5/30 お昼の『株価材料』

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■株価材料

△全日空<9202>、韓国アシアナ航空と株式持ち合い
全日本空輸は30日、韓国の航空大手、アシアナ航空と株式を持ち合うと発表した。1200万ドル分の株式を相互に市場で購入する。両社は昨年12月に包括提携で合意、具体的な協力内容を検討してきた。株式持ち合いのほかに、共同運航の拡大や燃料の共同購入などを実施する考えだ。
（NIKKEI NET）

▼トヨタ<7203>、ピックアップ「タンドラ」に不具合
トヨタ自動車は２９日、米国で２月に発売したピックアップトラック「タンドラ」について、エンジンの不具合が２０件報告されたと発表した。同社によると、タンドラの初期モデルに搭載された一部の５．７リッターＶ８エンジンのカムシャフトの不備により、エンジン部分にひびが入るか、エンジンがかからなかった報告があったという。タンドラのカムシャフトは、アラバマ州にあるトヨタのエンジン工場に社外の納入業者が納めたもので、トヨタの広報担当者は「納入業者が何らかの変更を加えた。問題は解決された」と述べた。納入業者を特定することは避けた。同社は、カムシャフトに不備があった場合、タンドラのエンジンを無償で交換するという。トヨタの別の広報担当者は、同社がこの不具合を調べるため車両点検を行う計画はないとし、「この不具合の影響を受けた可能性のある車の数を引き続き確認中」と述べた。

△三菱重<7011>株が堅調、韓国重電大手とガスタービンで提携
午前の株式市場で、三菱重工業が堅調。同社が２９日、韓国重電大手の斗山重工業と発電所向けの大型ガスタービン事業で提携すると発表したことなどが材料となっている。三菱重工が技術・販売ライセンスを提供する。自社だけでなく提携企業での生産も増やして、タービン世界首位の米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）の追撃を目指すとしている。

■スパークスＧ<8739>、ペンタックス<7750>への株主提案を取り下げ
スパークス・グループは３０日、関連会社が運用するファンドを通じてペンタックスに対して行っていた株主提案を取り下げると発表した。株主提案を取り下げた背景として、１）ペンタックスの現経営陣と対話を繰り返した結果、現経営陣よりペンタックスの企業価値向上のために株主として十分に信頼することのできる役員構成の提案を受けた、２）同社グループの提案した取締役選任議案の取締役候補だった浦野前社長、森前専務から、経営混乱の責任をとり、取締役請候補の辞退申し入れがあったこと──を挙げている。ペンタックスは２５日午前に取締役８人が協議し、ＨＯＹＡ<7741>による株式公開買い付け（ＴＯＢ）後に現取締役全員が退任するとともに、鳥越興上級執行役員と谷島信彰執行役員を取締役に昇格させることで合意した。新社長は谷島氏を軸に調整している。新たな経営体制は、ペンタックス側２人、ＨＯＹＡ側２人、社外取締役１人の計５人で構成。ペンタックスは谷島氏のほか、鳥越興上級執行役員を新任取締役候補とする。ペンタックスの現経営陣は混乱を招いた責任を取り、綿貫宜司社長を含め８人全員が退任するとしている。
（ロイター）

△ＳＵＮＸ<6860> しっかり。
ＣＬＳＡでは投資判断を新規に「ＢＵＹ」、目標株価を1150円としている。前期業績の伸び悩みなどを受けて株価は大幅に調整、現在では日本で最も割安なオートメーション関連株と位置づけているもよう。今後のマージン改善期待に加えて、現在のバリュエーションは同業他社比較や過去のレベルとの比較において割安感が強いと評価。

▼加ト吉<2873> 下げ幅広げる。
前期の業績予想修正、並びに決算発表の延期で、前引け後に社長が会見と伝わっており、警戒感が先行する状況となっている。一部報道では、本日、5年間の決算内容の訂正を報告するとともに取締役3人の退任を発表する見通しともされていた。

△長野計器<7715>---組み入れ前に一回チャンスも
利食い優勢。本日の終値でＴＯＰＩＸ採用となる。これによる買い需要を想定した先回り的な買いも多く入っているとみられ利食い優勢に。ただ、大きく調整するようだと、組み入れ前に一回チャンスがあるかも。

△サンクス<6860>---しっかり、ＣＬＳＡが新規に「ＢＵＹ」
しっかり。ＣＬＳＡでは投資判断を新規に「ＢＵＹ」、目標株価を1150円としている。前期業績の伸び悩みなどを受けて株価は大幅に調整、現在では日本で最も割安なオートメーション関連株と位置づけているもよう。今後のマージン改善期待に加えて、現在のバリュエーションは同業他社比較や過去のレベルとの比較において割安感が強いと評価。

△木村化<6378>---そろそろリバウンド狙いの押し目買いも
そろそろ。寄り付きが高かっただけに大幅な下げとなっている。ただ、5/8の直近戻り高値が支持線と変わるようだとスピード調整も一巡。そろそろリバウンド狙いの押し目買いも。なお、日証金と大証金は貸借取引の申込停止措置を行っている。

△日特建設<1929>---急伸、今期の経常増益見通しを好感で
急伸。前日に発表している決算内容が評価材料につながっているもようだ。前期経常利益は従来予想の8.5億円に対して10.8億円となり、一転して増益をキープしている。また、今期も前期比23.1％増の13.3億円と2ケタ増益見通し、純利益は大幅減益見通しながら本業ベースの好調を評価する動きへ。

△ソフトＢ<9984>---ＣＳでは目標株価を3600円に引き上げ
ＣＳでは投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を3110円から3600円に引き上げ。ソフトバンクモバイルは今期に移動体通信3社中で最大の利益成長を実現する可能性が高いとしている。セクター内での投資先行順位としては、同社をトップにドコモ<9437>、ＫＤＤＩ<9433>、ＮＴＴ<9432>と考えているようだ。

▼荏原<6361>---下げきつい、日興シティが「３Ｈ」に格下げ(訂正)
下げきつい。日興シティでは投資評価を「２Ｈ」から「３Ｈ」に格下げ、目標株価も570円から510円に引き下げている。課題となっているプラント案件の受注採算改善は、新経営陣のもとであっても現状大きな好転は見込めないとしており、環境関連として賑わった分、バリュエーションの割高感も目立つと。

△インボイス<9448>---今期は最終黒字転換を見込む
大幅上昇と6000円レベルに接近。昨日引け後に07年3月期の決算を発表し、純損益は53億赤字と予想の47億円赤字から拡大したものの、今08年3月期には最終50億円の黒字転換との予想を示したことがポジティブに見られているもよう。ダイナシテイの寄与などが背景にあるようだ。なお、決算発表と同時に通期配当を85円（前期39円）にすると発表。

□木村化<6378>---さすがに利食いも
さすがに利食いも。連日のストップ高の流れを受けて一時4/4以来の700円を回復。その後は急ピッチの上昇に対する利食いの動きに。ただ、目先的には3/30高値735円が意識され、利食い吸収後の動向が注目される。

△Ｄサウンド<3350> 買い気配。
第三者割当増資が材料視されているようだ。同社社長の木村氏を引き受け先として、1万株の第三者割当増資を実施すると発表している。財務体質の強化策としてポジティブに捉えられているほか、29日の終値を大幅に上回る発行価格（2万9768円）がハヤされているもよう。

△菱洋エレク<8068>---5営業日続伸で3/15以来の1600円を回復
5営業日続伸で3/15以来の1600円を回復している。じりじりとリバウンド基調が継続している。2月末以降、ＩＸＩ債権処理による業績悪化が嫌気されていたが、今期業績の上方修正をきっかけに見直す流れが強まっている。

△三菱商<8058>---2/26以来の年初来高値更新
直近戻り高値を突破し、2/26以来の年初来高値更新。伊藤忠が先に上場来高値を更新、丸紅が年初来高値を更新する中で、同社の出遅れ感が強まっていた。ただし、改善傾向にあるものの5/25時点の信用倍率は6.84倍と需給妙味は低く、戻り売りには警戒したいところ。

△三菱商事<8058>---しっかり、ＧＳが原料炭価格見通し引き上げ
しっかり。ＧＳでは原料炭の08年度価格見通しを上方修正しており、インパクトが大きいとされる同社の買い材料につながっている。09.3期の価格見通しは従来の90ドル／トンから120ドル／トンに上方修正、価格下落から反騰という見方に変更している模様だ。1ドル／トンの変動が純利益に与えるインパクトとして最も大きいのが同社で20億円としているもよう。

△ソフトバンク<9984>---5/7戻り高値2760円を捉えてくると買い方勢いつく
3日続伸で5/9以来の2700円を回復している。5/25時点の信用倍率は1.68倍と6週連続で1倍台に。新興市場のリバウンド基調もあり、見直す流れに。5/7戻り高値2760円を捉えてくると買い方の勢いがつきそう。

△伊藤ハム<2284>---食肉関連会社への再編機運の高まり
反発で25日線に接近。均衡表では基準線を突破してきている。5/25時点の信用倍率は0.29倍と1倍割れが慢性化。ブラジル食肉加工大手ＪＢＳは、米投資会社などから米同業のスウィフトを買収すると報じられている。食肉関連会社への再編機運の高まりによる思惑的な動きへ発展する可能性も。
（フィスコ）

△インボイス<9448>は今期業績のＶ字回復、連続増配を買い急反発
インボイスは、４６０円高の５９４０円と急反発している。前日２９日に３月期決算を発表、前期は期中の修正値を下ぶれ赤字拡大で着地したが、今期は大幅黒字転換、３期ぶり過去最高純益更新のＶ字回復、連続増配を予想したことをポジティブに評価し買い先行となっている。同社の前期純利益は、昨年１２月予想を６億３００万円下回り、同１１月の下方修正値に迫る５３億３００万円の赤字（前々期は１５９億３９００万円の赤字）で着地した。売り上げは、インボイス、インボイスＲＭ、日本テレコムインボイスの伸びやダイナシティのグループ入りで増収となったものの、子会社利益の伸び悩み、先行投資負担、ダイナシティでの特別損益発生などが利益を押し下げた。今３月期業績は、インボイス自体の集合住宅向け通信統合サービスの利益率向上や日本テレコムインボイスの開通回線数の増加、営業利益黒字化などから急回復を見込んでいる。売り上げは２１１０億円（前期比２７％増）と続伸し、経常利益は９０億円、純利益は５０億円と大幅黒字転換する。年間配当は、１００円（前期実績８５円）と連続増配する。株価は、相次ぐ業績減額、赤字拡大で昨年１２月に上場来安値２９７０円安値まで突っ込み、安値比２．２倍化の急反騰を演じた。再度リバウンド期待を強めよう。

△三菱ケミＨＤ<4188>は今期の８５％純益増益を買い直し続伸
三菱ケミカルホールディングスは、２７円高の１０３８円と３日続伸し５月１４日につけた上場来高値１０７４円を意識する動きを強めている。今年に入り系列薬品会社の三菱ウェルファーマと田辺製薬の合併、三菱樹脂の完全子会社化などの相次ぐＭ＆Ａ、事業再構築をバネに下値を切り上げてきたが、５月１０日に発表した３月期決算で、今期純利益を前期比８５％増益と予想、市場コンセンサスを約１０００億円上回ることを手掛かりに押し目買いが続いている。同社の今期業績は、売り上げ２兆９０００億円（前期比１０％増）、経常利益１４５０億円（同２％増）、純利益１８６０億円（同８５％増）と予想されている。売り上げは、原油価格高騰に伴う石油製品価格の上昇や系列薬品の合併で２ケタ増収となり、経常利益は持分法投資損益、為替差益の減少などによりやや増益率が抑えられる。純利益は、系列薬品合併で保有するウェルファーマ株式に特別利益として１１８０億円の持分法変動差額が発生し大幅増益となる。株価は、この純益急拡大のためＰＥＲは９倍台と割安となり、さらに信用取組も１倍台で拮抗するなど実態面・需給面とも株高環境十分である。今後本格発進が期待される業績相場で、有力株の一角に浮上してこよう。

△アウンコンサル<2459>は業績上方修正をテコに急続伸
アウンコンサルティングは、寄り付きから買い気配を切り上げ３万６０００円高の２４万３０００円とストップ高寸前まで急続伸している。５月１８日につけた株式分割権利落ち後安値１５万２０００円から大きく出直っている。前日に発表した今５月期業績の上方修正が追撃材料になり、ネット関連の好実態株買いを拡大している。同社の５月期業績は、売り上げが期初予想を１億１９００万円下回るが、経常利益は１億７００万円、純利益は５１００万円それぞれ上回り、純利益は３億９９００万円（前期比４６％増）と前期の過去最高を大幅に更新する。インターネット広告市場の検索エンジンマーケティング（ＳＥＭ）事業の成長を背景に、検索エンジン最適化（ＳＥＯ）事業を中心に関連商品の販売が好調に推移、一人当たり生産性の向上や効率化が寄与して上方修正につながった。同社株は、今年３月２３日受け渡しで実施した株式売り出し（売り出し価格２６万５７８０円）が響き、株式分割権利落ち後安値まで調整したが、今期第３四半期業績の大幅増収益・高進捗率着地、今期１０００円の初配当実施など好材料が続き持ち直している。リバウンド幅を拡大しよう。

△マザーズ上場のタケエイ<2151>は１２％高の７８５０円で初値
タケエイが、東証マザーズに新規上場された。公開価格は７０００円、公開株式数は４４万株となっている。寄り付きから買い気配を切り上げ９時３５分に公開価格を８５０円、１２％上回る７８５０円で初値をつけ、その後８０００円高値まで買い進まれもみ合っている。９時４４分現在の売買高は、約４４万株と賑わっている。ＩＰＯ（新規株式公開）は、５月２２日に約１カ月の中断期間を経て再開され、これまで２社の初値形成は１社が公開価格割れ、１社が上回る１勝１敗となお方向感が定まらず個別銘柄ごとのセレクトが厳しいが、新興市場全般にやや持ち直し感が台頭していることもフォローし、同社の環境関連の首都圏での高実績やＰＥＲが１８倍台と割高感がないことなどがポジティブに評価され、ほぼ市場の事前観測通りの穏当な初値形成につながった。同社は、建設廃棄物を処理・リサイクルする環境ソリューション事業を展開している。首都圏を中心に中間処理工場４カ所、最終処分場を１カ所保有し、高度な処理技術により再資源化率は８５％と業界平均の１５％を上回る実績を上げている。大手ゼネコン３０社を主要顧客としており、今後も大型ビルの更新・再開発により処理量の拡大が予想されている。今２００８年３月期業績は、売り上げ１５５億８１００万円（前期比３％増）、経常利益１５億１３００万円（同２１％増）、純利益８億７３００万円（同４１％増）、１株利益３８６．６円を予想している。

△共英製鋼<5440>は合同鉄<5410>との株式持ち合いを追撃材料に連日の最高値
共英製鋼は、寄り付きの４０円安から切り返し８０円高の３５１０円と５営業日続伸し連日の上場来高値更新となっている。前日に合同製鐵と相互に株式を持ち合うことを発表、業界再編思惑を刺激し買い先行となっている。同社と合同鉄は、これまで中山鋼業を共同経営するなど鉄筋棒鋼事業で協力関係にあったが、今後の鉄鋼需要の変動や国際的な競争激化へ対応、企業基盤の強化と経営の安定化、さらに業界の構造改善に資することを目的に株式を持ち合う。今年１２月末までをメドに相互に３％ずつを取得するが、取得方法は今後検討する。共英製鋼は、昨年１２月に公開価格２４００円で新規上場され、今年２月の前３月期業績の下方修正で株価は下ぶれたものの、３月発表の岸和田製鋼（大阪府岸和田市）との株式持ち合いをきっかけに持ち直した。今３月期業績も、鉄スクラップ価格の高止まりなどの厳しさが続くが、最高値更新でシコリのないことも手伝いＰＥＲ１４倍台の大幅割安訂正は期待十分となる。

△日特建<1929>は業績増額着地が極低位値ごろ株思惑を再燃させ急続伸
日特建設は、寄り付きの買い気配から２０円高の１２７円まで買い上げられ急続伸している。東証１部値上がり率ランキングのトップに躍り出ている。前日に期初予想を上ぶれて着地した２００７年３月期業績を発表、極低位値ごろ株思惑を再燃させ買い増勢となっている。同社は、昨年１１月に９月中間期業績の上方修正を発表、期初予想の赤字幅を縮小させたが、今回は通期業績を増額した。売り上げが１１億９７００万円、経常利益が２億３０００万円、純利益が３億２６００万円それぞれアップさせたもので、純利益は４億７６００万円（前々期は６２億６２００万円の赤字）と黒字転換幅を拡大した。環境分野、防災分野、補修補強分野、都市再生分野に重点的な積極営業を展開、原価低減と固定費削減を進めたことが上ぶれ着地の要因となった。今期は、受注環境について入札制度改革など厳しさが続くと想定、純利益は２億３０００万円（前期比５１％減）と慎重に予想している。株価は、まだ単独繰越損失が継続することから再三にわたり１００円を試す底ばいを続けてきた。投資採算は問題外だが、全般相場の上値が重くなってきた環境下で、低位値ごろが株価材料となる意外人気も想定範囲内となる。

△東京美装<9615>はセコム<9735>の株式追加取得を受け急続伸
東京美装興業は、２０円高の８００円と急続伸している。前日にセコムが、同社株式を追加取得して持分法適用会社にすると発表、前回株式取得時の高人気場面を連想する買い物が増勢となっている。セコムは、２００５年１０月にアーバンコーポレーション<8868>から保有していた同社株式の一部３０３万株（所有割合１９．５％）を取得し第２位株主となった。当時の同社株価は、アーバンに加え旧村上ファンドも株式を取得し思惑が高まり高人気化していた。今回の追加取得は、この株式取得以来続いている業務上の協力関係をさらに強固にし両社のシナジー効果、企業価値を増大することを目的としている。追加取得は、５月３１日に１１６万株を買い増し所有割合は２７．０７％に高まる、東京美装の属するビルメンテナンス業界は厳しい経営環境が続いており、５月２１日には北海道を地盤とするベルックス<4672>が、ＭＢＯ（経営陣による株式公開）で非上場化を発表したばかりで、東京美装はより強力なグループへの傘下入りを鮮明化することになる。ＰＥＲ２０倍ソコソコ、ＰＢＲ０．６倍の割り負け訂正が期待される。

▼石油資源<1662>は経産省保有株売り出しの需給悪化を嫌い反落
石油資源開発は、１５０円安の８６３０円と３日ぶりに反落している。前日に経済産業省が、同社保有株の一部９１１万１０００株を売り出すと発表、需給悪化懸念が強まり売り先行となっている。前日の米国市場で原油先物（ＷＴＩ）価格が、ナイジェリアの政情不安緩和から２．０５ドル安の１バーレル＝６３．１５ドルと急反落したことも思惑を後退させている。株式売り出しは、２００３年に経産省審議会で打ち出された旧石油公団保有株式売却の方針に基づき実施される。現在、筆頭株主として保有する２８５４万株（保有比率４９．９％）のうち、約１６％を６月中旬を受け渡し期日に売り出す。保有比率は３４％に下がるが、合併などの重要案件に対する拒否権は維持する。売り出し価格は、６月８日－１３日の間に決定され、証券会社４５社で編成される引受シンジケート団により全株式を引き受け売り出す。株価は、５月１４日に発表した３月期決算で、今期純利益を前期比３６％減益と慎重に予想、市場コンセンサスを下回ったとして下ぶれたが、原油価格の上昇とともに引き戻している。株不足で逆日歩のつく信用好取組も底流、売り出し価格決定に向け高値で一段と強弱感が対立することになる。
（東洋経済新報社）

△Ｕテクノロジ<2146>が４日続伸、子会社の資本・業務提携で今期見通しを上方修正
ユナイテッド・テクノロジー・ホールディングスが４日続伸、一時１万１０００円高の２１万４０００円まで買われている。同社は３０日の寄り付き前、子会社の日本エイムとミクロ技研の資本・業務提携を発表。これに伴う今０８年３月期連結業績予想の上方修正が好感されている。９月中間期の経常利益を１２億円→１３億２２００万円に上方修正した。資本・業務提携により、新品製造装置の製造・販売を新たに手掛けることとなり、現在の中古製造装置販売事業との相乗効果が見込まれるという。通期も経常利益を２９億５０００万円→３２億５０００万円に引き上げた。また、期末（年間）配当は２１８０円から９０円増配の２２７０円とする方針。なお、前期は決算期変更による１１カ月決算だったため、前期比はない。
（株式新聞ダイジェスト）

△三菱商事<8058>が高値更新、丸紅が露払い役
三菱商事が買われ、２月２６日に付けた年初来高値の２８５５円を更新した。２００６年４月高値は２９４０円。世界景気の拡大を背景に商社株の動向に関心を示す市場関係者は多い。連日の高値更新となっている丸紅<8002>を露払い役として、横綱級の商社である三菱商事も株価水準を切り上げている。世界景気の持続的拡大をベースとして物色される株の代表格としては、新日鉄<5401>と住友金属鉱山<5713>があるが、この２銘柄はやや需給面にシコリを作ったと見る市場関係者も多く、それだけに比較的需給が良好な商社株の一角が買われている面もあるようだ。三菱商事の上場来高値は前記したように２００６年４月。他の総合商社が今年に入って相次いで上場来高値を更新する半面で、三菱商事は２００６年４月高値を抜けていない。ちなみに２００６年４月は、三菱ＵＦＪ<8306>、三井住友<8316>、みずほＦＧ<8411>などメガバンクの株価が高値を付け、かつ国内長期金利の上昇が目立った月でもある。

▼三洋電機<6764>が反落、前日出来高１億３０００万株
三洋電機が反落している。前日は１億３０００万株の商いを集めて急伸したが、本日は利益確定売りが先行している。２８日に発表された前３月期の連結営業利益は前の期の１７１億円の赤字に対して４９５億円の黒字となった。決算を受けて、野村証券がレーティングを従来の５から３に引き上げたことも話題となった。野村では「構造改革の効果で半導体は黒字転換、電化機器も大幅な赤字圧縮に成功、２００８年３月期以降の黒字体質定着の可能性が高まってきた。潜在株を考慮したバリュエーションは業界平均比で割高だが、黒字定着が予想できるようになったことは大きな変化である」としていた。レーティング３は５段階評価で中立だが、一般的には１から３に引き下げられた銘柄は下げ、逆に５から３に引き上げられた銘柄は上がる習性がある。

△三井不<8801>、菱地所<8802>が高い、日興が１Ｈを確認
三井不動産、三菱地所が高く始まった。日興シティグループ証券では２９日付で両社の投資評価１Ｈを継続した。三井不についてはターゲットプライスを従来の４１００円に対して５０００円に引き上げた。三菱地所はターゲットプライス４１００円を据え置いた。三井不は９日に発表した新長期計画が高く評価されている。三菱地所は、中間決算発表時もしくは２００８年春と見込まれる次期中期経営計画の発表が注目材料とされている。
（ラジオNIKKEI）

△父の日　団塊世代の退職記念狙い商戦加熱…大手百貨店
大手百貨店各社が、「父の日」（６月１７日）に向けた商戦を本格化させている。父の日商戦は、母の日に比べると例年盛り上がりに欠けるが、今年は団塊世代の大量退職が始まる特別な年。各社は、退職記念の意味も込めた父親へのプレゼントとして、高額商品の売り込みに力を入れている。高島屋<8233>は日本橋店（東京都中央区）などで、５２万８００円のイタリア製リクライニングチェアを販売する。退職しても自分の部屋がない父親も多いとみて、「現役時代にあこがれた社長並みの豪華な椅子でくつろいでもらおう」との狙いだ。伊勢丹<8238>本店（新宿区）は、記念の年に造られたワインを推奨する。現在６０歳の父親が、大卒後に就職した年として、１９６９年物の仏ブルゴーニュ産（９万２４００円）などをそろえ、「歩んできた年月に思いをはせながら味わってもらいたい」という。そごう横浜店（横浜市）は、肥満に悩む団塊世代も多いとみて、乗るだけで脂肪を燃やせるという振動プレート（３９万９０００円）を売り込んでいる。
（毎日新聞）

△ボディーもっと美しく
ファンケル<4921>は、ボディー用美容液「ボディローションα」をインターネット通販で発売した。直営店舗やカタログ通販では６月２１日に発売する。

△パールのまなざし
コーセー<4922>は、化粧品ブランド「エスプリーク　プレシャス」から、ポイントメーク商品８種を６月１６日に発売する。

△広角で野鳥もバッチリ
オリンパス<7733>イメージングとコールマン　ジャパンは、プリズム双眼鏡「Ｃｏｌｅｍａｎ　Ｂｉｎｏｃｕｌａｒｓ　１０×５０　ＤＰＳ　Ｉ」を６月下旬に発売する。
（読売新聞）

△九州・山口８４上場企業の３月期　配当総額６.８％増　買収防衛へ株主重視
九州・山口に本社・本部を置く上場企業で、前期と比較できる８４社・銀行の２００７年３月期の配当総額が約８１７億１０００万円となり、前期から６.８％増えたことが２９日、分かった。増配または復配する企業は約３割の２８社・銀行。業績回復や買収防衛に向けた株価上昇策として、株主への利益還元を強め始めたようだ。上場している２５社の地場製造業の同３月期では、ＴＯＴＯ<5332>（北九州市）など全国規模の大手製造業を中心に１１社が増・復配を実施する。だが、地場銀行の増配は、福岡銀行（福岡市）、十八銀行<8396>（長崎市）、宮崎銀行<8393>（宮崎市）の３行だけ。配当総額が最も多いのは九州電力<9508>（福岡市）で約２８４億円だった。各社が配当を増やす背景には、景気回復による業績拡大に加え、外資系ファンドなどがＭ＆Ａ（企業の買収・合併）を活発化させていることへの懸念がある。０８年３月期で増配を計画する医療コンサルティングの総合メディカル<4775>（福岡市）は「個人株主を増やしたい」と、敵対的買収防衛策と同時に株主優待制度の導入も発表した。日本タングステン<6998>（同）などは「配当性向（純利益から配当に当てる割合）３０％相当」との目安を初めて示した。
（西日本新聞）

△ジャストシステム<4686>、すばやい文章校正が可能なソフト「Ｊｕｓｔ　Ｒｉｇｈｔ！３」を発売

△楽天<4755>、クロスメディア・カルチャーマガジンのフリーペーパー「ＺＥＲＯ９０」を発刊

△トステム（住生活グループ<5938>）、鹿沼工場を６月末でテクノウッドワークスに売却し生産委託

△トステム（住生活グループ<5938>）、ゆるやかな間仕切りを実現する和テイストの造作材「インテリア格子」を発売

△バンダイナムコ<7832>ゲームス、Ｗｉｉ用ソフト「機動戦士ガンダム　ＭＳ戦線００７９」を発売

△住商情報システム<9719>、日本語全文検索に対応した「ＭｙＳＱＬ」の技術サポートを開始

△オールアバウト<2454>子会社など、金融商品の顧客満足度調査の新サービスを開始

△ＳＲＩハイブリッド（住友ゴム工業<5110>）、加古川工場にコージェネレーションシステムを導入

△カネカ<4118>、植物由来ポリフェノールが主成分の機能性食品素材「カネカ・グラボノイド」など発売

△昭和電工<4004>、肌荒れ防止に効果がある化粧品原料「ＴＰＮａ」を販売開始

△ＮＥＣフィールディング<2322>、中小規模システム向けサーバー運用監視サービスを開始

△日商エレクトロニクス<9865>、ベルシステム２４の仮想化プラットフォームを構築・納入

△三菱商事<8058>、韓国での温暖化ガス削減事業で年間約２８万トンの排出権を取得

□サッポロＨＤ<2501>、米スティールに買付提案に関し追加情報の提供を要請

△常磐興産<9675>、「スパリゾートハワイアンズ」にハワイの街並みを再現した商業施設が８月オープン

△日立<6501>、静岡理工科大と高速動作を両立する位置決め技術を開発

△ＪＲ東海<9022>、松本・長野方面の旅行に便利でお得な「信濃路フリーきっぷ」を発売
（日経プレスリリース）

△明治海運<9115>が８連騰
明治海運が９４円高の９８４円と８連騰、新値を追っている。同社株には特定筋の介入が言われている。また、この筋は日本農薬<4997>も手掛けている模様。その日本農薬も２９円高の５５０円と３連騰で新値更新。

△常磐興産<9675>が買われる
常磐興産が買われている。８月１日にハワイの町並みを再現したアロハタウンをオープンすると発表したことが材料視されている。

△第一三共<4568>が３連騰
第一三共が３連騰。０８年３月期に１０００万株規模で自社株買いを行う公算と伝えられたことが手掛かりになっている。

▼ＮＴＴ<9432>が軟調
ＮＴＴが軟調。前日（２９日）、クレディ・スイス証券が格付けを引き下げたことで年初来安値（５５万円）を付けたが、本日も小甘い動き。

△旭有機材工業<4216>が７日ぶりに反発
３０日付け本紙１面で紹介した旭有機材工業が７日ぶりに反発している。「宮崎関連はどげんですか」として、東国原県知事の人気で宮崎関連が注目され、その筆頭として同社をあげている。

△日本サードパーティ<2488>が買い気配
ジャスダックの日本サード・パーティが買い気配を切り上げている。７月３１日現在の株主を対象に１対３の株式分割を実施すると発表したことが好感されている。

△ＳＵＭＣＯ<3436>が高値追い、増額修正で人気続く
ＳＵＭＣＯが高値追い。２８日に７月中間期の連結営業利益予想を５５０億円から６８０億円（前年同期比９９％増）に引き上げたのが好感され買い継続。３００ミリシリコンウエハの需要が、半導体メーカーのコスト削減、微細化に伴って盛り上がっているため。また、１ドル＝１１５円を前提にしたドル円相場が１１９?１２０円となりそうなことも利益を押し上げる。１ドル＝１円の円安は年間１０億円の増益要因。一方で子会社のＳＵＭＣＯＴＥＣＨＸＩＶ（東２・５９７７）も続伸。

△日本化学<4092>　買いゾーンに入り、投資のチャンス。
無機系化学薬品の総合メーカー。１０日につけた戻り高値の３５９円を目指す展開に。

△イマジニア<4644>　Ｗｉｉ向けソフトを年末商戦にあわせて３タイトル投入。
漢検２などＤＳ向けソフトも拡充。押し目買い好機。

△アトラス<7866>　決算期を３月期から７月期に変更する。
８月期のインデックス<4835>傘下に入り、グループ決算作業の効率化が目的。
（株式市場新聞）

△信越化学工業<4063>は米国に工場建設を好感し３日続伸
信越化学工業が、３０円高の７９００円と３日続伸している。水道管などに使う塩化ビニール樹脂で、１０００億円を投じて米国に原料の工場を２０１０年にも新設すると日本経済新聞社の報道を好感している。米国での事業拡大期待が膨らんだ。株価は、目先７９５０円を上限とした動きとなっており、これを抜けば１月２６日につけた年初来高値８１７０円奪回の動きとなりそうだ。

△インボイス<9448>は続伸。中期的には事業構造と体質強化で株価もフシ上抜けへ
インボイスは続伸。４２０円高の５９００円で始まったが、その後は５７００円台まで下げている。きのう大引け後に発表した、２００７年３月期連結決算は、売上高は前年比４７．３％増の１６５５億１４００万円としたものの、営業・経常・純損益とも、損失計上となった。連結子会社の日本テレコムインボイスの事業拡大にともなう先行投資が響いた。が、前年よりも損失幅が縮小したため、まずは買いが先行したもようだ。加えて、２００８年３月期の連結業績予想は、増収増益で、営業・経常・純損益とも黒字転換を見込んでいることが買い材料となった。今後は、日本テレコムインボイスの投資回収時期に入ったこと、ダイナシティ<8901>の子会社化などによる、グループ全体の規模の拡大と収益体質構築への期待が持たれている。ほか、配当も増配傾向で来ていることも、買い材料となっているもよう。株価は、まずは今年の上値抵抗線６０００円ライン突破が目標。これを上抜けば、中期的には、次のフシは２００５年１２月の１万円ラインか。

△エムティジェネックス<9820>は業務提携、新事業参入で出来高急増も、割り切った短期投資で
エムティジェネックスは出来高急増。ギャップアップ→大幅続伸。前場は４８円高の１８６円まで買われている。ジャスダック市場値上がり率トップとなる場面もあった。きょうの寄り前に、戸田建設<1860>との業務提携、リニューアル事業への参入、エクステリア事業の譲渡を発表。戸田建設は低位建設株人気もあり、今朝は続伸している。また、協和陶管、丸栄工業と合弁会社を設立し、エクステリア資材・ブロック・配管材の販売・建築工事の設計施工事業を行なうと発表した。今朝は低位の建設関連株が人気で、とくに同社のように材料の出た銘柄には買いが集まっている。同社の場合、森トラスト系という安心感はあるものの、やはり低位株は短期と割り切った投資スタンスが無難なようだ。

△日本航空<9205>が続伸、カード子会社の一部売却を検討
日本航空が、３円高の２３９円と続伸している。同社が、全額出資のカード子会社であるジャル（ＪＡＬ）カードの株式一部売却や人員削減計画の前倒しなどの追加リストラ策を実施する方向で検討に入ったとの日本経済新聞社の報道を好感している。株売却で得た資金を有利子負債の削減にあてるほか、人員削減の早期実施で固定費縮小を急ぐという。原油高など懸念材料もあり、本格再建は険しい道のりと思われる。信用取組倍率は、０．８８倍の好需給になっているが、２月１４日につけた年初来高値２７５円を抜くまでは一進一退の動きとなりそうだ。

△アウンコンサルティング<2459>はギャップアップ。配当実施に上方修正で株価は底打ち→上昇
アウンコンサルティングはギャップアップ。３万６０００円高の２４万３０００円と、マドをあけて始まっている。東証マザーズ市場値上がり率上位にランクインしている。きのう大引け後に、２００７年５月通期業績予想の、経常・純利益の上方修正を発表した。売上高は前回予想より下方修正したが、前年実績比では増収。インターネットの検索エンジン最適化（ＳＥＯ）事業を中心に、好調に推移した。同事業は収益性が高く、また、１人あたりの生産性を高め、効率化を進めた結果、利益の上方修正となった。同社は先週２１日に、新規配当実施を発表したこともあり、下落していた株価は底を打ったもようだ。まずは２６週移動平均線の２７万円ラインまでの戻りが目安か。１株単位なので、買いやすさも魅力。ただ、現在の株価でＰＥＲは４０倍台、ＰＢＲは約１２倍と、割高水準。しかしこれも、新興市場のＩＴ株にしては、ふつうの水準かもしれない。

△大きい陽線で相場が変わったバリオセキュア<3809>
バリオセキュア・ネットワークスは、２９日に６０００円幅の比較的大きい陽線を引いた。この日は３０００円安と小幅の調整だが、今回の陽線で相場は変わっていると判断できるので、当面の上値のフシ、１７～１８万円が見込めるだろう。とくに、１３万円前後で幾度も底固めをやっているので、下値の不安はない。

△Ｊ‐ＰＯＷＥＲ<9513>は小幅続伸。ファンドの増配提案も何のその、黒船の緊張感で株価も上昇
Ｊ‐ＰＯＷＥＲは小幅続伸。３０円高の５４３０円で始まり、寄り後は５４８０円まで買われた。きのう、同社の筆頭株主である、英　チルドレンズ・インベストメント・マスターファンドは、都内で会見を行なった。同ファンドは、６月末の株主総会に向けて、株主提案として、年間配当金を、会社側提示の６０円から１３０円へ増配するよう提案している。報道によると、ファンド側は、同社株の大量取得の理由、増配提案の根拠などについて説明するとともに、「長期的な企業価値の向上を投資先企業に提案」している旨を強調したもようだ。Ｊ‐ＰＯＷＥＲはすでに、今月１１日、上記の株主提案について反対意見を発表している。報道では、「ファンド側は、ほかの株主の賛同を取り付けるべく、説得工作を進めていると見られ、先行きは不透明」と指摘されている。もと「ニッポンの官製企業」である同社の株価は、２００４年１０月の上場以来のチャートを見ても、中長期的に右肩上がりで来ている。「官製」の弊害が指摘される昨今だが、今回のように、黒船（外資系ファンド）の緊張感のもとで、今後よりいっそう効率的かつ真摯な経営を行なっていき、企業価値・株価はますます上がるだろう。株価的には、まずは今年３月につけた上場来高値６６５０円奪回が目安となりそうだ。

△住友金属工業<5405>は自社株取得を好感し３日続伸、東証１部出来高トップ
住友金属工業が、２０円高の６６０円と３日続伸し１０日につけた年初来高値６８８円を視野に入れている。前日発表の自社株取得を好感している。発行済み株式総数の２．２９％に相当する１億１０００万株を上限とした自社株の取得枠を設定。取得総額の上限は７００億円で、期間は今月３０日から１２月２０日まで。機動的な資本政策を可能にするためとしている。本日、出来高は９時４２分現在２５００万株の商いをこなし、東証１部銘柄の中で新日本製鐵<5401>を押さえトップとなっており、鉄鋼株の中でいち早く高値奪回の動きが予想される。目先、相場のリード役として注目されよう。

■国際石油開発帝石ホールディングス<1605>は小幅続落。今朝は低位株が人気
国際石油開発帝石ホールディングスは小幅続落。１万円安の１０６万円で始まり、寄り後は１０５万円まで売られた。今朝の日経新聞等で、同社傘下の「帝国石油は、６月末から、茨城県北部の沖合い付近の海域で、天然ガス田の試掘を始める」「関東近海で３０年ぶり」と報道されたが、市場は反応薄だ。前日２９日の米ニューヨーク市場で、原油先物相場が急落したため、今朝は、鉱業セクター、石油・石炭製品セクターが安い。いずれのセクターも、東証１部業種別株価指数で、値下がり率上位となっている。また、今朝は東証１部値上がり率ランキングでも、日特建設<1929>や日本橋梁<5912>、ナカノフドー建設<1827>といった建設低位株、日本鋳鉄管<5612>やクミアイ化学工業<4996>といった低位株が上位を占めている。

△三菱商事<8058>が３日続伸し年初来高値を更新
三菱商事が、７０円高の２８６０円と３日続伸し２月２６日につけた年初来高値２８５５円を更新している。１８日に、日東富士製粉<2003>、日本農産工業<2051>、日本食品化工<2892>のグループ内食品３社に対するＴＯＢ（株式公開買い付け）の実施を発表、同日、新日本石油と米国メキシコ湾の大型原油・ガス田の権益を共同で取得したと発表など「事業の選択と集中」を評価した動きといえよう。２３日付で銀行系証券では、投資判断を「２」→「１」に格上げ、目標株価を３０００円→３２００円に引き上げている。丸紅<8002>が新値追いの動きとなるなか、三菱商事の株価に出遅れ感が指摘される。これで０６年４月高値２９４０円奪回も視野に入ろう。

△神戸製鋼所<5406>は対・新日鉄倍率１．７２倍で４９２円目標
神戸製鋼所は、インドで、コストの低い製鉄法を実用化することを材料に、２３日にマドをあけて買われた。その後、マド埋めすることなく推移し急伸後の調整も順調に経過、まもなく再上昇に向かうことが予想される。３０日線を抜けば、５００円どころまでは速いだろう。

△日特建設<1929>は買い気配切り上げ、建設低位株人気に乗る？
日特建設は１０円高の１１７円買い気配。きのう大引け後に発表した、２００７年３月期連結決算は、売上高と営業利益は前年比減収減益だったものの、経常利益は増益、純利益は前年の損失計上から黒字転換となった。
また、２００８年３月期の連結業績予想は、売上高と純利益は前年実績比減収減益を見込んでいるが、営業・経常利益はそれぞれ２～３割増益を見込んでいる。最近は、不動テトラ<1813>や佐藤渡辺<1807>、ナカノフドー建設<1827>のように、突然、低位建設株が人気化する、というパターンがたまに現出する。同社もその一環か。あるいは、筆頭株主がゴールドマン・サックス・インターナショナルということで、何か大化け期待があるのかもしれない。短期投資と割り切って、勢いに乗るのも一手だ。
（証券日刊新聞）

△トピー工業<7231> 新中期計画発表
トピー工業は、新中期経営計画・連結の2009年度最終目標を発表した。売上高2920億円（06年度実績比2.4％増）、営業利益195億円（同47.7％増）、当期利益100億円（同28.2％増）、有利子負債580億円（同17.8％減）。
（証券新報）

△野村<8604>証券、欧日Ｍ＆Ａ開拓へ攻勢　英投資銀との連携強化
野村証券は２９日開いた投資銀行業務の戦略説明会で、国境をまたぐＭ＆Ａ（企業の合併・買収）の仲介などを強化するため、欧州での情報収集態勢を整備する方針を明らかにした。Ｍ＆Ａで先行する欧州のほか、高成長に伴いＭ＆Ａの増大が見込めるアジアにも注力し、世界市場での存在感を高めていく考えだ。同日記者会見した柳谷孝副社長は「ロシアを含めた欧州地域は大型Ｍ＆Ａがさらに活発化する」と期待を示した。具体的には、まず２００５年２月に業務提携した英独立系投資銀行グループのロスチャイルドとの関係強化を図る。外資系調査会社によると、ロスチャイルドは０６年の欧州でのＭ＆Ａ助言サービスが案件ベースでシェア２位の実績を持つ。野村はロスチャイルドの拠点網を足がかりに欧日間のＭ＆Ａ案件の助言サービス業務を強化する。

△大正製薬<4535>が「リポビタンファイン」新ＣＭ　新フレーズで勝負
大正製薬は２９日、ドリンク剤「リポビタンファイン」のＣＭとキャラクターを発表した。キャッチフレーズは「ファイト・一発」に加え、「アイム・ファイン」との２本立てとした。ＣＭは寺尾聰さん（父）、夏木マリさん（母）、原沙知絵さん（長女）、小栗旬さん（長男）が演じ、生活や仕事の中でファインを飲むシーンを紹介する。
（FujiSankei Business i）

■注視銘柄

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8058三菱商事
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4568第一三共
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2437シンワアートオークション
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