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2010 03,10 09:00 |
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米ハリウッド映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監督が次回作に予定している、広島への原爆投下をテーマにした映画構想が揺れている。映画の原作の一部に誤りが見つかり、原作者が内容の訂正を表明しているからだ。米国の退役軍人らからは批判の声が上がり、被爆者の間にも困惑が広がっている。 原作は「アバター」で科学アドバイザーを務めた米作家チャールズ・ペレグリーノさんの「ザ・ラスト・トレイン・フロム・ヒロシマ」。漫画「はだしのゲン」の作者で広島で被爆した中沢啓治さん(70)のほか、1月に亡くなった二重被爆者の山口彊さんや広島・平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルとされる佐々木禎子さんらも登場する。 問題の発端となったのは、広島への原爆投下の際、米軍の写真撮影機に搭乗したという元米兵(08年死亡)の証言。原作は、これを基に、出撃前に科学者が死亡する放射線事故があったことなどが描かれた。だが、投下任務に当たった米軍部隊の名簿や搭乗員リストにこの元米兵の名前はなく、証言が虚偽だった疑いが浮上した。 原爆投下機エノラ・ゲイの航空士だったセオドア・カークさんは、退役軍人グループのウェブサイトで「完全にでっち上げの話だ」と非難。ペレグリーノさんは元米兵の話が誤りだったことを認め、改訂作業を始めた。 さらに、ペレグリーノさんは毎日新聞の取材に対し、中沢さんの連絡先が分からなかったため、複数の漫画作品や自伝、記事などから実体験と思われる部分を抜き取って作中に用いたことも認めた。 「引用の連絡はなかった」としている中沢さんは、作品に架空の人物が登場する場面があることなどから「キャメロン監督がどういう構想を描いているのか聞いてみたい」と話している。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
▼アバターとは? 編集後記まで読まれている皆さんはご存知ですが、私は大の映画好きです。 この映画について、09年12月24号編集後記でこんな感想を書きました。 【引用ここから▼】 モスクワは一時マイナス30度まで下がりましたが、今日は0度くらいまで上がってきました。 あたたかくなってきたので、今全世界で記録的にヒットしている 「アバター」を見てきました。 まず、ストーリーから。 時は22世紀。 人類は、すでに別の星にコロニーをつくっています。 さて、人類はこの星で何をやっているのでしょうか? そう、パンドラには、地球でエネルギー革命を起こせる貴重な資源が大量に眠っている。これを、根こそぎ奪っちゃおうというわけです。 ところが先住民ナヴィが邪魔している。 そして、自然と調和して暮らしているナヴィ族を愛するようになってしまった。 資源と、それがもたらす莫大な金を求めて、ナヴィ族大虐殺をもくろむ人類。 ナヴィ族を好きになってしまったジェイク。
しかし、地球にない自然、地球にいない動物、地球にない植物、地球にいない人々。 私も映画オタクですが、今年一番楽しめた作品でした。 【引用ここまで▲】
「興行収入歴代NO1」になってしまいました。 この映画は、「資源を略奪しにパンドラに来た人間」を「絶対的な悪」として描いています。 そして、自然と調和していきる現地人は善である。 このあたり、 しかし、結末が違う。 「ダンス~」も「ラスト~」も結局、白人が圧倒的パワーで戦争に勝利しています。 世界情勢の知識が多少ある人なら、アバターを見て、 予想とおり、作品賞や監督賞はとれませんでした。 (作品賞を受賞したのは、イラクで苦闘するアメリカ軍爆発物処理班の姿をえがいた「ハート・ロッカー」でした。 ●私はこの作品が受賞したことにケチをつけたいわけではありません。念のため)
先日、いつもお世話になっているアウルズ・エージェンシーの下野社長から、こんなメールをいただきました。 弊社のホームページをご覧ください。 私は昨年12月、ジェームス・キャメロンに伴って来日したチャールズ・ぺリグリーノと言う著者に会いました。 「THE LAST TRAIN FROM HIROSHIMA」 をその後小学館に売りました。 このタイトルは長崎で被爆した人たちを載せた列車が広島に着き、さらにそこで原爆投下に会う、という大変悲劇的な二重被爆の事実に由来しています。 1月アメリカで出版されたタイトルはベストセラーとなります。 ところがそれから激しいバッシングが始まったのです。 そしてついにアメリカの出版社ヘンリーホルトが一昨日本書の出版停止を発表しました。 さらに昨日エージェントからジェームス・キャメロン本人が書いたこのヘンリーホルトの決定に対する抗議文が届きました。 まだどの媒体にも報道されていないようなので、急きょ翻訳し、弊社のホームページに掲載しました。 本日の朝日新聞には、出版が停止され、キャメロンが映画製作についてどうなるか分からない、と言っていると報じられています。 しかしキャメロン本人の抗議文を読めば、彼の意志が固いのは明らかです。 北野様が価値があると思われれば、このキャメロンの翻訳文そのまま掲載してください。 私は父が長崎で被爆しております。 父は肝臓がんを患っていて、彼が生きている間にこの本の日本語版を手渡したいと願っています。 アメリカの原爆投下という行為は明らかにジェノサイドであり、いまだに彼らはそれを認めず、この話題が出るたびにアメリカでは情報操作等の圧力がかかることに、私は大変憤っております。 【転載ここまで▲】 なんと、キャメロンさんは「広島・長崎の悲劇」に関する映画をとろうとしている。 ▼キャメロンさんの抗議文 では、キャメロンさんの抗議文を転載させていただきます。 【転載ここから▼】 <作家であり科学者であり、また歴史家でもあるチャールズ・ペレグリーノ氏とは、『タイタニック』、『アバター』をはじめこれまでいくつものプロジェクトで仕事を共にしてきました。 チャーリー(ペルグリーノ)は真実を追求する人間です。 今回の衝撃的な新作、『The Last Train from Hiroshima』について指摘されている事実誤認および疑義の生じている問題点について、彼はすでに再調査および修正の作業に取り掛かっています。 私自身は彼を通じ、広島と長崎の被爆者に直接引き合わせてもらいましたが、こうした最後の生き証人となっている被爆者達への彼のインタビュー取材における不断の努力について、議論を差し挟む余地はありません。 歴史的重要性を持つ資料であるこの本の存在が、信憑性を欠くとされる情報源から生じたわずかな誤りのために抹消され、また既に起こりつつある情報の拡大が阻止されるのであれば、それはきわめて遺憾であると言わざるを得ません。 偽証を指摘され問題となっている情報源については、この件の信憑性を貶める目的で、念入りに仕立てられた罠であることは明らかです。 これまで私たちが共にしてきたいくつものプロジェクトを通じて知り得る限り、チャーリーは綿密で徹底した研究者であり、その成果に対しては常に相互的参照作業を怠らず、確かな裏付けを得ています。 今回のケースにおいて彼が仕組まれた不正の犠牲者となっているのは明らかです。 作家としての責任において当然のこととして、彼もまた現在、問題とされる点を可能な限り誠実に正すべく最大限の努力をしています。
現状まだ脚本の用意がなく、当座の具体的な制作予定が確定されている訳ではありませんが、その意志になんら変わるところはありません。 チャーリーがこの本を執筆するにあたり、その取材の協力者となった情報源は多数あり、そのなかに存在したわずかな不備がもたらしたとされる今回の問題が、このプロジェクトに対する私の判断に影響を及ぼすことはありません。 実際に私が映画を製作する段において、苦労の末に集められたこれら数々の貴重な証言者情報、 すなわち本作『Last Train from Hiroshima』の中に登場する人々の、当事者としての証言を無視するようなことがあれば、私自身が愚か者であると言わざるを得ません。 私はこの本を原作とする映画化における優先権を、然るべく保持するつもりです。 真実はいずれ勝利するでしょう。 チャーリーによる修正がなされれば、本書は20世紀における最も重大な出来事のひとつを取り上げた、極めて重要な意味を持つ作品となることでしょう。> 【転載ここまで▲】
アメリカは「自由と民主主義の守護神」を自任していますが、実は、とんでも悪事を数えきれないほどしてきました。 欧州から北米大陸に来た人たちは、もとから住んでいたインディアンを大虐殺しながら合衆国を築いたのです。 インディアンの数は現在300万人ほど。 アメリカの全人口の1%しかいません。 さらに、「全ての人は平等」という立派な独立宣言にもかかわらず、建国後約100年間黒人を奴隷としてこき使っていました。 1865年に奴隷解放宣言がなされた後も、差別は厳然と存在していた。 さらに、1945年には広島・長崎に原爆を落とし、 人類史上最大最悪の大量虐殺 そして、図々しくも「あれは先に攻めた日本が悪かった」などというのです。
だからといって、小沢さんのように「今度は中国の小日本省になろう」というのも違うでしょう。 中国だって、チベット人を120万人も殺し、「チベット解放」なんてほざいてますからね。 アメリカも悪党、中国も悪党。 一体日本はどうすればいいのでしょうか? RPEジャーナル PR |
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