2024 11,23 04:12 |
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2010 03,23 09:00 |
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優秀な中国人学生を採用できなくなった日本企業 中国人人材の戦略的な採用は、日本企業にとっても経営課題である。従来、「中国人人材」といえば、中国における現地法人が現地採用するのが一般的だったが、昨今は本社で新卒を採用するケースが顕在化するようになった。 「中国人の新卒には総合職として働いてもらうことを期待しています。もちろん幹部への起用も視野に入れています」 化学業界のM社はここ1、2年で、本社ベースでの中国人新卒の採用を積極化した。多くの日本企業が雇用を絞っている中での、その取り組みは注目に値する。 また、製造・販売面でグローバル化を推し進めている製造業のB社でも、昨年から「中国やアジアの大学を卒業した新卒」を重視した採用活動を行っている。期待するのは、現地の開発拠点での活躍だ。そのためには、本社で採用し、自社のDNAを移植する必要がある。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
前述したように、中国人人材といえばコストダウンを理由にこれまで現地で採用するのが一般的だった。現地に日本人を駐在させれば1年間のコスト(給料含む)はざっと2000万円。住宅手当、家族帯同であれば教育費まで上積みしなければならない。 その管理職クラスの代用を2万元前後の月給で「日本語が流暢な中国人人材」にシフトさせれば、現地ビジネス拡大にもつながる。こうした認識で“現地化”を進める日本企業は少なくなかった。 だが、こうした採用も限界に達した。優秀な人材ほど、日本企業の給料の安さ、年功序列は耐え難いものになる。 現地採用の中国人社員からは、「上海子会社の日本人社員、日本本社、欧米企業と比較すると魅力が薄い」との不満が漏れるように。日本企業への就職はただの腰掛けとして、機を見て待遇のいい多国籍企業に転職するケースも出てくるようになった。 優秀な人材を取りこぼす状況に「上海の日本企業は単なるマナー教育的な役割に陥ってしまった」との指摘さえも出た。 他方、中国人人材の活用法にも変化が現れる。一昔前、中国人人材の一番の魅力といえば、「安価な労働力」にあった。日本へは研修生として迎えられ、いわゆる3Kと言われる現場で働いた。 また、エンジニア不足と言われた90年代後半は、日本で数年仕事を経験させたのち、その人材を中国に戻して活用した。ところが2000年代に入ると管理職への起用が目立つようになる。 海外子会社でのサポート的な位置づけから、いまや日本本社の“本丸”へ。ピラミッドの底辺にいた中国人はすでに頂点に近い部分で活躍するようになった。本社採用された中国人人材は管理職として現地法人へ派遣、製品開発や市場開拓に乗り出している。
上海における求人は金融危機以降の落ち込みから一転、1年半にわたって求人を絞り込んできた企業も、この3月から募集を復活させる傾向にあると言う。 「これからは売り手市場、内定後の辞退ということも発生する可能性が高くなるでしょう」(前出の杉川氏) 実際にこんなことも起こった。中国人Aさんは大手製造業S社の内定を辞退し米国企業に、また中国人Bさんも大手製造業P社の内定を辞退し、中国国有企業に就職が決まった。関係者はこう明かす。 「今の中国人にとって日本企業は以前ほど大きな魅力はなくなったと言えます。また、日本に行くこと自体もさほど魅力のあることではなくなりました。ちなみにBさんは実は三流大学の出身だったのですが」 母国の中国企業で活躍するほうが、待遇もその先のチャンスも飛躍的に広がる、そう受け止める学生は増えつつある。 一方で、上海では現地の多国籍企業、国有企業が重点大学を舞台に、積極的かつ恒常的に新卒採用を仕掛けている。日本におけるグローバル・カンパニーの創出をビジネスとして手がける (株)SLG & Partners代表取締役の庄司直久さんは話す。 「P&Gの初任給は中国のスタンダードより良いわけではありませんが、それでも優秀な人材を獲得できています。カギは有名大学の学生にどうアピールするか。単に市場原理主義的な高給で一本釣りを行う単純なアピールでは拒絶されてしまいます」 ちなみに、そのP&G(中国)の採用活動には舌を巻く。まずは「P&G China」をクリックすると、社名のすぐ下に続くのは「商品紹介」ではなく、「人材募集」。自社商品の宣伝以上に人材に力を入れているのが一目にしてわかる上に、採用関連のサイトも単に採用スケジュールやインターンシップの紹介にとどまらない。その作り込みからは、社会への人材輩出をひとつの事業として捉えていることが見て取れる。 目下、彼らが力を入れているのは09年4月にスタートした「P&G University」。各部門の管理職が直接大学に赴いて学生向けに各種セミナーを行うもので、マネジメントやビジネスマナー、グローバルリーダーシップなど、学生らの需要に基づいたトレーニングを実施している。 09年は南開大学で「金融危機影響下での就職活動」をテーマに就職試験のテクニックを紹介、天津大学では「リーダーシップとは」を、また人民大学では「CFOへの道」をテーマに学生を集めた。 また、今年5月には、北は清華大学、北京大学、上海では復旦大学、交通大学、南は中山大学と全国9都市15大学での公開講座を予定。同社人事部門、技術部門、財務部門などにおける管理職が飛び、適職選びのアドバイスやテクニックを紹介、これにほぼ1ヵ月の時間を費やす。 セミナーの内容は「オンライン授業」としてウェブ上で紹介されるので、地方の学生でも見ることができる。 3月に入り、企業のリクルート活動が本格化し始めた。上海の大学の門をくぐるといくつもの紅い横断幕が目に飛び込んで来る。 国家電網は上海市内の重点大学に通う理工学部の学生をターゲットに企業説明会を行う。「上海万博のオフィシャルスポンサー」であることをPRし、表向きは「経営セミナー」と称して、まずは企業イメージや学生にとってのメリットを印象づける。 国内大手メーカーのハイアール、NY証券取引所に上場する不動産会社の易居、インド企業のインフォシス……。企業が直接大学を訪れ、リクルートのための企業説明会を行い、参加する学生は履歴書必携で臨む。 P&G(中国)の採用活動はあたかもそれが本業であるかのように綿密で戦略的だ。他国の市場に比べ倍速で発展する中国市場において、もはや新卒は「必要に応じて募集」していたのでは間に合わない。 果たして日本企業は優秀な人材を迎えることができるのか。彼らのシビアに見定める企業選択に応えるには、大学を舞台にして展開する長期的な視点での取り組みが必要とされている。 ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… これが本当なのは既に大分と前から知ってはいるが、 日本人は余りにもアジア人に対して「上から目線」なために この表現の意味を判る人は、中国人を理解していると考えて良いかと・・・・・ 絶対に中国人の前で中国人の悪口は言えない。 そんな中国人を本社役員等に抜擢すれば、いずれ色々なことが、 大体、日本人は外見に騙されやす過ぎ。 多分、皆さんがワタシの印象・・・イメージがあるかと思いますが、 ワタシがブログを書き始めたキッカケは、 今までは、損(マイナス・イメージ)からスタートしてプラスに変えてきたので 話が脱線しましたが、いずれ今回ワタシが言ったことが 絶対に中国人を舐めて掛かってはダメです。 1990年代に2度も中国合弁企業を作った経験者が語るのですから 中国人って、同じ「苗字&名前」の方が多杉。。。 中国の方々は、ずっと反日教育を受けてきたことも忘れずに・・・・・ PR |
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コメント |
先生体調は大丈夫ですか?安静にして、お体に十分気をつけてください!
先生にお聞きしたいことがあります。 私は人が言ったことに対してすぐ真に受けてしまうたちなんです!すべてがそぅではないのですが、例えば先生がおっしゃったことや本などから得られた知識などです。物事に対して客観的に把握し、かみくだいて主観的な判断する力というのは能力以外でどこから得られると思いますか?馬鹿みたいな質問です身ません。お暇がある時でよろしいのでレスポンスお願いします。 【2010/03/2321:03】||サウスボストン#92c7461369[ EDIT? ]
おひさしぶりです!
サウスボストンさん、お久しぶりです。
体調は芳しくありません。アタマがボォ~・・・と、していますので、 ヘタな事が書けず、メールの返信もまだ誰にもしていません。 ・・・で、上記質問なのですが、一番早い取得の仕方は、自分の身銭をきって 色々な方々・・・日本人に限らず色々な方々とビジネスをすれば身に付くかと思います。 特に海外の方々・・・特定はしませんが、息を吐くように嘘を付く方々も多くいて 逆にそれがもしかしたらグローバル・ビジネスの本来の姿かもしれませんので、 否応無しに自分の身銭をきっていれば相手の考えていることを 言葉の端々から判断するようになり、ひいては、かみくだいて主観的な判断するようになるかと思います。まぁ~いきなり自分の身銭・・・っていうのは無謀です。 まずは会社で、そういうようなポストに自分を置き、鍛錬する処からですね。 勿論、諸先輩方々の助言を拝聴しながら・・・ですが・・・ |
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