『宇治茶まつり』（京都の休日９１）

茶どころ宇治に最もふさわしい年中行事「宇治茶まつり」は、
昭和7年より毎年10月第1日曜日の朝から終日、宇治川畔一帯で開催されます。

　これは、初めてお茶を中国より日本に伝えた明庵栄西禅師と、
宇治に茶園を開いた明恵上人、茶道の始祖千利休の三恩人への報恩感謝、
かねては茶業功労者の遺績を追慕するとともに、
宇治茶の隆盛を祈願するためのゆかしい行事です。

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今年の『宇治茶まつり』は本日、１０月４日です。

■ 宇治茶まつりの流れ

◆名水汲み上げの儀

昔、豊臣秀吉が宇治川の水を汲んで茶会を開いたことから、
宇治橋「三の間」からシュロ縄につるした釣瓶で清水を汲み上げ、
これを竹筒に移し、当時を想わせる衣装に身をつつんだ行列により、
献茶の行われる右岸の興聖寺に大切に運びます。

◆茶壷口切の儀

行列によって名水が興聖寺本堂に運ばれると、「茶壷口切の儀」が行われます。
今年摘まれた新茶を入れ、この茶まつりの日まで封をし仏前に供えられていた
茶壷の口を切り、それを石臼で抹茶に仕上げ、汲み上げた三の間の名水を
使ったお湯でお茶を点て、茶祖に献茶し、栄西禅師開基の京都・建仁寺の
読経がおこなわれます。
この「茶壷口切の儀」を観るために、毎年全国から多くの観光客や、
茶業を営む方が宇治に来られます。

◆茶筅塚供養

「茶壷口切の儀」の式典後、興聖寺山門前の茶筅塚で、
使い古した茶筅の供養法要が営まれます。
こうして、ここ宇治では、70年以上にわたり、
宇治茶の歴史における先人への感謝と、
これからの宇治茶のさらなる発展への祈願を込めて、
毎年おごそかに行われております。

 
■場所： 宇治橋・興聖寺
■アクセス： 京阪電車「宇治」駅 
■茶まつりに関するご質問は宇治商工会議所へお問い合わせください。
■TEL 0774-23-3101
チケットを購入すれば参列することも可能です。

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　ワタシの母は裏千家のお師匠さん（教授）で、
毎年、仲の良い人たちと揃って行っていたのですが、
昨年から病気を患い行けなくなって寂しい思いをしています。

いやぁ～それにしても、この「お茶」仲間って凄い面子が
揃っているんですよねぇ～･･･

母の友人なので余り言うと色々とバレちゃいますので言えませんが、
過去にはあの「笹川良一」氏の奥様等もいらっしゃいました。
既に数年前に永眠されましたが、とても品のある楽しいお婆ちゃんでした。
合掌。