5/28 午後の『株価材料』

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■株価材料

■不動産株がさえない、上昇基調の長期金利が圧迫
午後の株式市場では、三菱地所<8802>株など不動産株がさえない。これまでの上昇のあとの利食い売りが出ていることに加え、朝方に長期金利が１．７３５％と２月１５日以来約３カ月ぶりの水準に上昇するなど金利が上昇圧力を強めていることが圧迫しているという。

△ディスコ<6146>株が大幅高、大和は「2」に引き上げ
午後の株式市場では、ディスコ株が大幅高となっている。大和総研が２５日付でレーティングを「３」から「２」に引き上げ、今後半年間の目標株価を８０００円に設定したことが材料視された。同総研では引き上げの理由として、（１）２００８年３月期にダイサ、グラインダの主力製品が好調に推移する見通しであること、（２）決算発表後の株価下落により指標面で割安感がでてきたこと――などを挙げている。

△ダヴィンチ<4314>、テーオーシー<8841>のＴＯＢ反対に反論
ダヴィンチ・アドバイザーズは２８日、テーオーシーが２５日に株式公開買い付け（ＴＯＢ）に反対表明を行ったことについて反論した。ダヴィンチでは「（テーオーシーの経営は）老朽化した西五反田ＴＯＣビルに過度に依存したものになっている」としてテーオーシーの保有不動産を有効活用すべきだとしている。テーオーシーは、西五反田ＴＯＣビルを同等の価値のある不動産と入れ替えるとするダヴィンチの事業計画案は、企業価値の源泉である資産の実質的な切り売りを意味するなどとしてＴＯＢに反対しているが、ダヴィンチでは説得力に著しく乏しいとしていた。
（ロイター）

△北陸電工<6989>---あとは出来高が膨らんでくることが必要
抵抗線として意識されていた25日線を突破してきている。5日、25日線との短期ゴールデンクロスも意識されてきている。あとは出来高が膨らんでくることが必要。なお、新光証券では08/3期は3軸加速度センサの営業黒字転換を予想。

▼レカム<3323> ストップ安売り気配。
中間期の下振れが嫌気されているようだ。25日に07年3月中間期の業績予想を下方修正、最終損益で0.5億円の黒字予想から0.35億円の赤字に減額している。第1四半期では営業損益段階から黒字化していたこともあり、下方修正に意外感が生じているもよう。

△三菱重工<7011>---後場に入り上げ幅を広げる
後場に入り上げ幅を広げている。原発関連銘柄への物色が強まっている。また、中国の電力会社に対して風力発電設備の技術を供与することで合意、中国の風力発電機市場へ参入と。下降する25日線が上値抵抗として意識されているほか、均衡表の雲上限、基準線なども位置しており、強弱感が対立。

□キヤノン<7751>---堅調、ＳＥＤテレビの発売延期ポジティブに
堅調。先週末にＳＥＤテレビの発売を当面見送ると発表、株価への影響が注目されたが、比較的ポジティブに捉える声が目立つようだ。今回の延期発表によって同分野からの撤退の可能性が高まったとの見方も多く、液晶やＰＤＰとの厳しい競争が想定されていた中で、投資リスクの低下につながる状況とも。

△住友鉱<5713>---非鉄セクターが上昇率トップ
非鉄セクターが上昇率トップ。商品市況の反発もあり、非鉄株が全面高となっている。業種平均も非鉄が上昇率トップ。先週末までの調整で25日線まで下げており、テクニカル的にも参加しやすい位置に。

▼商船三井<9104>---4日続落、海運セクターが軟調に
4日続落。本日は海運大手3社のさえない動きが目立っている。不定期船運賃の先行指標となる用船料が反落との報道がネガティブ材料に捉えられているようだ。本日は海運セクターが業種別下落率のトップになっている。

△ＲＥＭＩＸ<3825> 後場は活況。
オリンパス<7733>への納入が材料視されているようだ。同社は前引け後、オリンパスなどによるストックフォト・ダウンロード・サービス「ＯＡＤＩＳ」のフォトストックシステムを開発、納入したと発表している。

△シンプレクス<4340>---ストップ高、ＣＳでは絶好の投資機会と
ストップ高。株価の底値到達感の強まりや新興市場の株高が刺激となっているほか、ＣＳの買い推奨レポートも好材料視されているようだ。ＣＳでは中小型株全般のバリュエーション調整を受けて、目標株価を56000円から44300円に引き下げてはいるが、ファンダメンタルズに対する懸念材料が乏しい中での現在の株価下落は、絶好の投資機会になると判断している。

△東応化<4186>---リバウンドを窺う展開に
リバウンドを窺う展開に。年初からの下落基調により、昨年7月安値を割り込み先週までに05年9月以来の水準まで下落していた。なお、コスモ証券では投資判断を「Ｂ」から「Ｂ+」に引き上げ、目標株価を2840円としたようだ。
（フィスコ）

▼インターネット総合研究所<4741>の売買が成立、２日営業日ぶり
東証による上場廃止の発表を受けて連日のストップ安売り気配の流れが続いてきたインターネット総合研究所がきょうの朝方、6540円の始値を付けて２日ぶりに寄り付いた。東証による上場廃止の発表の直前となる23日の終値は１万6140円。株価は２日で60％以上も調整が進んだこととなる。こうした上場廃止が決まった銘柄は思惑先導で値が大きく上下することが多く、短期の利鞘目的の投資家の資金が却って集中し易いという側面が強いという。

△ナカノフドー建設<1827>が急騰、2008年３月期の大幅増収増益見通しを歓迎
ナカノフドー建設が一時、前日比54円（21.69％）高の303円まで上昇して、東証１部値上がり率ランキングでも首位となる大幅高に。同社が先週末25日に発表した2008年３月期の連結業績見通しは、売上高が前期比13.1％増の1150億円、営業利益が同10.1％増の17億円、当期純利益が同25.8％増の12億円となり、大幅増収増益見通しとなったことが手掛かり。市場では同期の営業利益としては13億円前後を見込む向きが強かった。
（テクノバーン）

△フォーサイド<2330>がストップ高カイ気配、今期連結売上高予想増額を材料視
フォーサイド・ドット・コムが４０５円ストップ高の３３５０円でカイ気配となっている。携帯電話向けコンテンツの開発などを手掛ける同社は２５日、今０７年１２月期の連結業績予想を修正。経常利益、純利益はともに従来予想の５０００万円を据え置いたが、売上高を６５億円から８５億円に増額し、利益上ブレ期待が広がっている。米国子会社の非連結化スケジュールが当初予定より後にズレ込んだほか、２月に非連結化した欧州子会社の売上高が計画を上回ったという。なお、経常利益、純利益を据え置いたのは、米国子会社の動向などが未確定のため。同時に半期報告書の訂正報告書の提出なども発表している。
（株式新聞ダイジェスト）

△ＢＩＧＬＯＢＥとＮＥＣ<6701>、ＴＢＳのモバイルサイト基盤構築を受注

△ソフトブレーン<4779>・フィールド、エルネットと新営業スタイル「Ｓａｌｅｓ２．０」に対応したサービスを提供

△ブリヂストン<5108>サイクル、２０～３０代向けカジュアルスポーツ電動アシスト自転車を発売

△ライオン<4912>、「チーム・マイナス６％」活動の結果を発表

△東芝<6502>、ワンセグ番組を長時間録画できるポータブルメディアプレーヤー「ｇｉｇａｂｅａｔ」２機種を発売

△富士フイルムＨＤ<4901>、グループ共通の総務／人事関連業務を集約した新会社を設立

△日立<6501>、日本オラクル<4716>など、Ｌｉｎｕｘ大規模ＷＥＢシステムの拡張性と可用性に関する最適な指針を公開

△三菱重工<7011>、中国の風力発電機市場へ参入

△ソフトバンク<9984>テレコム、インドのニューデリーに現地法人を設立

△アエリア<3758>、エイムラックのソーシャルウェア「アイポ」に国内旅行検索サイト「旅侍」の情報を提供

△学研インデックス<4835>、ニンテンドー<7974>ＤＳ用ソフト「英検王　準２級編」を発売

△コニカミノルタ<4902>、非接触ＩＣカードを使用したユビキタスプリントシステムを発売

△オリンパス<7733>、ストックフォト・ダウンロード・サービス「ＯＡＤＩＳ（オアディス）」を開始

△住商情報システム<9719>とＳＡＰジャパン、サービス支援強化で戦略的共同事業計画を策定
（日経プレスリリース）

△双日<2768>が商い伴なって上伸、ＰＥＲわずか１０倍の割安株
双日ホールディングスは、商いを伴なって５２０円台に買われた。「終値」では、フシだった５１９円を抜いてきたことで、今年２月につけた高値５７７円挑戦が見込める動きといえる。割安ということから、信用取引を使った買いも活発で、信用買残の多いことは、上値圧迫要因となるが、高値近辺までは圧迫にはならないだろう。２６週線に沿った上昇で過熱感もない。

△ダイビル<8806>が上げ幅を拡大し年初来高値を更新
ダイビルが、２３１円高の２０１５円と上げ幅を拡大し１日につけた年初来高値１９３８円を更新している。前週末２５日に商船三井<9104>の不動産管理会社である商船三井興産の第三者割当増資を引き受け、連結子会社化を材料視した買いが膨らんでいる。商船三井興産は東京都内の港区にも貸ビルなど所有しており含み資産も多いと見られている。これに伴い２００８年３月期業績予想、経常利益は前回予想を４億円上回る８８億円に上方修正した。また、「新ダイビル」（仮称）や「土佐堀ダイビル」（同）など積極的な新開発プロジェクト案件を示した２０１０年３月までの新中期経営計画に対する期待も高まっている。

△中期注目銘柄のフルキャストテクノロジー<2458>は見直し買い、反発→続伸
フルキャストテクノロジーは続伸。後場に入って、６５００円高の９万４０００円まで買われている。ジャスダック市場値上がり率上位にランクインしている。とくに何か材料が出たわけではないが、今月１日に発表した、３月中間決算が、前年比２ケタ増収増益の好決算だったため、利益確定売りが先行。２日に直近高値１３万２０００円をつけて以降、続落しており、自律反発の時期に来ていた。
２００７年９月通期業績予想は、やはり前年比２ケタ増収増益としており、買い安心感から見直されているもようだ。加えて、同社は、半導体・エレクトロニクス分野のエンジニア派遣事業を行なっており、高い専門性と収益性で、他の凡百の派遣会社とは一線を画している。今後の業績推移も、堅調に右肩上がりで行くと見られているわりに、現在の株価でＰＥＲは１３．９倍と、割安であることも見直されているようだ。まずは今月初めの高値１２万円ライン奪回が目標。

△日本ガイシ<5333>が４日ぶりに急反発、２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に
日本ガイシが、１２０円高の２７２５円と４日ぶりに急反発し、２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に入っている。外資系証券が投資判断を「オーバーパフォーム」を継続、目標株価を２７００円→３４５０円に引き上げたことが買い手掛かり。主力事業である自動車用排ガスフィルターが世界的な規制強化の流れによって長期拡大基調が続くとの見通しに加え、今期の業績見通しは極端な円高を前提(１ドル＝１１０円、１ユーロ＝１５０円)としていることから保守的と見ているようだ。

■ブルドックソース<2804>は小反落。スティールＴＯＢへの質問状が微妙に影響？
ブルドックソースは小反落。後場に入って、７円安の１６２３円まで売られている。今月１８日に、米投資ファンドのスティール･パートナーズが同社株のＴＯＢを表明していたが、先週末２５日の後場中に、同社は「意見表明は、保留」として、同ＴＯＢの目的や買付価格の算定根拠などについて、質問を出したと発表した。返答期日は６月１日としている。株価はスティールのＴＯＢ以降、１８日に出来高急増とともに、直近高値１７７６円をつけて以降は、１６００円台をキープしているものの、微妙に続落ぎみとなっている。

△カプコン<9697>が３日続伸し上値追いを鮮明に、年初来高値奪回の動き
カプコンが、１２５円高の２３５０円と３日続伸し上値追いを鮮明にしている。今期業績予想が市場予想を上回ることを期待した買いが継続している。経常利益が市場予想を５億円上回る前期比３．８％増の１１０億円が見込まれている。世界三大市場である日米欧の顧客ニーズなどの普及動向に対応した開発、販売戦略や積極的な施設展開のほか、オンラインゲーム、モバイルゲームおよびポータルサイト運営などコンテンツビジネスの拡充を図っていくとしている。これを受け、複数の証券会社が投資判断の格上げと目標株価を引き上げている。１月につけた年初来高値２４２０円奪回へ向けた動きになっているようだ。

△日本精工<6471>は堅調な地合いを背景に「ベトナム市場強化」報道で続伸
日本精工は小反発。今朝は１０円高の１２３４円で始まり、前場は１２３５円で引けている。きょうの前場は、中国株高などを背景に、日経平均、ジャスダック・マザーズ・ヘラクレス指数も反発あるいは続伸しており、堅調な地合い。そのなかで、同社をはじめとした機械セクターは、前引け時、東証１部業種別株価指数で値上がり率４位となっている。そうしたなか、今朝の日経産業新聞で「日本精工、ベトナムで軸受け販売強化――現地法人を設立」と報道されたことも、買い手がかりとなっているもようだ。ポストＢＲＩＣｓとして、「ネクスト１１」とか「ビスタ」とか言われているが、そのどちらにも入っているベトナムは、やはり注目度の高い市場といえる。チャートを見ると、中期週足、短期日足とも続伸トレンドで来ている。とはいえ、バブル期の１９８９年につけた上場来高値１４６０円までは、まだ到達していない。信用残は売り長で、倍率は０．５７倍。堅調な地合いを背景に、まだまだ上値追いができそうだ。
（証券日刊新聞）

▼アパマンショップ<8889> 下方修正
アパマンショップは、2007年3月通期連結予想を発表した。個別で投資損失引当金20億円を計上し、下方修正となった。売上高310億円（前予想220億円）、経常利益33.2億円（同20億円）、唐基準輪形11億円（同14億円）。
（証券新報）

△４割の女性が慢性的な便秘経験　カゴメ<2811>調査
カゴメが２０～５９歳の女性を対象に実施した「現代女性の腸内環境に関するアンケート」（有効回答者数４１２人）によると、「１日に１回の自然なお通じがない女性」が３９．４％に上り、さらに１０人に１人は４日以上お通じがない深刻な状況にあることが分かった。便秘の原因については、野菜不足など食事面より、不規則な生活を挙げる人が多く、３割はストレスが原因と考えていた。また、便秘が体に与える影響では、吹き出物や体重の増加に加え、「イライラする」など精神面への悪影響を挙げる人も目立った。
（FujiSankei Business i）

■注視銘柄

6146ディスコ
7011三菱重工
3825ＲＥＭＩＸ
4340シンプレクス
2330フォーサイド
2458フルキャストテクノロジー
4239ポラテクノ
2121ミクシィ
6290エスイーエス
3236プロパスト

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