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2009 12,05 08:00 |
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1万円付近の値固め、円安進行ならSQに向け上値試す展開も 来週の東京株式市場は1万円付近の値固めとなる見通し。海外勢の買いがいつまで続くかが焦点だが、政府や日銀の政策で下値不安は薄らいでいる。米雇用統計を無事に通過し、円安が進めばメジャーSQ(特別清算指数)算出にむけて上値を伸ばす可能性もある。ただ日本のファンダメンタルズが大きく好転したわけではなく「天井」はそれほど高くないとの声も多い。 日経平均の予想レンジは9800―1万0200円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
<いつまで海外勢の買いは続くか> 海外勢のポジション巻き戻しがいつまで続くかが株反発の持続力を占うポイントになる。日銀の新型資金供給オペ導入をきっかけに、円安・株高が進んでいるが、日本の成長性といったファンダメンタルズへの評価が好転したわけではない。政府・日銀の政策でデフレを止めることができるのかは不透明だ。個人投資家は大台到達後、戻り売りを強めており一段高には海外勢の買いが不可欠といえる。 大和証券SMBC金融証券研究所・投資戦略部部長の高橋和宏氏は「現物の長期ポジションを組むような海外投資家が大きく買いに動いた感じではない。トレンドフォローの短期筋がどこまで買いを続けるかが注目だ」と話す。
ただ、みずほインベスターズ証券・エクイティ情報部長の稲泉雄朗氏は「米国がドル安による企業業績の回復を密かに歓迎しているならばドル安・円高の流れは続くだろう」と指摘する。そのうえで「日本株の主力である輸出企業の業績は円高が圧迫し低迷する可能性がある。ただ同時に潤沢な流動性を背景にした金融相場色が強まるとみられ、流動性の高い大型株には資金が流入するだろう」との見方を示している。
政府・与党は4日、2009年度第2次補正予算を含む経済対策の策定に向けて断続的に協議を行ったが、対策規模をめぐって国民新党の亀井静香代表(郵政・金融担当相)との折り合いがつかず閣僚委員会の開催を延期した。 亀井代表の要求は予算額の上積みとみられ、株式市場にとっては大きな不安はないが、財政規律への不安が強まるようだと金利上昇を通じた悪影響が懸念される。 また共同通信によると、経済対策の事業規模は24兆3000億円と過去の経済対策と比べてもそん色ないが、歳出をともなう「真水」は7─8兆円程度。35兆円といわれる需給ギャップとはかい離がある。 市場では「株価は過度な悲観を修正する形で反発したが、日本のファンダメンタルズが何か変わったわけではない。株価の上値はそれほど高くないだろう。追加経済対策は株価反発の過程である程度織り込まれてきている。発表で材料出尽くしとなる可能性もある」(国内投信ファンドマネージャー)との声が出ていた。
米主要マクロ指標の発表は週末11日の11月米小売売上高と12月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値程度で、日本市場では織り込めない。一方、11日には11月の中国の主要経済指標発表が予定されており注目だ。 日本では8日に11月景気ウォッチャー調査、9日に7─9月期国内総生産(GDP)2次速報、10日に10月機械受注が発表される。11日には来年度税制改正大綱が示される予定だ。 PR |
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