今日の株式見通し＝もみあい、為替や上海株にらみつつ値固め
ロイターNEWS　2009年 08月 19日 08:05 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11074520090818

　きょうの東京株式市場で日経平均はもみあいが予想されている。

１８日の米株の反発を受けて高寄りした後は、取引時間中はドル／円や上海株にらみとなりそうだという。

　引き続き、先物の動きが相場を左右するとみられる一方、市場では「１万０２００円割れでは押し目買いが入って、下支えするのではないか」（明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏）との声が出ている。

　日経平均の予想レンジは１万０１００円─１万０４００円。　

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　１８日の米株は反発した。７月の米住宅着工件数は予想に反して３カ月ぶりのマイナスとなったものの、一戸建ては５カ月連続でプラスとなるなど、ファンダメンタルは着実な回復を示している。上海株も製鉄や電力を中心に買われて反発した。

　一方、米原油先物が１バレル７０ドル台を回復。明和証券の矢野氏は「外部環境はいったん落ち着いたが、日米株ともにスピード調整が続く」とみている。大和証券ＳＭＢＣグローバル・プロダクト企画部部長の高橋和宏氏は「きょうの東京は比較的しっかりで、値固めとなりそうだ」と述べた。

　きょうは原油価格の上昇を受けて、資源関連銘柄が物色されるとみられている。トヨタ自動車(7203.T)が三洋電機(6764.T)からハイブリッド車用の電池を調達するとの一部報道を受けて、電池関連もにぎわいそうだ。新型インフルエンザの拡大で、感染予防関連の銘柄も引き続き物色されそうだという。　
（ロイター日本語ニュース　石渡亜紀子記者）