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2009 08,29 10:00 |
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問題金融機関は416行に拡大=米連邦預金保険公社 米連邦預金保険公社(FDIC)によると、問題があるとして監視対象リストに含まれる金融機関の数は、第2・四半期に416行と、第1・四半期の305行から拡大した。 第2・四半期の金融業界の損益は37億ドルの赤字で、第1・四半期の76億ドルの黒字から転落。不良債権の増加や資産価値の下落に絡む費用計上などが業界を圧迫した。 第2・四半期のFDICの保険資金は20%減の104億ドル。第1・四半期末時点で130億ドルだった。引当金として116億ドルを積み増したことが影響したとした。 ベアーFDIC総裁は声明で、金融業界が困難に直面するなか、経済には回復の兆候が見受けられると指摘。「課題は残っているものの、米経済が再び成長に向かいつつある兆候は増している」と述べ、金融業界は常に遅行的な動きを示すとの認識を示した。 今年に入り接収された金融機関は81行。2008年は25行、07年は3行だった。総裁は「経済が回復を始めたとしても、問題行や破たん行の数は高止まりが続く見込み」と述べた。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
さて、先週書いた「FDIC」問題。
第2・四半期のFDICの保険資金は20%減の104億ドル。 ・・・で、7月だけで24行破綻。 まぁ~6月末時点で104億ドルなんだから、この問題が噴出するのも ・・・って「時間の問題」って言っている案件が山のようにありますねぇ~・・・
ワシントン(ダウ・ジョーンズ)米金融当局は21日、テキサスのギャランティー銀行を閉鎖した。また事業資産をスペインの銀行の米国部門に売却する際にその潜在的損失の大半を負担することにも合意した。 同日には同行を含めて4行が破たん、年初来の銀行破たん件数は81行となった。これは貯蓄貸付組合(S&L)危機以来の記録的数字である。規模別では、ギャランティーは米国史上10番目に大きい破たん銀行になった。 米政府は問題を抱える大手銀行の閉鎖を続けており、21日には中小銀行の3行も閉鎖した。合計の資産規模は9億2700万。米連邦預金保険公社(FDIC)によると、すでに預金保険資金は枯渇しつつあるにもかかわらず、今回の4行の破たんで推定33億ドルの追加コスト負担が生じるという。 FDICがギャランティーの事業の大半を売却した相手は、スペインのバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)(NYSE:BBV)の米国部門であるBBVAコンパス。BBVAコンパスはギャランティーの資産130億ドル相当のうち120億ドル分を買収し、FDICは110億ドル分の潜在損失を負担することで合意した。当局が破たんした銀行を海外銀行の子会社に売却するのは今回が初めて。 FDICは仲介役として、4行いずれの買収契約についても、政府が損失を分担するよう主張した。米国政府は、健全な銀行が破たんした銀行のリスク資産を買収するスキームを奨励しており、年内はさらに進めたいとしている。 ギャランティーは162の支店を持ち、テキサスに本拠を置く独立系銀行の中では最大手の1つ。破たんに至った主な要因は他行が発行した証券への投資の失敗だった。 当局が処理したそのほかの銀行はアラバマ州バーミングハムを本拠とするキャピタルサウス・バンク。FDICは、同行を閉鎖し5億4600万ドルの預金全額と、6億1700万ドルの資産の大半を、ルイジアナア州ラフィーエットのイベリアバンクに売却した。 ジョージア州でも2行が破たん、これで同州での破たん件数は18となった。同州は金融危機の打撃を特に大きく受けており、その動向を当局も注視している。FDICは、ニューマンに本拠を置くファースト・コウェタ・バンクの預金(1億5500万ドル)のほぼ全額、資産(1億6700万ドル)の大半を州内のゼブロンに本拠を置くユナイテッド・バンクに売却した。 当局はまた、インターネット銀行のイーバンクの資産(1億4300万ドル)のほぼすべてと預金(1億3000万ドル)の全額をミネソタ州セント・クラウドに本拠を置くスターンズ・バンクに売却した。スターンズは今年に入り、破たんした銀行を相次いで落札している。 FDICは、将来的に銀行破たん数が増えるとの想定に基づき、より多くの投資家を引き付けるべく、従来とは異なる幾つかのメカニズムを検討している。今週中には、プライベート・エクイティ(PE)投資会社やその他の投資家が、破たんした銀行を買収しやすくなるような政策を承認する見通し。預金と資産を分け、それぞれ異なる企業に売却することで、多くの買い手が配分をうける手法も検討中である。 政府はまた、破たんした銀行の優良債権を一部証券化し、投資家に販売することについても話し合っている。 PR |
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