIND BLOWS(風が吹くとき) 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
英国の片田舎に住む老夫婦、ジムとヒルダ。ジムは定年を迎え、これからは愛し合った二人ののんびりとした時間が始まる。 でもまてよ、政府の説明書では窓の周辺から薄い、細かなものは除けとあるが、議会の出したそれでは窓には白いシーツを下げろと書いてある。どっちが正しいんだ? ー 閃 光 ー 「ちくしょう!」信じられないが、核爆弾が炸裂したこと、そして生きていることを確認する二人。おののくヒルダに「僕たちは今でも幸せじゃないか」とジム。
昨年の九月、京都の書店でこの原作の絵本を見つけました。40ページにぎっしり書き込まれた原作は、言葉で反核をうたうのではなく、ただ淡々と夫婦の会話と行動を追っています。 つまり「核」問題に対する判断は全て読者(視聴者)に託されているのですが、これが英国では50万部のベストセラーとなり、各国で話題となって、昨年はついに映画化されたわけです。今回の公開はこれを日本語吹き替えしたものです。 原作はレイモンド・ブリッグズ。私は彼の作品「スノーマン(雪ダルマ)」が大好きなのですが、(これも昨年映画化されて成功を収め、最近は某スープのCMにこのフィルムが使われています)今回の「風が吹くとき」は、少し悲しくもファンタジーの世界に遊ぶ彼の他の作品とは一見ひどく違い、大変面食らいます。しかし彼の言葉はその疑問を氷解してくれました。 ジムがしたように、ちょっとした工夫で核爆弾の影響をやわらげることはできる、しかし最終的に個人がその影響から逃れることはできない。そんな状況下で、多くの市民はどの様な思考と行動を取るのだろうか。それを描きたかったと作者は言っています。 つまり彼の制作上の興味は社会問題ではなく、(彼の両親がそうであったように)市井の人々の瞬間瞬間の言動であるのです。 そこで、ー私たちにできることは何か?ーそれを考えるか否か、 監督はG.T.ムラカミという日系人、日本語版監督は大島渚です。 冒頭の歌(詩)が背景(原体験)としてあってこそ、この作品の内容が読む(観る)人に深く関わってくるのだと確信したわけです。 *:この作品は,現実と紙一重ではありながら,やはり一種のファンタジー.でも気付いてはいけない現実世界とファンタジーの関係を垣間見てしまった気にもさせられます. PR |
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