現在の危機でさらに米銀150─200行が破たんへ＝著名アナリスト
ロイターNEWS　2009年 08月 24日 12:18 JST
http://jp.reuters.com/article/financialCrisis/idJPJAPAN-11142120090824

　著名銀行アナリストである米ロックデール・セキュリティーズのリチャード・ボーブ氏は２３日、現在の銀行危機でさらに１５０─２００行が破たんするとの見通しを示すとともに、米銀が連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）に支払う預金保険料が、２０１０年の税引き前利益の２５％を食いつぶすとの見方を明らかにした。

　ボーブ氏は、銀行システム下支えのため、ＦＤＩＣがますます米国の非金融機関やプライベートエクイティ（ＰＥ）に頼らざるを得なくなる公算が大きいとみている。

　同氏は「現時点で難しいのは、破たん銀行を買収する十分な数の健全な銀行を見つけることだ」と指摘した。

　ＦＤＩＣは２６日に、破たん銀行に対するＰＥの投資に関するガイドラインについて採決を行う。

　ボーブ氏は今年これまでに破たんした８１行に加え、「恐らくさらに１５０─２００行が破たんし」、ＦＤＩＣの預金保険基金にかかる重圧が増すと予想した。

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