2024 11,23 17:36 |
|
2010 01,17 17:00 |
|
世界経済フォーラム(WEF)は14日、年次総会(ダボス会議)を前に「グローバル・リスク」年次報告書を公表し、2010年の世界経済にとって、財政悪化が深刻な債務危機を招くリスクが最大の脅威だ、と警告した。 ・・・って事で、またもや死ぬ死ぬ詐欺を開始します。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
ついこの間までは、ドルはもう機軸通貨に不向きだ・・・なんて ・・・で、仕掛けとは言え、ギリシャの件で既にユーロはボロボロ状態です。 ・・・で、再度危機を生み出してリスクを作り出して行く。
米著名投資家バフェット氏、今年の動きは? 名声を馳せる一方の米著名投資家ウォーレン・バフェット氏だが、同氏と同氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK/A:US)の先行きはかつてなく不透明だ。 金融危機の渦中、バフェット氏は市場を支える重要な役割を果たし、その名声は一層高まった。同氏は米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)や米総合電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)への支援策を主導し、2008年の市場暴落後も株を買い支え続け、投資家を安心させた。 だが、観測筋は、バフェット氏の行動は昨年大きな注目を集めたものの、同氏の今後に関する重大な疑問は解消されていないと指摘する。疑問の1つは、株式市場が過去3四半期で67%も上昇した後、バリュー投資戦略で知られる同氏が、今後どのように割安株を発掘するのかという点だ。 そしてもう1つ、バフェット氏自身、株価がそれほど割安ではないことを認めている米鉄道大手バーリントン・ノーザン・サンタフェ(BNSF、BNI)に対し、なぜあえて自身にとって過去最高額となる規模の買収を仕掛けたのかも、大きな疑問だ。 また、今後に関するおそらく最大の謎は、バフェット氏が退いた後のバークシャーがどうなるのかという点だ。バークシャーの会長兼CEO(最高経営責任者)であるバフェット氏は、健康状態は良好と見られるものの、2010年8月30日で80歳を迎える。 こうした疑問があっても、バークシャーの株価が堅調であれば、投資家が大きな不安を抱くことはなかったかもしれない。過去22年のうち15年、バークシャーの株価は米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種株価指数を上回る成績を収めてきた。 だがここ数年、バークシャーの株価は低迷している。2008年、バークシャー株は32%下落。2009年は値上がりしたものの、上昇率は2.7%にとどまり、S&P500の上昇率を20ポイントも下回った。 バークシャーの信頼低下に拍車をかける出来事として、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2009年4月、バークシャーの信用格付けを最上位のトリプルAから格下げした。また、BNSF買収にともなう債務増で、バークシャーはS&PのトリプルA格付けも失う恐れがある。
2009年11月、保険や小売、電力、製造などの事業部門を傘下に持つバークシャーは、260億ドル(約2兆4000億円)でBNSFを買収すると発表。この買収とともに、バフェット氏はバークシャーの特異な株式構造を正常化させようと企てた。1月20日にバークシャー株主の賛同が得られれば、現在1株3320ドル(約30万円)の値をつけている同社のクラスB株式(BRK/B:US)、通称「ベビー・バークシャー」は50分の1に株式分割され、同株はより手頃な、投資しやすい価格で取引されることになる。 とはいえ、バークシャーと他社の最も顕著な違いは、その株価の高さではなく、バフェット氏の存在そのものだ。経営難の繊維メーカーだったバークシャーを様々な事業部門を傘下に持つ巨大複合企業に転換させたバフェット氏は、依然、同社の経営の舵取り役にしっかりと留まっている(同氏はこの記事に関する取材には応じなかった)。 バークシャー株を保有する米資産運用会社ティルソン・キャピタル・パートナーズのマネジングディレクター、ホイットニー・ティルソン氏は、バフェット氏は少なくとも今後5年間、バークシャーの指揮を取り続けると見ている。「バフェット氏は同社の経営に熱意を示しているし、これまで以上に優れた手腕を発揮している。同氏は齢を重ねるとともに、その能力をさらに向上させている」(ティルソン氏)。 米投資顧問会社アメリカン・マネー・マネジメントのマネジングディレクター、ガブリエル・ウィズダム氏も、「誰もバフェット氏のような投資はできない」と賛辞を送る。 こうした評価は、高い投資利益をもたらすバフェット氏の運用能力や株式発掘の優れた手腕だけに向けられているのではない。世界で最も著名な投資家として、金融危機のさなかに政治家や米ウォール街幹部などから支援や助言を求められた同氏の信頼の高さも、重要な評価対象だ。 バークシャー株を投資ポートフォリオに組み込んでいるウィズダム氏は、「バフェット氏の知名度や評判の高さゆえ、同氏の投資機会が広がる」と語る。 だが、バフェット氏が退任すれば、バークシャーは会社の顔を失うことになる。
一部の市場関係者は、バークシャーの株価には「バフェット・プレミアム」が大きく上乗せされており、バフェット氏の退任で同社の株価は急落する恐れがあると懸念する。 ポートフォリオにバークシャー株を組み込んでいる米資産運用会社グリフィン・アセット・マネジメントの運用責任者、ダグラス・ファミグリエッティ氏は、「バフェット氏が退任したり、他界するようなことがあれば、バークシャー株は苦境に立たされるだろう」と語る。とはいえ、ファミグリエッティ氏は、経営良好な事業を傘下に持つバークシャーが成長を続ける可能性もあると指摘する。 一方、米資産運用会社ウエストリッジ・ウェルス・ストラテジーズの創業者兼CEO(最高経営責任者)のロバート・チェイニー氏をはじめとする市場関係者は、バークシャーの株価にバフェット・プレミアムが織り込まれているとの見方には否定的だ。チェイニーCEOは、バークシャーの株価は1株当たり純資産と比較して、妥当な水準にあると見ている。 チェイニーCEOはバフェット・プレミアムを否定する一方で、別の問題を指摘する。同CEOは、いずれバフェット氏が退任することは織り込み済みなのに、「なぜ後継者人事がもっと明確に示されないのか」と疑問を投げかける。 一部の観測筋は、バークシャー株の先行き不透明感の解消のためにも、2010年中にバフェット氏の後継人事が発表になると予想している。 BusinessWeekは市場関係者に対し、バフェット氏の今年の課題は、ほかにどのようなものがあるかと尋ねた。 ウィズダム氏は、取り組むべき課題はそれほどなく、BNSF買収が「バフェット氏の投資家としての最後の大型案件になるだろう」と語る。「既に財産を築いているバフェット氏が、安全な投資を心がけていることは明らかだ」(ウィズダム氏)。
バークシャー株を保有する米資産運用会社ブレッド・アンド・バター・ファンド(BABFX)の運用責任者、ジェームズ・ポットクル氏は、BNSFの買収案件が一段落するには、しばらく時間がかかるかもしれないと語る。ポットクル氏によれば、バリュー投資戦略で割安株を狙うバフェット氏にとって、現在の「適正価格」の市場では、狙い目の投資対象が少ないという。「今年、バフェット氏はあまり目立つ行動をしないのではないか」。 ティルソン氏は、大規模化したバークシャーで、バフェット氏は業績に重大な影響を及ぼす大型投資案件にかかりきりになり、ほかの投資を行う余裕はなくなると見ている。ティルソン氏は、バフェット氏が2010年に新たな大型案件に乗り出すことはなく、BNSFの買収後は、バークシャーの最高格付けを取り戻すため、財務状態の改善に力を注ぐと予想する。 それでも、金融危機の際に見られたように、機会があればバフェット氏が投資に乗り出すことも十分に考えられる。そして、2010年に同氏が投資を増やすのではないかと見られているのが、商業不動産の分野だ。 米投資顧問会社ハドソン・キャピタル・マネジメントのティモシー・パーカー社長は、 「商業不動産の賃貸料は下がり、空室率が上昇していることから、投資機会が大きく広がっている」と語る。不動産物件の保有者は苦境に立たされており、「バフェット氏が積極的な投資に打って出て、不動産関連資産を増やす可能性も十分考えられる」 (パーカー社長)。 ポットクル氏によれば、バフェット氏が商業不動産分野への投資に乗り出す場合、バークシャーと米投資会社リューカディア・ナショナル(LUK)との合弁会社バーカディア・コマーシャル・モーゲージを通じて行われる可能性が高いという。
バークシャーが米証券取引委員会(SEC)に提出した開示文書によれば、バフェット氏は金融危機の最中、米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿した論文で自ら提唱した通り、市場が急落した2008年末から2009年初めにかけて株を買い増した。同氏は米石油大手エクソンモービル(XOM)やスイスの食品大手ネスレ(NSRGY)の株式をポートフォリオに加え、米銀大手ウェルズ・ファーゴ(WFC)や米小売大手ウォルマート・ストアーズ(WMT)の株式を買い増した。 それでも、バフェット氏があまり多くの株式を買い増しせず、昨年3月に始まった株価反騰局面でもそれほど恩恵にあずかれなかったことを意外と受けとめる向きもある。 ウィズダム氏は、「バフェット氏は積極投資に打って出て、株式を大量購入したわけではない」と語る。バフェット氏はそれほど多くの株は買わず、11月のBNSF買収の資金を温存していた。 バフェット氏は株式市場での自身の次の動きについて、手の内を明かさないよう慎重に行動している。だが観測筋は、去年の同氏の投資先を分析して、2010年の動きを探ろうとしている。 バークシャーは既に金融業への関与を強めており、傘下の保険部門を強化したほか、米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(AXP)やウェルズ・ファーゴ、ゴールドマンなどの株式保有も増やしている。 そのため、バフェット氏は現在、金融分野以外に目を向けているとも考えられる。ファミグリエッティ氏は、「バフェット氏が医療分野への関与を拡大したとしても不思議ではない。医療分野の株価は比較的値ごろで、投資収益や配当が見込める。この分野を狙うのは極めて有意義だ」と話す。 米日用品・医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J、JNJ)に対するバークシャーの持ち株比率は既に1.3%に達している。また、持ち株比率はこれより低いものの、バークシャーは、米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)や米医療機器大手ベクトン・ディッキンソン(BD、BDX)、仏製薬大手サノフィ・アベンティス(SNY)、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)の株式も保有している。
バフェット氏が危機や時流に即した戦略を取ることはまれで、同氏の次の一手を予測するのは難しい。 多くの市場関係者にとって、バフェット氏のBNSF買収は予想外の行動だった。市場にはBNSFよりも割安と思える投資対象がたくさんあるからだ。だが、ティルソン氏は、「バフェット氏のBNSF買収は、50年後や100年後を見据えたものだ。同氏は、BNSFをずっと傘下に保有するつもりなのだろう」と語る。 だが、バフェット氏にとって2010年の最大の課題は、バークシャーの株価を回復させることでもなければ、ゴールドマンへの出資のように、儲かるが、それほど大型ではない投資案件を見つけることでもない。最大の課題は、残り数年間と見られるバフェット氏の在任期間中に、同氏退任後もバークシャーが長期にわたって繁栄できる体制を築くことだ。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |