2024 11,23 09:27 |
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2010 05,16 07:00 |
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週明けの株式相場は好業績受け小じっかり、海外要因を意識 来週の東京株式市場は、海外要因に振らされる展開が続くものの、国内企業の好業績を受け小じっかりとなりそうだ。引き続き好決算の個別銘柄が物色される展開。 ギリシャの財政再建などユーロ圏経済に対する懸念は、各国当局の金融支援措置を受けても解決するまでには至らず、市場参加者がリスク回避に傾けばユーロ売り/円買いが進みやすい。日本株は決算以外には決め手となる手掛かりが乏しく、海外要因が意識される局面も予想され、上値を追う展開にはなりにくいという。 日経平均の予想レンジは1万0300円ー1万0600円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
ユーロ圏経済の債務問題で欧州連合(EU)各国当局による緊急支援措置を受け、安心感からユーロ売り/円買いが一服、日本株は好業績銘柄の物色につながるが、懸念は払しょくされておらず、海外市場で不安感が強まればリスク回避の動きが再開、日本株売りとなる。10日―14日はこうした動きが繰り返された。東京市場は「海外要因に振らされているが、好業績にサポートされ底堅い」(大手証券の株式トレーダー)との見方でおおむね一致している。17日―21日の週も、同様の展開が予想される。 東京海上アセットマネジメント投信シニアファンドマネージャーの久保健一氏は「欧州の債務問題や中国の金融引き締め懸念はあるものの、日本株に関しては割高感が出ておらず、国内企業の好業績を背景に底堅い値動きが続くとみている。上値を追う相場にはなりにくいが、底値を固める展開と言えるだろう」と指摘する。足元では海外勢の売りが目立ってきたが、下値では個人投資家による押し目買いが期待されている。 大手証券の同トレーダーは「海外が大きく下げれば日経平均1万円割れにワンタッチする可能性もある」との見方を示す。一方で、久保氏は200日移動平均線(1万0348円30銭=14日現在)が下値めどとして意識されているという。みずほ証券エクイティ調査部・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は、14日終値がSQ値(特別清算指数)の1万0435円41銭を上回り、「市場心理にとっては多少のプラス材料となった」とし、この水準を今後維持できるかがカギになるとみている。 東京海上AMの久保氏は、今後予定されるギリシャ支援策の実行が1つのアク抜けにつながる可能性を指摘する。このほか、4月米住宅着工件数(18日)など経済指標も注視する。国内で注目される2010年1─3月期実質国内総生産(GDP)1次速報(20日)は強い内容が予想される。 ロイターがまとめた民間調査機関の予測によると、1─3月期実質GDP1次速報の予測中央値は、前期比プラス1.3%(年率プラス5.4%)程度と2四半期連続のプラスとなり、09年10─12月期(前期比プラス0.9%、年率プラス3.8%)から成長が加速する見通しとなった。前期比年率プラス5%台後半から6%台半といった高成長見通しも示され、従来の市場予測(4月13日付ESPフォーキャスト調査・プラス2.42%)を大きく上回る公算が高まっている。 (ロイター日本語ニュース 吉池 威記者) PR |
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