2010/04/05～16 決算発表予定銘柄コメント

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今回は2010年4月5～16日の決算発表銘柄を見ていきます。
この期間には、外食、流通の大手企業が決算を予定しています。

まず、外食では、4月5日にはカッパ・クリエイトの2010年2月期決算があります。既存店売上高は下期が前年比0.3％減になっています。出店増加で2010年2月期は増益見通しです。新年度の見通しが注目されます。

6日はサイゼリヤの2010年8月期2Q決算があります。月次売上高の二桁増が続いています。決算が期待されます。

14日は、吉野家ホールディングスの2010年2月期決算があります。営業赤字と報じられています。決算と新年度の見通しが注目されます。

大手流通では、
セブン＆アイ・ホールディングス（2010年2月期、8日）、
ファーストリテイリング（2010年8月期2Q、8日）、
高島屋（2010年2月期、9日）、
ローソン（2010年2月期、14日）、
イオン（2010年2月期、14日）
が予定されています。

ファーストリテイリング、ローソンは営業増益見通しですが、それ以外は厳しい国内消費動向を反映して営業減益の見通しです。ローソンも営業利益は一けた増と伸び悩んでおり、子会社の不正行為で特別損失が発生する見通しです。その中でファーストリテイリングが既存店売上高の二桁増が続いており、海外展開も今のところ順調です。決算が注目されます。

この他では、設備投資関連で不二越の2010年11月期1Q、安川電機の2010年3月期決算があります。不二越は新興国向け中心に工作機械、切削工具の受注が回復しています。安川電機も受注が回復しており、3Qまでは営業赤字でしたが、4Qは黒字転換する見通しです。いずれも今後の見通しが注目されます。

4月前半は、国内消費関連でサイゼリヤ、ファーストリテイリングのような成長企業の決算が予定されています。また、設備投資関連で不二越、安川電機が予定されています。日本の内と外の動きがある程度分かると思います。また、4月後半からは2010年3月期決算が始まります。引き続き決算に注目したいと思います。

※上記コメントは、3月26日（金）作成時点におけるもので将来の市場環境等の変動等を保証するものではありません。
※当方では、この情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。