米銀行の融資需要はプライム住宅ローン除き縮小
ロイターNEWS　2009年 08月 18日 06:58 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11053320090817

　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が１７日発表した融資状況に関する四半期調査によると、融資基準を厳格化した銀行の割合が減少するなか、第２・四半期にプライム（信用度の高い借り手向け）住宅ローンを除く主要ローンの需要が縮小した。

　調査は融資担当者を対象に７月１４─２８日に実施。融資基準を厳格化した銀行の割合は４月時点の調査よりも減少した。また、大半の金融機関が融資基準を維持したことが明らかになった。

　米国内銀行の約３０％が商工ローンの融資基準を厳格化した。厳格化した銀行の割合は、４月時点の約４０％、前年１１月時点の８５％から減少した。

　プライム住宅ローンへの需要は拡大したものの、金利が低水準となっていた４月時点と比べ拡大ペースは鈍化。需要拡大を報告した銀行は約１５％と、４月時点の３５％から減少した。

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