2024 11,25 08:16 |
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2009 10,17 10:00 |
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明日の戦略-小幅続伸 来週は波乱含みの展開か 16日の東京市場は続伸したが、上値の重い展開となった。 日経平均は朝方の買い一巡後は伸び悩み。後場下げに転じる場面もみられたが、大引けにかけて押し目買いが入り、プラス圏へ浮上した。一方、TOPIXは終日軟調で、小幅反落となった。大幅続伸したファーストリが日経平均を32円押し上げており、これがなければ、日経平均も反落していた。東証1部の値下がり銘柄数は993(全体の55.3%)に達し、規模別株価指数はすべて下落。ソニーなど国際優良株の一角が堅調だったものの、直近上昇が目立った鉄鋼などが利益確定売りに押された。また、JALが大幅続落したほか、メガバンクや損保など金融株の下げが目立った。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
【来週の見通し】 波乱含みの展開となりそうだ。世界各国の株式市場が年初来高値圏で推移するなか、東京市場の出遅れ感が強い。日経平均に続き、TOPIXも25日移動平均を奪回すると、戻り歩調を強めると思われる。とはいえ、再び円高が進行するなど、外部環境が悪化すれば、日経平均の10000円割れもありうる。また、今年と経済環境などが酷似している1993年の値動き(10月4週から株価急落)も気掛かり。1993年は2009年同様に金融不安が一巡して、日経平均が底入れ。政府の景気下げ止まり宣言や政権交代もあった。だが、天候不順(冷夏)や円高などが企業収益や個人消費に打撃と半から失速。日経平均の水準も、1993年が20000円台での攻防、2009年は10000円台の攻防で似ている。足元では、米マクロ指標や決算発表を受けて景気に対する楽観する見方は強まっているが、国内では15日にまとまった2010年度予算の概算要求で、新車買い替え補助制度や「エコポイント」制度の延長が明確になっておらず、景気腰折れへの懸念が再燃する可能性を否定できない。 イベント面からみると、国内ではコンビニ、スーパー売上高などの統計はあるが、厳しい数値となりそうだ。22日にはWINDWS7が発売されるため、PC関連の動向が注目されよう。また、週末には幕張メッセで東京モーターショーが開幕する。世界的な不況で海外の主要メーカーが相次ぎ参加を見送るなか、国内各社はハイブリッド車や電気自動車、超低燃費のガソリン車など多様な次世代エコカーを出展する見通し。環境に配慮したエコカーの登場で、再びリチウムイオン電池関連などが脚光を浴びる可能性もありそうだ。海外では、米国で住宅関連、中国で7-9月GDPなど重要な経済統計が多い。日米の半導体BBレシオが発表され、半導体関連の動向にも注目される。決算発表では、国内がKDDI、米国はマイクロソフに関心が集まりそうだ。
堅調な展開をみせた。日経平均は約2ヵ月半ぶりとなる5日続伸を記録すると、15日は大幅高となり3週間ぶりに25日移動平均を奪回した。米国市場の動向が追い風となった。インテル、JPモルガンなどが市場予想を上回る決算を発表したほか、9月米小売売上高が想定よりも悪化しなかったことを受けて、景気に対する楽観論が強まった。NYダウは約1年ぶりに心理的な節目の10000ドルを回復したほか、ナスダック指数、SOX指数、商品相場(原油、金など)も相次いで高値を更新した。国内では、9月首都圏マンション販売が前年同月比26.2%増の3063戸と25ヵ月ぶりに増加へ転じ、マンション契約率も73.9%と好不調の分かれ目とされる70%も上回り、話題を集めた。
商品市況高を背景に資源関連が軒並み高となった。特に鉄鋼株は、2010年の世界鉄鋼需要が今年度比9.2%増との見通しや、相次ぐ投資判断の引き上げなどを受けて、商いを伴って上昇した。また、円高一服や米国株高を背景に国際優良株にショートカバーが入ったほか、首都圏マンション販売が約2年ぶりにプラスに転じたことを受けて不動産株も堅調だった。その一方で、内需ディフェンシブ系は換金売りに押される銘柄が多かった。また、JALの経営再建問題で空運や銀行株が急落したほか、野村HDは公募受渡日の到来で利益確定売りに押された。
国内では、8月第三次産業活動指数、10月地域経済報告、新型インフルエンザの国産ワクチンの接種開始〔費用は一律6150円〕(19日)、9月コンビニ売上高、9月日本製半導体製造装置BBレシオ、ゲーツ米国防長官来日(20日)、民主党の小沢幹事長とルース駐日米大使が会談の見通し(21日)、9月貿易収支、8月全産業活動指数、9月全国スーパー売上高、Windows7発売(22日)、東京モーターショー〔幕張メッセ~11/4〕、DWTIが新規上場(23日)などが予定されている。 決算発表は、TAIYO(19日)、総合メディカル(20日)、日本鋳造、KOA、SPK、キヤノン電子(21日)、NTTDIM、石塚硝子、東京製鉄、MrMax、
決算発表は、マクドナルド、フィリップモリス、トラベラーズ・カンパニーズ、ユニオン・パシフィック、メルク、3M、アムジェン(22日)、マイクロソフト、ハネウェル(23日)などが行う予定。 提供:株式会社T&Cフィナンシャルテクノロジーズ PR |
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