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2010 03,17 20:00 |
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2010/03/17 株式クロージングコメント ■出遅れ修正を狙った動きが強まる 日経平均は上昇。125.27円高の10846.98円(出来高概算19億9000万株)と、SQ値(10808.73円)を確実に上放れて取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)での低金利政策の持続、欧州連合(EU)の財務相理事会でギリシャ緊急融資への基本戦略がまとめられたことによるユーロ高などが好感され買い先行で始まった。その後は、金融政策決定会合の結果待ちのムードも強く、SQ値を挟んだレベルでのこう着が続いた。そんな中、注目された金融政策決定会合の結果は、新型オペを20兆円に増額など、既に報道されていた内容であったこと、また為替相場が円高に向かったこともあり、先物主導で急速に上げ幅を縮める場面もみられた。しかし、景気は持ち直しているものの、デフレの克服に強い姿勢を示すべきとの判断が示されており、利食い一巡後は再び買い直される展開となった。これにより今度は現物から先物、そして円高傾向にあった為替市場が反転をみせている。東証1部の騰落銘柄は値上り1243、値下り308、変わらず124と、値上り数が全体の7割を超えている。また、インデックスに絡む商いの影響もあるが、それでもコア銘柄にとどまらず、中小型株や低位材料株での値幅取り狙いの活発な売買が目立っている。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
日経平均はSQ値を超えたことから、今後はSQ値がサポートとして意識されることになろう。また、これを割り込んだとしても10750円レベルをキープしていれば、オプション権利行使価格の10750-11000円のレンジ内での取引となるため、日経平均の1月高値10982.10円を意識した基調が継続する。テクニカル面では上昇・拡大するボリンジャーバンドのプラス2σに沿って推移しており、先週末の上昇時より過熱感はない。週足ではようやくプラス1σ(10770円レベル)を超えてきており、これをサポートとしてプラス2σが位置する11000円オーバーを目指すトレンドとなる。PBR1倍割れや需給妙味の大きい銘柄などには、買い戻しを意識させた踏み上げ狙いの動きも強まりやすくなるほか、セクター内での出遅れ修正の動きも意識される。この地合いによって週末に売り出し価格が決定する第一生命に対しては、機関投資家の取得のための需給懸念というよりも、株主増による市場活性化期待が強まるプラス志向に向おう。 PR |
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