明日の日本株の読み筋＝手掛かり材料難で方向感の乏しい展開か
モーニングスター　2010/04/08/18時53分配信
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20100408-00422632-mosf-market

　９日の東京株式市場は、手掛かり材料難で方向感の乏しい展開が予想される。
オプションＳＱ（特別清算指数）の算出日でもあり、売り買い一巡後はＳＱ値を意識した流れとなりそうだ。週末で買い手控え気分も広がる可能性が高く、短期的な過熱感から日柄調整を指摘する声も多いことから、上値は重いだろう。
円相場が強含みで推移しているため、輸出関連株への売りも警戒する必要がある。

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　一方、足元ではリバランスの動きがみられ、金融株は底堅いが、市場からは「銀行株への買いは一時的なもので、今後も相場をけん引するだろう輸出株は下押したところで買い」（中堅証券）との指摘が聞かれている。仮に円が伸び悩むようであれば、輸出株への買い戻しに、指数もしっかりした値動きとなりそうだ。
　また、４月末から発表が本格化する３月期末の国内企業の決算で、業績相場を期待する声が多い。８日は一部の２月期の企業決算に対して強い反応がみられるなど、企業業績を期待する買いはそれなりに流入していると思われる。こうした銘柄への物色が続けば、３月期の企業業績期待が膨らむと予想され、指数の支えとしても期待が大きい。（宮川子平）

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提供：モーニングスター社