2024 11,24 07:56 |
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2010 03,26 12:45 |
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東京株式市場・前場=続伸、円安好感の買い一巡後は伸び悩み 前場の東京株式市場で日経平均は続伸した。円安が対ドルで92円台後半まで進んだことが好感され主力ハイテクなど輸出株を中心に買いが先行。 昨年来高値を付けた1月15日以来の1万0900円台回復となった。権利付き最終売買日であり、リバランスを除けば積極的な売買は控えられているが海外勢の買いが継続しており安心感を誘っている。ただ短期的な過熱感が残っているほか、円安の背景は欧州圏への不安を示すユーロ安・ドル高であり警戒感から買い一巡後は伸び悩んだ。 前場の東証1部騰落数は値上がり1051銘柄に対して値下がり451銘柄、変わらずが180銘柄。東証1部の売買代金は5879億円だった。 前日と同じような展開になった。円安進行という主力輸出株にとってポジティブな材料がありながら上値が重く伸び悩んでいる。期末が接近し投資家が動きにくいほか、テクニカル的な過熱感が抜けないためだ。25日終値ベースの騰落レシオ(25日)は124.00%まで低下したが、引き続き過熱シグナルとされる120%を超えている。 またユーロ圏への不安も残っている。ユーロ圏首脳は25日、ギリシャ向けの緊急時の支援策について、ユーロ圏諸国による二国間融資と国際通貨基金(IMF)からの資金を活用することで合意したが、IMFによる支援を仰いだことで欧州の対処能力にも疑問が示された。 トリシェECB総裁は「国際通貨基金(IMF)やその他の機関が、ユーログループや各国政府に代わって責任を負うことは、明らかに、非常に悪いことだ」と述べ米株を失速させる要因となった。 ただ、上値も重いが下値も堅い。「1月などに比べれば規模は小さくなったが、海外勢の買いが継続していることが安心感をもたらしている」(国内証券ストラテジスト)ためだ。寄り付き前の外資系証券10社経由の注文状況は1760万株の大幅買い越しとなった。市場筋によると16営業日連続の買い越し。また米新規失業保険週間申請件数が大幅減となるなど引き続きマクロ指標が改善していることも堅調ムードの背景となっている。 日興コーディアル証券・エクイティ部部長の宮原浩之氏は「日経平均などのインデックスがもう少し下がってくれた方が投資家としては買いやすいが、円安がサポート要因になって押し目待ちに押し目なしといった状況になっている。過熱感を冷やすのは値幅調整ではなく日柄調整ということになりそうで、当面は上値の重いもみあいの展開が続きそうだ」と指摘。そのうえで「世界的にマクロ指標の改善が続いておりファンダメンタルズ面ではしっかりしているので、為替などが大きく動いていなければ、調整後は世界の景気敏感株としての日本株が注目される可能性がある」との見方を示している。 個別では、エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)(8242.T)との経営統合計画が破談となった高島屋(8233.T)が4日ぶり反発。市場では「統合による業績改善効果は株価に織り込まれていなかったので特に失望売りもないだろう。2010年度の業績回復も予想されており、株価は下げても一時的だろう」(外資系証券トレーダー)との声が出ていた。一方、H2Oは4日続落。 三菱地所(8802.T)は3日続伸。25日に2010年3月期連結決算で、保有固定資産の減損損失342億円とエクイティ出資評価損544億円の計886億円を特別損失として計上すると発表。連結当期利益予想を下方修正したが、アク抜け感が先行する動きとなった。 ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… 本日が一旦、天井だと思うよ。 PR |
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