5/13『株価材料』PART Ⅱ

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■株価材料

△三菱商事<8058>、特種東海ＨＤ<3708>の筆頭株主に・紙パ事業拡大
三菱商事は11日、製紙業界8位である特種東海ホールディングスの第三者割当増資を引き受け、8.45％出資する筆頭株主になると発表した。特種東海は増資で29億7000万円を調達、段ボール関連製品の生産体制を再編する。三菱商事は昨年、業界6位の北越製紙<3865>にも出資して筆頭株主になっており、紙パルプ事業の拡大を狙う。特種東海は6月8日の増資を実施する予定。三菱商事は現在2.9％の出資比率を大幅に引き上げ、子会社の三菱商事パッケージング（東京・中央）の段ボール原紙販売事業を拡充する。三菱商事パッケージングは、特種東海傘下の明治製紙や東海パルプが製造する原紙を販売している。特種東海は4月に特種製紙と東海パルプが経営統合して発足した。三菱商事は東海パルプの筆頭株主だったが、統合に伴い出資比率は2.9％に低下し、5位株主に後退していた。三菱商事は昨年、北越製紙に約24％出資。三菱製紙や段ボール業界3位のトーモク<3946>にも出資している。
（NIKKEI NET）

▼水銀灯の破片、約26グラムが未回収＝能登地震で落下―北陸電<9505>・志賀原発
北陸電力は11日、能登半島地震の発生後に、志賀原子力発電所（石川県志賀町）2号機の原子炉建屋の水銀灯2個が落下し、これまでに大半の破片は回収したものの、約26グラムが未回収になっていると発表した。

△ホンダ<7267>、中国にハイブリッド車＝少量で近く投入、市場の反応試す
ホンダは11日、中国市場に「シビック」のハイブリッド車を近く投入することを明らかにした。当面はすべて日本からの輸入車とし、中国合弁会社、東風ホンダ（湖北省武漢）の特約ディーラーが販売する。
（時事通信）

△電通<4324>売上高、初の２兆円…ネット広告好調が後押し
電通が１１日発表した２００７年３月期連結決算は、売上高が前期比６・７％増の２兆９３９億円と、初めて２兆円の大台を突破した。経常利益は同８・０％増の７００億円、税引き後利益は１・０％減の３０６億円だった。テレビ、新聞、ラジオ、雑誌の通称「マス４媒体」向け業務は伸び悩んだが、インターネット広告が好調で全体の収益を押し上げた。中でも、インターネット広告専業の子会社「サイバー・コミュニケーションズ<4788>」の売上高は前期比２１・１％増と大きく伸びた。電通の単体決算では、「マス４媒体」合計の売上高は前期比０・７％減の１兆４１０億円にとどまった。これに対し、屋外広告などを手がける「ＯＯＨメディア」事業が１９・２％増の４３０億円、広告製作業務などの「クリエーティブ」事業が１０・１％増の１８８２億円などと好調だった。
（読売新聞）

△ＴＢＳ<9401>　買収防衛策発動は提案せず　６月の株主総会で
楽天<4755>による株買い増し問題でＴＢＳは１１日、６月２８日に開く定時株主総会では、楽天に買収防衛策を発動する承認を求める議案は提出しない方針を固めた。総会では２月に導入した買収防衛策の承認を求めるだけにとどめる。また、三木谷浩史楽天社長ら２人を社外取締役に選任するよう求めた楽天の株主提案には反対意見を表明する。ＴＢＳが買収防衛策を発動する場合、「企業価値評価特別委員会」（委員長、北村正任・毎日新聞社社長）に諮問するが、特別委は、楽天が「乱用的買収者」にあたるかを慎重に検討する見通しで、「６月の定時総会には間に合わない」（ＴＢＳ幹部）と判断した。発動の承認を得るには、その後に臨時株主総会を開くことになる。一方、１１日開かれた企業価値評価特別委は、買い付けの意図などに関する楽天の説明が不十分だったとして、ＴＢＳが楽天に再質問することが了承された。１５日の取締役会で正式に決定し、楽天に質問状を送る。ＴＢＳは先月２７日に楽天に質問状を出し、５月２日に回答を受け取ったが、楽天が最終的に何％まで買い増しを目指しているのかや、これまでの株取得の経緯に関する回答が不明確と判断し、再質問する。

■トヨタ自動車<7203>　ボーナス１万円アップ
トヨタ自動車は１１日、０７年春闘で過去最高の２５８万円で妥結した年間一時金に、１万円程度を上乗せする方針を固めた。０７年３月期決算のうち、単独の営業利益が当初の予想を約２００億円上回る１兆１５０９億円となったため。この金額をもとに一時金の算定をし直した結果、１万円前後の上積みをすることが決まった。

■アデランス<8170>　ＨＰで買収防衛策の導入賛成を求める意見
アデランスは１１日、株主に対し、２４日の株主総会で買収防衛策の導入に賛成することを求める意見を同社のウェブサイトで公表した。筆頭株主の米投資ファンド、スティール・パートナーズが、株主に対して防衛策導入に反対する委任状を勧誘していることに対抗したもの。「株主が不利益を被らないために不可欠」と訴えた。

▼東和銀行<8558>　連結業績予想を下方修正　大幅赤字で頭取退任へ
群馬県を地盤にする第二地銀、東和銀行は１１日、０７年３月期連結決算の業績予想を下方修正し、最終（当期）赤字が２月の前回予想の１３倍となる２７４億円に拡大すると発表した。大幅赤字の責任を取って、増田煕男頭取（６９）は１８日付で退任し、後任には旧大蔵省出身の吉永国光副頭取（６１）が昇格する。　
（毎日新聞）

△ブリヂストン<5108>、長寿命のトラック・バス用オールシーズンタイヤ発売
ブリヂストントラック・バス用オールシーズンタイヤ「Ｍ８９０」を６月１日から順次、発売する。

△ホンダ<7267>、「シャドウ」シリーズに限定色モデル発売
ホンダは、水冷４ストロークＶ型２気筒エンジンを搭載したアメリカンカスタムバイク「シャドウ」シリーズに専用の車体色を施した期間限定受注モデルを発売、６月１０日まで予約を受け付ける。

△ブリヂストン<5108>サイクル、都市生活者向けスポーツタイプ自転車発売
ブリヂストンサイクルは、２０―３０代の都市生活者向けに開発した小径カジュアルスポーツタイプ自転車「マリポーサミニ」を２５日に発売する。

△積水ハウス<1928>、木造シリーズに切り妻屋根採用した新住宅を発売
積水ハウスは４寸勾配（屋根の底辺を１０とした時の縦の長さが４）の切り妻屋根を採用した新住宅「縁（ゆかり）の家」を発売した。木造住宅「シャーウッド」シリーズの新モデル。土間などの積極活用で日本古来の伝統美を取り入れ、高級感を演出した。価格は３・３平方メートル当たり６２万円から。月間５０棟の販売を見込む。

△ヤマハ<7951>、主力グランドピアノ１１機種を８年ぶりモデルチェンジ
ヤマハは８日、グランドピアノの主力「Ｃ」シリーズ１１機種を８年ぶりにモデルチェンジし、６月１５日に発売すると発表した。

△フランスベッド<7840>、外観を損なわずに壁に固定できる耐震家具を発売
フランスベッドはディベロッパーや住宅メーカー、建材店、工務店などを対象に「耐震家具（ＦＢ―Ｍ６）シリーズ」を発売した。独自の取り付け施工により、外観を損なわずにさまざまな壁に固定できる。阪神・淡路大震災と同様の地震波の実験で安全を確認した。

△サッポロビール<2501>、業務用の高級ビールを限定発売
サッポロビールは業務用で販売している高級ビール「エーデルピルス」の発売２０周年を記念し、ビール缶を限定発売する。

△スリーエフ<7544>、高知県で人気の「ぼうしパン」を４週間限定で発売
スリーエフでは高知県での人気の「ぼうしパン」を１６日から４週間限定で発売する。帽子の形をしたパンで、同社によると「高知県内のパン店ならどこでも置いてある、いわば県民食ともいえるパン」という。丸いパンの上からカステラ生地をかけて焼いた。

△トステム（住生活グループ<5938>）、高い断熱性能の玄関ドア発売
トステムは１０日、高い断熱性能を実現した玄関ドア「ディクシード」を発売したと発表した。室内・室外側のアルミ形材で、熱伝導率の低い樹脂製断熱部品を挟むとともに、ドア本体と子扉に空気層１２ミリメートルの複層ガラスを組み込んだ。次世代省エネルギー基準のＩ―Ｖ地域にも適合している。価格は２５万９８７５円（扉の表面材が鋼板仕様で片開きの場合）から。初年度に１５億円の売り上げを目指す。鍵穴部にシャッターをつけた「シャッター付シリンダー」を標準搭載するなど防犯機能を強化した。
（日刊工業新聞）