明日の日本株の読み筋＝上値の重い展開か
モーニングスター　18時40分配信
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20100405-00122632-mosf-market

　６日の東京株式市場は、上値の重い展開か。５日は円安進行を好感した買いが先行したものの、ファーストリテなどの失速に加え、円が次第に下げ渋ったことから、上値は重くなった。前週末の円安進行の材料とされる３月の米雇用統計は、ほぼ事前予想通りとみられている。雇用統計の発表でドル高・円安が進んだＮＹ時間の為替市場も、米国株式市場の休場もあって商いは薄く、「トレンドがはっきりしたものとはいえない」（大手証券）との指摘があった。また、「今晩の米国株が上昇した場合、ＮＹダウで１００ドル程度の上昇ならば、５日の東京市場でほぼ織り込み済み」（中堅証券）との見方もある。ＩＳＭ非製造業景気指数などが大きく上ブレるなどしない限りは、東京市場への影響も限定的となりそう。

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　５日の騰落レシオは１５３．２８％（前週末比３．６０ポイント上昇）と９８年２月以来の１５０％超え。ＲＳＩは８０％前後と高い水準に張り付いた状態が続いている。トレンドに大きな変化はないが、「いつ調整してもおかしくないレベル」（同）という。今週は７日に２月機械受注、８日にＥＣＢ理事会があるが、週末にはオプションＳＱ（特別清算指数）を控えるため、先物主導で落ち着かない週となりそうだ。きょうの上値圧迫要因となったファーストリテを筆頭に、週後半には小売り大手の決算発表も多いため、週内は日柄調整の可能性が高いと指摘する声もある。（宮川子平）

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供：モーニングスター社