2024 11,24 00:37 |
|
2010 04,19 20:01 |
|
今晩のNY株の読み筋=ゴールドマン・ショックは終わったか 16日の米国株で、ダウは7日ぶりに反落。ゴールドマン・ショックが尾を引き125ドル安で終了した。米金融大手ゴールドマン・サックス・グループ(GS)に詐欺的な行為があったとして米証券取引委員会(SEC)から提訴されたとの一報を聞いたとき、市場はどこまで深刻に受け止めただろうか。 ある外資系証券トレーダーは16日夜に民放ニュースの最後にこの件が取り上げられ、「これを受け16日のNY市場は急落」というコメントを聞き、「これでそんなに…」と苦笑したという。市場ではGSの利益に大きな影響を及ぼすものではない、という見方が多いが、実際は流動的な面が強く、19日も引き続きGSの問題が波及することを恐れ売られるのか、影響は限定的と見て買い戻されるのか、判断は難しそうだ。 また、「このニュースには2つの側面が考えられる」(別の外資系証券)との指摘もある。ひとつはオバマ政権によるもの、という見方。医療改革→核安全保障サミットと波に乗って、懸案の金融制度改革を5月までに決着させるというもの。「実際にはあり得ないが、金融規制改革がテーマとなっているいま、偶然とは思えない、と感じている市場関係者は多いはず」(同)と話す。 もうひとつは、金利を下げたかったのでは? といううがった見方。ここ25年間、フェデラル・ファンド(FF)金利と米10年債金利差は4%を超えたことはなかったが、先日一時4%に到達し、過熱感が出てきたあたりからバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長をはじめFRB高官たちからのハト派発言が目立つようになっていた。このニュースを受け思惑通り(?)、16日の10年債金利は下落。2年債も1%を割れてきた。 真相は藪の中だが、雰囲気的にはこの件をきっかけに米国株はいったん調整する可能性が高い。ただ、これで景気回復局面が腰折れし、米長期金利も低下局面に入っていくのか。この問題はあくまでも限定的という楽観論に変わり、業績相場へと移行していくのか。すぐに結論は出そうにない。 決算はシティグループとIBMが発表の予定。(宮尾克弥) PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |