2024 11,23 14:13 |
|
2010 04,17 08:00 |
|
決算前で様子見姿勢強まる、25日線の攻防=来週の東京株式市場 来週の東京株式市場で日経平均は様子見姿勢が強まる見通し。国内企業決算の発表が本格化する4月の最終週の前の一週間で動きづらく、方向感が出づらいという。為替で円高基調が続けば、利益確定売りが加速し25日移動平均線水準である1万1000円を割り込む場面もあるとみられている。 日経平均指数としてはさえないなか、引き続き内需関連など為替の影響を受けづらい銘柄が個別に物色されそうだ。 日経平均の予想レンジは1万0800円―1万1300円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
<年初来高値更新後は足踏み> 日経平均は4月5日に年初来高値を更新した後、やや足踏み状態となっている。1万1300円を試しては何度も跳ね返されており、1万1300円が重くなってきたようだ。明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏は「決算前は方向感がなくなるという環境でもある。自律調整の一週間となりそうだ」と述べた。 立花証券・執行役員の平野憲一氏は「1万1000円─1万2000円の間は真空地帯である一方、高値警戒感は継続している。25日移動平均線の攻防となり、1万1000円を割れる場面もあるかもしれない」とみている。 一方、裁定取引残が2.5兆円まで膨らんでおり、先物での裁定解消売りが出やすいとの声も少なくない。
米国の企業決算などが主な材料となる一方、為替に振らされる展開が続きそうだ。「米決算が上振れ米株市場が反応すれば、輸出株を中心に買い戻しが入る可能性もあるが、円高基調であれば調整色の方が強くなるのではないか」(国内証券のトレーダー)とみられている。中国人民元切り上げ観測が台頭するなか、切り上げによる円の連想高が警戒されている。市場では「切り上げはある程度、時間の問題で必要な措置ということは市場は理解しているが、実際に切り上げた場合、直後は円高バイアスが強まり国内株は売られる」(国内投信)との見方が多い。
スケジュール面では、米企業決算と住宅関連の指標が注目されそうだ。決算では金融大手のシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が予定されている。英フィナンシャル・タイムズ紙は、ゴールドマン・サックスの国際不動産投資ファンドが米国やドイツ、日本への投資に失敗し、資産のほぼすべてを失ったと伝えており、市場関係者は「影響を見極めたい」(国内投信)としている。
アジアでは20日にインド中銀、21日にタイ中銀、22日にフィリピン中銀による政策決定会合が、それぞれ開催される予定となっている。
(ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者) PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |