明日の日本株の読み筋
＝下値限定的か、３日晩のＡＤＰ雇用リポートを控えた様子見も
モーニングスター　2010/06/02 18:50
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=302295

　３日の東京株式市場は、売りが先行しても下値は限定的とみる。２日は鳩山内閣総理大臣が辞意を表明し、円が下落したため、一時的に買いが優勢となる場面があった。その後は買い材料の乏しさから売りが加速して一段安となったものの、日経平均株価が下げ幅を広げても、円相場は伸び悩んだため、「持高調整の動き」（中堅証券）との見方から売りは広がらなかった。
　市場からは鳩山首相の辞意について「株式市場への影響は限定的」との声が多く聞かれ、売り方も決め手に欠けて勢いがなく、終値では９６００円台は維持している。
　週末発表の米５月雇用統計を期待する声が根強く、あすは米国のＡＤＰ（オートマチック・データ・プロセッシング）雇用リポートの発表を控えて様子見気分も強まるだろう。９５００－１万円のレンジ内でもみ合う展開が続きそうだ。
（宮川子平）
 

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