2010/02/15 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2010年02月15日15時50分
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■明日も個別材料株に

　日経平均は下落。78.89円安の10013.30円（出来高概算16億7000万株）で取引を終えた。中国が春節（旧正月）で上海、香港市場ともに休場となるほか、今晩の米国市場がブレジデンツデーの祝日で休場となるため、手掛かり難の中、じり安基調が続いた。出来高の16億株台は1月4日の大発会（12億9000万株）以来の低水準。
　朝方は10-12月期の実質国内総生産（GDP）成長率が年率4.6％増と予想（3.6％増）を上回り、3四半期連続のプラスとなったことが好感されて買い優勢のスタートとなったが、10分程度で織り込んでしまっている。物色としては決算などを手掛かりとした個別物色のほか、ボリューム増が期待できないことから、低位材料株での小幅な値幅取り狙いの物色にとどまっていた。

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[1回]

　日経平均は寄り付き直後につけた10119.47円が高値となり、再び1万円の攻防となっている。ただ、大引けにかけて下げ幅を広げる格好ではあるが、参加者が限られる中でのポジション調整による下げといったところであろう。オーバーナイトのポジションを避けているため、1万円レベルでの底堅さが意識されてくるようなら、見直しの流れも期待される。とはいえ、明日も本日と同様の薄商いとなる可能性もあるため、物色としては景気敏感やディフェンシブ、セクターというよりは、業績や需給面を手掛かりとした個別材料株に向かいやすいであろう。
（村瀬智一）