今日の株式見通し＝もみあい、為替や中国株動向にらみ
ロイターNEWS　2009年 08月 20日 07:55 JST
http://jp.reuters.com/article/jpmarket/idJPnTK029391920090819

　きょうの東京株式市場で日経平均は前日同様にもみあいとなる見通し。

現物の商いが薄く、為替や上海を中心とする中国株など目先の材料に反応する短期筋による先物売買に引き続き振らされる展開が予想されている。

　一方、新型インフルエンザの感染拡大を受けて、関連銘柄の個別物色は続くとみられている。「個別は好調、指数はさえない一日となりそうだ」（国内証券）という。

　日経平均の予想レンジは１万０１００円─１万０３００円。

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　日興コーディアル証券エクイティ部部長の西広市氏は「決算発表が終り、材料に乏しい。
企業業績見通しの上方修正が出てくるのを待っている状態」とみている。

　１９日の米株は続伸となったものの、足元でドル／円が１ドル９４円前後と円高が進んでおり、輸出株などが見送られる公算が大きい。

　一方、１９日の米商品市場で原油先物が急伸したことを受けて、資源や素材関連は物色されそうだという。新型インフルエンザの感染拡大で、感染予防関連の業種や銘柄も引き続き堅調とみられている。

　日経平均は前週の年初来高値更新から一転、さえない動きとなっているが、市場では「５週連続で上昇した後での自律調整。基調は底堅い」（国内投信・投資調査部）との声が出ている。
（ロイター日本語ニュース　石渡亜紀子記者）