米ＧＭがパワステ問題でリコール、「シボレー」など130万台
ロイターNEWS　2010年 03月 2日 15:26 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-14136220100302

　米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）[GM.UL]は２日、北米で「シボレー」など１３０万台をパワーステアリングの問題でリコール（回収・無償修理）すると発表した。この問題に関連し、１４件の事故、１人が負傷する事故が発生しているという。

　ＧＭの声明によると、リコールの対象は、米国で販売した「シボレー・コバルト」の２００５─１０年モデル と「ポンティアック・Ｇ５」の２００７─１０年モデル、カナダで販売した「ポンティアック・パースート」の２００５─０６年モデル、メキシコで販売した「ポンティアック・Ｇ４」の２００５─０６年モデル。

　ＧＭは、２００９年に開始した調査の結果をまとめ、１日に米当局にリコールを届け出たとしている。

　米道路交通安全局（ＮＨＴＳＡ）は、パワーステアリング機能が失われるという苦情を１１００件以上受け取ったことを受け、１月２７日に米国で約９０万５０００台の「シボレー・コバルト」を対象に調査を開始した。

　ＧＭの品質担当幹部は声明で「詳しい調査の結果、問題発生までに時間を要する状況と判断した。保証期間が過ぎたより古いモデルに発生しやすい」と述べた。

　ＧＭは現在、問題を解消する改善策の開発を進めており、計画が確定した時点で顧客に通知するとしている。
 

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