2024 11,24 10:27 |
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2009 10,10 10:00 |
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明日の戦略-大幅続伸で10000円回復 来週も戻りを試す展開に期待 9日の東京市場は大幅続伸。日経平均は10000円の大台を回復した。業種別では、その他金融、証券商品、その他製品、精密機器、鉄鋼などが値上り率上位。その一方で、電気・ガス、空運、パルプ・紙、食料品、陸運などが軟調に推移した。売買代金上位は、野村HD、トヨタ、任天堂、三菱UFJ、ファーストリテ、三井住友など。 日経平均は朝方の買い一巡後に伸び悩む場面もみられたが、後場は先物主導で上げ幅を拡大。高値引けとなり、9月30日以来となる10000円の大台を回復した。米国株高、円高一服に加え、長期休場明けの中国市場の上昇も追い風となった。東証1部の値上がり銘柄数は1018(全体の60.4%)に達し、規模別株価指数はすべて上昇。ノンバンク、証券など金融株が大幅高となったほか、円高一服で国際優良株、商品市況高で資源関連が上昇した。その一方で、電力、私鉄など内需ディフェンシブ系が軟調となり、安値更新する銘柄も散見された。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
【来週の見通し】 戻りを試す展開を期待したい。今後の相場を占う意味で注目された、日経平均の週末終値は10月限SQ値(9913円)を上回り、9月末以来となる10000円の大台を回復した。SQ値を上回ると翌週以降の相場が堅調に推移するというアノマリーがあるだけに、来週の相場は期待が持てそうだ。25日移動平均(10157円)の奪回が課題となろうが、これをあっさり上回ってくると心理的な節目の10500円台回復も視野に入ってこよう。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は70.35で、依然として「売られ過ぎ」と目される70近辺にある。過熱感はなく、買い安心感がある。ただ、為替相場の動向には注意したい。原油決済としてドル以外が検討されるなど、ドルの基軸通貨としての地位が揺らぎだしているため、円高が進行する可能性が高そう。9月日銀短観で大企業製造業の想定為替レートが94.50円に設定されており、1ドル=87円台に突入すれば警戒感が強まりかねない。 イベント面からみると、米国市場の動向に一喜一憂しそうだ。日本の主力企業の2Q(7-9期)決算発表は7月下旬からスタートするが、米国では一足先に主力企業の四半期(7-9月期)決算が本格化を迎える。今週のアルコアを皮切りに、来週はインテル、ノキア、グーグル、GE、JPモルガンチェース、シティ、ゴールドマンなど、主力株の決算発表が相次ぐ。特にインテルは半導体業界のみならず、ハイテク全体への影響度が大きいだけに、足元の実績および今後の見通しにも注目したい。また、金融機関に決算発表も多い。収益動向はもちろんだが、FRBが商業用不動産向けの金融機関の融資状況について調査を開始している模様で、商業用不動産向け融資の実態なども注目されそうだ。
堅調な展開をみせた。日経平均は週初に3週間ぶりとなる9700円割れの場面もあったが、週半ばから切り返し。週末には大幅高となり10000円の大台を回復。10月限SQ値(9913円)をも上回った。米国株式相場の上昇が追い風となった。9月米ISM非製造業景況感は50.9(前月比+2.5pt)で着地し、市場予想(50.0)及び景気判断の分かれ目となる50を上回ったことで、景気回復に対する楽観論が台頭。また、豪州が先進国としては金融危機後初の利上げに踏み切ったことも投資家心理の改善に繋がった。ただ、産油国などが原油取引決済のドル以外も検討しているとの報道により、急速に円高が進行。企業業績に対する警戒感も燻った。増資に対するアレルギー反応にも変化がみられた。マツダが財務体質の強化と環境対応車などの開発資金調達のために公募増資に踏み切り、野村の公募価格が決定すると、両社ともに商いを伴って上昇した。マクロ指標では、8月の景気動向指数が5ヵ月連続で改善、9月景気ウオッチャー調査は2ヵ月ぶりに改善、8月機械受注も2ヵ月ぶりに増加。足元で悪化を示す指標が多かっただけに、安心感を誘った。
資源関連の上昇が目立った。NY金が昨年3月17日につけた取引時間中の最高値を更新したことや、米アルコアの好決算を受けて、非鉄、大手商社などに短期資金が向かった。また、バルチック指数の上昇や投資判断の引き上げなどを背景に海運株も値を飛ばした。金融株のショートカバーも続いた。返済猶予(モラトリアム)制度に関して、損失分を肩代わり・不良債権基準を緩和するなどの報道などが追い風になった。また、日経平均の10000円台回復で証券会社も軒並み高となったが、特に公募価格が決定した野村は商いを伴って上昇した。その一方で、内需ディフェンシブ系は換金売りに押され、電力、私鉄などで安値更新する銘柄が相次いだ。ただ、9月の既存店売上高が絶好調だったファーストリは急騰し、投資家の注目を集めた。
国内では、東京市場休場〔体育の日〕(12日)、9月マネーストック、ESPフォーキャスト調査、日銀金融政策決定会合〔~14日〕(13日)、9月企業物価指数、9月首都圏マンション販売、9月消費者態度指数、白川日銀総裁定例記者会見(14日)、8月鉱工業生産確報、10月金融経済月報、2010年度予算編成に関する新たな概算要求の再提出期限(15日)、初の京都・大阪版「ミシュランガイド」発刊(16日)などが予定されている。
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