Leap/Europe2020　GEAB N°40
Global Europe Anticipation Bulletin(GEAB)　December 16, 2009
http://www.leap2020.eu/GEAB-N-40-is-available!-Spring-2010-A-new-tipping-point-of-the-global-systemic-crisis-When-the-slip-knot-around-public_a4093.html

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[2回]

上記リンクは、
「Leap/Europe2020　GEAB 40号」です。

A new tipping point of the global systemic crisis
2010年は、グローバルシステムクライシス（危機）の新しい転換点
When the slip knot around public deficits is going to strangle Western states and their social security systems
公的負債によるしめ縄が、米と西洋の社会保障システムを絞め殺すだろう

LEAP/E2020 believes that the global systemic crisis will experience a new tipping point from Spring 2010.
LEAP/E2020は、グローバルシステムクライシス（危機）が2010年「春」から
新しい転換点（インフレが始まる）になると予測しています。

Indeed, at that time, the public finances of the major Western countries are going to become unmanageable, as it will simultaneously become clear that new support measures for the economy are needed because of the failure of the various stimuli in 2009 (1), and that the size of budget deficits preclude any significant new expenditures.
今日まで主要な西側諸国の国家財政は手に余るようになるでしょう。
2009年の経済支援法案の多くが失敗(1)しているからであり、
加えて、財政赤字が大きく新たな支出が望めないことが明確になるでしょう。

If this public deficit « slip knot » which governments gladly placed around their necks in 2009, refusing to make the financial system pay for mistakes (2) is going to weigh heavily on all public expenditure, it is going to particularly affect the social security systems of the rich countries in always impoverishing the middle classes and the retired, and setting the poorest adrift (3).
金融システムに誤り(2)を償わせるのを拒否して、
2009年に各国政府が自発的に通した真綿で首を絞めるような赤字で、
公共支出に覆いかぶさる。この結果、特に先進国で中間層や定年退職者、
社会的に弱い人々(3)を特に混乱に陥れるでしょう。

At the same time, the general context of the bankruptcy of an increasing number of states and other authorities (regions, provinces, federal states) will entail a double paradoxical event of increasing interest rates and the flight out of currencies towards gold. In the absence of an organised alternative to a weakening US Dollar and in order to find an alternative to the loss in value of treasury bonds (in particular US ones) all central banks will have, in part, to « reconvert to gold », the old enemy of the US Federal Reserve, without being able to state the fact officially.
同時に、多くの国や地方と他の当局(領域、州、連邦)で債務超過や倒産が
増加することで、２つの矛盾する現象、つまり金利の上昇と通貨からゴールドへ
逃避が起きるでしょう。綿密に練られた代替案が米にない以上 ドルは凋落し、
他の選択肢を探した結果、米国債の減価が起きます。
世界中の中央銀行はゴールドへ転換するが、
FRBは公式にはそのことが宣言できない。

The bet on recovery having been, at this point, totally lost by governments and central banks (4), this Spring 2010 tipping point is thus going to represent the beginning of the huge transfer of 20,000 billion USD of « ghost assets » (5) in the direction of the social security systems of the countries which have accumulated them.
政府も、中央銀行(4)も復活への挑戦をしているがそれができず、
その結果、2010年の春にはインフレ転換点と20兆ドルの≪幽霊資産≫(5)が
社会システムへ移動し始める兆候が現れ始めるでしょう。

In GEAB N°40, the LEAP/E2020 team develops its anticipations on these various subjects, whilst also giving a detailed appraisal of its 2009 anticipations which achieved an overall success rate of 72% (6). Finally our researchers unveil their recommendations regarding this month in particular: commercial real estate, currencies and expatriates’ revenues.
GEAB N°40では、2020LEAP/Eのチームがこれらについて議論を深める。
2009年の予測評価は総合評価で７２％を実現した。
最後に調査官が今月のアドバイスをしたいと思います。
今月は特に商業用不動産、通貨と海外での収入についてです。

･･･って事で、ここからは、2chの有志の方が要約されていたのを、
見つけましたので転載させて戴きます。

№39で取り上げたとおりの国家破産：
ドバイやギリシア、米英の負債に関する悪い報告、EUが負債に
立ち向かいなど各国の負債がどうにもならないことがニュースをにぎわせた。
ある人にとっては大してことではないのに、ほかの人には難儀な例として
今回はギリシアのことを取り上げる。

ギリシアの例は以前33号で伝えた「危機は東欧から」と同じことで
根拠がないウォールストリートやシティの思惑だ。
ギリシアの公的金融はまったく問題がない。
ギリシアに対する想定が過剰すぎる一方で、この危機が示すところは
関連する公的負債に緊張をもたらすアメリカやイギリスにとってはアキレス腱だ。

まずほかの国がぼろぼろでEUにしがみつこうとしているのに
ギリシアはそのまま1982年以来、EUの潤沢な資産を使っているのに、
国内の近代化を促進することはなかった。
GDPの3%をブリュッセルから頼るほどで、近代化の問題が形になるのは
時間の問題だった。

ギリシアはEUの2.5％のGDPにすぎず、カリフォルニアの12％に
およばない。まったく危機ではない。
アメリカのほうが危機だが、こういった問題の時にはEUの
やばい国リストをつくる。アメリカのほうが大丈夫だと思わせるためだ。
合衆国はドルを刷りまくり、米国債の買い上げをやめれば技術上は破綻している
多くの州で2010年あるいは2011年にデフォルトするのではないかとおびえている。

EUは金の備蓄も、貿易黒字もあり、何より中央銀行が不良資産を
抱えていない（FEDは18ヶ月以上抱えている）
だからギリシアの問題はたいしたことなく、むしろ2年で45％増加した
49.5兆ドル以上の米国債のほうが爆発寸前である。

格付け会社はリーマンショックもサブプライムもドバイも予測できない
米英に依存した機関が米英の金融をたたけるわけがない。
そんな格付け会社も論調がかわっており、うまくやってトリプルAを維持しろと
言い出している。根拠を探し出したらかなりまずい兆候だ。

ギリシアの問題は3つのポジションをとる
例外的なギリシア
EUの一部としてのギリシア
だが両者を同時扱えない
なぜなら弱く孤立したギリシアとそんな孤立したギリシアから影響されて
弱くなったEUは存在しないから
ギリシアは金融情報の操作をしようとしている
それはEUの改革を促進させる
そんなことをすればEUの経済指標のでっち上げを促進し、結果として
さらに悪くなる
だがギリシアのやるようなことに従うものはいないだろう