2024 11,23 21:04 |
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2009 11,21 08:00 |
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来週の株式市場、外部環境が落ち着けば短期リバウンドも 来週の東京株式市場は下値固めの展開となりそうだ。デフレの深刻化が懸念される中で民主党の政策運営に対する不透明感は残るものの、株価の下押し要因となってきた需給悪化に絡む材料はある程度織り込みが進んだとみられている。 引き続き米国株や為替などの影響を受けやすいが、これらの外部要因が落ち着けば、売られ過ぎの反動でいったん自律反発に転じる可能性もある。 日経平均の予想レンジは9200―9800円 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
20日の株式市場で日経平均は4日続落し、終値で約4カ月ぶりに9500円を割り込んだ。日本株が低迷している要因としては、1)「ドルキャリー取引」の復活による円高進展リスク、2)増資ラッシュによる需給悪化懸念、3)PERなどバリュエーションの割高感、4)民主党の政策運営に対する不透明感――などを指摘する声が多く、11月第4週(24―27日)もこうした株価圧迫要因は簡単に消滅しそうもない。 政府は20日大引け後に発表した11月の月例経済報告で、日本経済がデフレ状況にあることを正式に認定した。政府による「デフレ宣言」は2006年6月以来、3年5カ月ぶり。経済閣僚が相次いでデフレ懸念を表明していたことなどもあり、サプライズはないが、「日本経済全体の弱気ムードを誘う。第2次補正予算の増額など具体的な対応がなけれ株価の重しになる」(大手証券)とみられている。 三菱UFJ証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏は「鳩山首相の政策の軸がややブレてきた印象を受ける。財源の問題でマニフェスト(政権公約)を見直す必要があるなら明確に説明する必要がある。はっきりしない間は不透明感が残る」という。
民主党の政策運営は引き続き懸念材料だが、足元の株価にとって最大の圧迫要因でもあった需給懸念はやや後退してきた。「メガバンクの増資に関してはアク抜け感が出ていないが、織り込みは進んだ。決算を控えたヘッジファンドの換金売りも一巡しつつある。複数のテクニカル指標が売られ過ぎを示していることもあり、目先は自律反発もあり得る」(日興コーディアル証券エクイティ部部長の西広市)との見方が出ている。 スケジュール面では米国の住宅関連指標の注目度が高い。23日に10月中古住宅販売、24日に9月ケース・シラー住宅価格指数、25日に10月の新築住宅販売が発表される。18日に発表された10月米住宅着工の落ち込みで米景況感にかげりが出ただけに、住宅指標の結果と米株価に与える影響は注視する必要がある。25日には10月米個人所得と個人支出も発表される。「クリスマス商戦入りに向け米経済統計で市場の雰囲気が変われば、株価持ち直しのきっかけになりそうだ」(大和証券SMBC投資戦略部部長の高橋和宏氏)との期待感も出ている。 PR |
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