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2009 09,17 20:01 |
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09年基準地価、3大都市圏は4年ぶり下落 国土交通省が17日発表した2009年7月1日時点の都道府県地価調査(基準地価)は、全国の住宅地・商業地を含む全用途平均で前年比4.4%下落し、昨年より下落幅が拡大した。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
商業地は全国平均で5.9%下落し2年連続の下落。昨年の0.8%の下落から下げ幅が大きく拡大した。住宅地は4.0%の下落。18年連続で下落するとともに、前年の1.2%下落から下げ幅も拡大した。 このうち東京・大阪・名古屋の三大都市圏は商業地が8.2%下落、住宅地は5.6%下落し、ともに4年ぶりに価格が下がった。各圏域の都心部では、景気悪化、投資・融資環境の変化、オフィス空室率の上昇、賃料下落など、不動産市況の悪化を背景に需給の調整が行われ、ブランド力のある地域、高級住宅地域、高度商業・業務機能集積地域も含めて下落に転じる地点が増加した。 全国の商業地・地価でトップの「中央区銀座2─6─7」の明治屋銀座ビルが 東京圏の住宅地は、東京が4年ぶりに、埼玉県や千葉県、神奈川県でも3年ぶりに下落。ここ数年高い上昇を示してきた区部都心部および南西部は、景気悪化等により不動産需要の減退が顕著となったことから、2ケタの下落となった。商業地でも、都区部が昨年の5.0%上昇から12.0%の下落に転じた。海外高級店の計画撤回などが見られた中央区では、20%程度下落した地点が見られた。政令都市のさいたま市、千葉市、横浜市および川崎市は、4年ぶりに平均で下落した。 大阪圏では、住宅地が前回の1.0%上昇から4.5%の下落に転じた。全ての地点で下落となった。商業地でも前回の2.8%上昇から7.1%の下落に転じ、全ての地域で下落。従来高い上昇を示した北区、中央区の御堂筋を中心とする高度商業地では、不動産ファンドなどによる投資の減少、オフィスの大量供給による不動産市況の先行き不安から、競争力の比較的低い地域を中心に大きな下落となった。 名古屋圏は、自動車産業の大幅減産などによる地域経済悪化の影響が大きく、住宅地が4.2%、商業地は7.3%と、ともに下落に転じた。特に、西三河地域の豊田市、刈谷市は下落に転じ、尾張地域の一宮市、瀬戸市などは下落幅が拡大した。 地方圏は引き続き下落傾向となったが、3大都市圏ほど下落幅が大きくなかった。住宅地は3.4%の下落、商業地は4.9%の下落。ブロック中心都市の住宅地は、札幌市が4年ぶりに、仙台市および福岡市が3年ぶりに下落。広島市は18年連続の下落となった。県庁所在地では唯一、青森市で大規模商業施設開業の影響などにより上昇地点が見られた。商業地でも同様の傾向で、不動産ファンドによる投資減少により下落となったところが目立つ。 今年1月1日時点の公示地価と共通地点を比較してみると、この半年間で下落傾向が緩和していることも明らかとなった。この半年で地価下落が緩和した地点と加速した地点の数を比較すると、東京、大阪、名古屋、福岡などの商業地では明らかに緩和した地点の数が上回った。国土交通省では、景気持ち直しへの期待、在庫・価格調整の進展などが背景とみている。 PR |
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