2024 11,23 05:21 |
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2010 05,02 14:00 |
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金融業界の激震は「世界危機清算」の始まりか? 4月16日、米国のSEC(米国証券取引委員会)が、サブプライム関連の金融派生商品であるCDO(債務担保証券)の販売に関連して、ゴールドマン・サックスを訴追した。 それをきっかけに、当日の米国株式市場は大きく下落し、その影響は世界の主要な株式市場に及んだ。 今回の訴追は、米国のオバマ政権が、大手金融機関に対する規制強化を目指す流れの一環と見るべきだ。オバマ大統領の意識の中には、「“100年に1度の金融危機”を発生させた原因の1つが、大手金融機関の投機的な行動だった」との見方があるのだろう。 そうであれば、「金融機関の行動に規制をかけないと、危機の再発を防げない」という考え方に行き着くのは、必然だ。 問題は、“ウォール街の覇者”の違法性をちゃんと立証できるか否かだ。ゴールドマンに限らず、それ以外の有力金融機関にとって、訴追の行方は今後のビジネス展開に大きな意味を持つ。 彼らはロビー活動も含め、全力を挙げてオバマ政権に抵抗することだろう。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
これまでの経緯を振り返ってみよう。今回の提訴の原因となったのは、2007年にゴールドマンが販売したサブプライムローンを基にした金融派生商品「CDO」(債務担保証券)だ。 ゴールドマンが当該CDOを組成するとき、大手ヘッジファンドであるポールソン・アンド・カンパニーに、組み入れる債券の選択を依頼した。 だが、ポールソン社は、組み入れローンの選択作業と同時に、CDOの価格が下落した場合に利益を上げることができる金融派生商品「CDS」(クレジット・デフォルト・スワップ)を購入していた。 ポールソン社の一連の行動をみると、CDOに組み込むローンを選定する時点で、そのCDOの価格が下落することを予想していたとも考えられる。 またゴールドマンは、ポールソン社のオペレーションを開示せず、投資家にCDOを販売したと報道されている。 SECは、米国の不動産市場に精通したゴールドマンが、バブル崩壊を事前に予測して、住宅ローンを基にした派生商品を作ったうえ、十分な情報開示をすることなく投資家に販売したと判断した。 有体に言えば、不動産市場を十分に知り尽くしたゴールドマンが、顧客に値下がりする可能性の高い金融商品を売り、その結果当該商品を購入した投資家が多額の損失を被ったことになる。
オバマ大統領が考えているように、株式や不動産のバブルができる過程、またそれが破裂するプロセスのなかで、金融機関は重要な役回りを演じる。 バブルが発生する段階で、大手金融機関などは、派生商品や借り入れによって投資資金を膨らませて多額の収益を上げ、それを経営者や一部の社員に分配することになる。 ところが、バブルが破裂する局面では、一部の金融機関が投資の失敗などで破綻し、国は公的資金の注入によって金融機関を支援することを余儀なくされる。 そうした一連の流れは、結果として社会全体に経済的な利益をもたらすだろうか?、おそらく、答えは「ノー」だ。 オバマ政権は、そうした大手金融機関の行動を、規制の強化によって解決しようと考えている。それには、相応の説得力がある。 足元の米国世論は、「大手金融機関はバブル時に多額の儲けを得ておきながら、バブルが破裂して経営がおかしくなると、自分で責任を取らずに税金で助けてもらっている」との批判が強まっている。
現在、ゴールドマンに対する訴追は米国だけの問題に留まらない。その波紋は世界的な広がりを見せている。 IKBは多額の損失を被り、一時経営が悪化して、政府からの支援を受けた。 今回のゴールドマン訴追に関連して、英・独の政府は、本件に関する調査を行なうことを表明している。 一方、ゴールドマンをはじめとする大手金融機関にとって、規制が厳しくなることは、活動の自由を束縛されるだけではなく、死活問題にもなりかねない。 そうなると、世界の金融市場を動き回る投資資金は、リスク回避の観点から縮小することが考えられる。 それを考えると、大手金融機関としても、命運を掛けて規制強化策に反対するはずだ。
訴追の最終決着は、今後の司法当局の判断を待つしかないのだが、展開次第では金融市場に大きな影響が及ぶことも考えられる。 その結果は、今後主要国の金融機関に対する規制強化の行方を、大きく左右することになるだろう。 ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… いやぁ~・・・ぶっちゃけ話をするんだけれども・・・・・
この件で溜飲を下げてもらって、増して金融規制強化させて、
1年後、もうみんながこの話を忘れているだろう。。。 金融で言うところの「お昼のワイドショー番組」みたいなものだねぇ~・・・・・ だ・か・ら・こんな話を真面目にするほうが PR |
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